garadanikki

日々のことつれづれ 駄目駄目さんのガラクタ日記

旬祭り ~本カワハギの宴

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本日のメインは、本カワハギの刺身。

 

左の銀紙のところに「キモ」が付いてて、それをわさび醤油に溶いて、、、

刺身はそれにつけて食べるんだって。

 

「うめーぞ、やってみろ」

一緒に暮らして30年になるのに、一緒に飯 ( めし ) も食 ( は ) んできたというのに、

どこでそういうこと覚えてくるんだろう。

彼は、私が知らないことを色々知っています。

 

お酒もそう。

ジンも、ウォッカも、ウイスキーも、いろんろな銘柄を知っている。

「これ、うめーぞ」と買ってくるのを、調子に乗って、

「美味しいね、これ、大好きだ」というと、

「覚えてないんだな、もう 2回は飲んでるぜ」とやられる。

 

お酒に関しては、相棒まかせ。

覚えがいいのを良いことに、私はさっさと忘れます。

「うまいの飲ませたって、忘れちまうんだから、張り合いないね」

と言われるけれど、そんなことないわよ。

そのたんびに感動出来るんだから、幸せじゃないの。ねぇ。

 

〆は鯛めし

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練馬 魚市場~旬のラインナップ

本日 ( っても4/2のお話 _(._.)_… ) の旬は「炙り祭」だそうです。

かつおもたこも炙られています。

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どうしようかな、買う? 買わない?

とりあえず、ひとまわりしようか。

 

アサヒガニ、前回買いました。

これ味噌汁に美味しかったです。

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旬には、大きいサイズの刺身盛りもありますが、我が家は2人家族なので、

いつもこのサイズにしています。

チコダイも美味しそう。

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でも、今日は「これにする」と言ってます。

我が家の刺身担当者 ( MOURI ) が。

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ご飯担当 ( Marco ) は、やはり鯛めしにします。

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あとはいつものイワシの丸干しと、チリ産の鮭のカマを購入。

それと「黒カレイ」があったので、それを買います。

 

夕方がむふふん。楽しみ♬

澁澤榮一傳 幸田露伴著

敬愛する幸田露伴先生が、渋澤栄一さんのことを書かれていたので読み始めました。

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例により古本。昭和14年発行。書込み多々あり(笑)

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渋沢栄一といえば、

飛鳥山に行っ青淵文庫、晩香爐、渋沢史料館を見学してきました。

史料館の入口には渋沢さんに等身大 ( ? ) の写真もあったりして、、、

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この写真が等身大だとすると、

ほんとに小さい方だったんですね。

いやビックリするほど小柄なんですもの、

このパネルを見ると。。。

 

私の中ではこの写真のイメージが強い

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昭和初期までご存命だったから写真も沢山残っていて、凄く身近に感じていました。

ところが、江戸時代末期の武士 ( 出自は豪農 ) だったというから驚いた。

生れたのも伊藤博文の誕生より一年前。

徳川慶喜や、大久保利通などとも同時代の人。

大久保 ( 明治11年47没 ) や伊藤博文 ( 明治42年68歳没 ) は暗殺されてしまったけれど、渋沢さんは91歳 ( 昭和6年 ) までご存命だったから、余計沢山の人と関わってきたことになる。

 

NHKの朝のドラマ「あさが来た」でも、主人公-広岡浅子の相談役として登場してきましたね。

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長く経済界を牽引してきた方だから、沢山の人に影響を与えている。

大正・昭和の財界人を紐解けば、必ず渋沢さんが絡んでくるもの。

明治といえば100年ばかり前、ひいおじいさんたちの時代ですから、当たり前といえば当たり前か。

私の生活の中で、歩けば出てくる「太田道灌」、読めば出てくる「渋沢栄一」なのです。

 

ところで。 

渋沢栄一の従兄 ( 尾高惇忠 ) は、富岡製糸場の初代の工場長だったらしいですね。 

8.渋沢栄一翁と尾高惇忠/深谷市ホームページ

楫取素彦(小田村伊之助)と富岡製糸場の関係/世界遺産登録 | 充実lifeハック

 

 

尾高惇忠 (実業家) - Wikipedia

尾高勝五郎
 
 
尾高惇忠
 
尾高次郎
 
 
 
 
尾高豊作
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
大川鉄雄
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
やへ
 
 
 
 
 
 
 
文子
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
照子
 
 
 
 
 
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久留都茂子
 
 
 
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大川平三郎
 
 
 
 
 
尾高邦雄
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
みち子
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
尾高煌之助
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
和辻哲郎
 
 
 
 
 
京子
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
渋沢栄一
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
尾高尚忠
 
 
尾高惇忠
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
渋沢篤二
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
千代
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
節子
 
 
尾高忠明
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
長岡輝子
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
渋沢平九郎
 
 
 
 
 
 
倉田陽子
 
倉田澄子
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
大川義雄
 
大川慶次郎
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
渋沢敬三
 
 
 
 

 

ダメだ

渋沢翁から、尾高惇忠に脱線してしまいそうだ。

 

 

それにしても、家系図って書くの難しいのね。

渋沢本家

市郎右衛門 ( 安知 )―――妻

          |              渋沢支家   

      市郎右衛門 ( 敬林 )――妻    宗助 ( 宗林 )――――――妻

                       |    |    |   

                      榮―  市郎右衛門  やへ  

 

うーん、家系図も書けない。

んにゃあ、ダメだ。

完全に脱線しまくっている。

「本を所有する」 ということ

 

随分前の話になりますが。

「こたつ猫の森」のマミーさんが、2回に渡って興味深い本の紹介をされていました。

最初はこちら。

「エリカ 奇跡のいのち」素晴らしい本であると予感させます。

本を読まれたマミーさんの捉え方、コメントがあまりにも感動的だったからです。

 

 

そしてもうひとつは、図書館から借りてきた本のお話。

マミーさんの記事には、感銘を受けること、考えさせられることが沢山詰まっています。

 

【図書館を利用する】

読書家のマミーさんが、極力 図書館を利用していると知り驚きました。

例えば私が、はてなのブロガーさんが紹介してした本が読みたくなったらどうするか。

図書館に予約するも、人気の本は予約待ち。

そんな場合迷わずkindleに手を出すか、Amazon、ヤフオクなどの古本に走るでしょう。

 

しかし彼女は違う。図書館の予約リストを有効活用するのです。

蔵書にする本と借りて読む本の線引きをキチンと賢くつけている。

 

そんなマミーさんがミニマリストかというと違うらしい。

大切なものに囲まれて生活する幸せや充実感も十分ご存知のマミーさんが、

物を所有することがとてつもなく怖ろしく感じたキッカケは、「阪神淡路大震災」だったそうです。

 

そんなマミーさんが「地球の中心までトンネルを掘る」 著:ケヴィン・ウィルソン ( 東京創元社 ) という一冊の本に巡り合った際、ミニマリストの主人公の「溜まっていくものを排除する行為」にシンパシーを抱く一方、「大切な人とのつながりさえ あっさり捨て去ったり、あるいは つなぎ止めようともしない行動」に対して、違和感を覚えたりしたそうです。

 

いつもながらマミーさんの鋭い感受性と、優れた感想文に感動しました。

読んだ本の内容に自分の体験や感覚を寄り添わせ味わっていく、

これこそ読書の醍醐味だと実感しました。

 

 

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幸せなことに私は、大きな地震の被害にあわずにすみました。

空襲 ( 戦争 ) 体験もありませんので、大切なものを失う悲しい目にも合わずに暮らしてこられました。

自分で手放さない限り、物はいつでも周りにあると疑うことがなかったんです。

 

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言いわけになりますが、本以外の物への執着は一切ありません。

洋服も着たきり、宝石の類に全く興味ありません。

食器は多いけど、使わないでしまってある物はひとつもない。

 

何故、本を所有するかといえば、収集目的ではなく資料の意味合いが強いでしょう。

里見弴、島木健作、小山清は古書でないと読めないものばかりです。

新しい本を読んだ時、前に読んだのとの関連性に気がつき、引っ張り出して再読したり、、、

そんなことの繰り返しで蔵書は増える一方です。

 

でも。

これらの本は、私が死んだらどうなるか。。。

家族には面倒をかけるけど、古本屋に出して新たな所有者の手に渡ればいいなと、

むしのよいことを願っているのですが、

いやはや、迷惑な話です。  

ブロートランドのタルト

うちの近所は、花屋さんとパン屋さんの激戦区です。

そんなに密集していて大丈夫なのかと思うけど、それぞれ個性があるらしい。

残念ながら、私が一番好きなのパン屋さんは、鎌倉だったりしますケド。

久しぶりで通りがかったこの店も、大好きなパン屋さん。

ブロートランド。

 

 

今日は初めてタルトを買ってみました。

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美しい。

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ブロッコリーと海老が入ってるというが、、、見えない

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アップルタルトを、ひとかけら食べてみた。

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アップル、おいしーーー。

 

翌朝見ると、全部ありません。

午前様のMOURI が、私が寝てしまったあと完食したそうです。

「で。どんな味だった?」

「何が? 酔っぱらってたのかな、ぜんっぜん覚えてない」

 

・・・猫に小判だ

 

 

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千駄木 ~ 旧安田楠雄邸庭園

千駄木の「島薗邸」を見学後、斜向かい ( 少し先 ) にあるという旧安田邸を訪問しました。

( 3/18・・・半年も前のお話です m(__)m )

旧安田邸、正確には「旧安田楠雄邸庭園」と言って東京都の指定名勝です。

島薗邸と同じ〔お宅拝見〕でもスケールが違う、とにかく でーーっかい のです。

全部あげたらキリがないほど、見どころ満載、広いんです。f:id:garadanikki:20170401024456j:plain

入館料は一般500円ですが、優待割引もあるとのこと。

  • 大人の休日倶楽部 ( JR東日本 ) 会員
  • JAFカード会員
  • To Me Card など。

 

待てよ、JAF会員だからカードあると思うの。えーとえーと。

私がごそごそ財布をひっかき回していると、受付の女性が覗き込んで(笑)

「これじゃないかしら?」

カード差しからはみ出ている柄を見て教えてくれました。

 

玄関横で、大きな荷物は預けます。

本日はリュック バックパックでしたから、それを渡します。

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あらもう、入口の所で解説が始まってる。

ここでは何人か、まとまったところで解説 ツアーをするみたいです。

7~8人ほどのお客さんの最後尾にくっついて説明を聞きました。

最初の場所は聞きもらした。

 

解説は、日本ナショナルトラストのボランティアスタッフがしてくれます。

担当の方の説明はとてもわかりやすく、丁寧です。

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調度品の仕組みを見せてくれたり、、、 

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暗くて、見にくい電灯の飾りの説明には、

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こんな手作りの道具も駆使している。 

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パカンと開けてくれたのは、台所の床下収納の板。 

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すっごい、このコンクリート。

何十年も前にこんな堅牢な造りをしていたなんて。

 

2階の特等席からは、枝垂れ桜が目線に見えます。 

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ツアーは、40分くらいでしょうか。 

一通り説明をしていただいてから、もう一度見回ると面白いです。

時間と興味があったらですけど w

 

二巡目スタート 

まずここが、玄関から入ってすぐのところの応接間。

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家具・調度品のほとんどは、

元の所有者から安田家に代わってからも大事に使われてきたそうです。

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なんだかとても温かい。

応接間、、、といっても、家族も使われていたんじゃないかしら。 

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とても美しい、清らかな空間です。

 

ナショナルトラストが、保管・管理をしているから綺麗に保たれている

ということもあるでしょうが、

住んでいた方が大切に使われてきたからだと思うのです。

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マントルピースにある、三匹の動物

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猿、ふくろう、ウサギ?

どうしてこの動物なのか、わからないそうです。

 

 

暗くなりがちなマントルピースの横にも、素晴らしい窓がありました。

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膠 ( にかわ ) を、混ぜているそうです。

ガラスに膠を混ぜると、ガラスが冷えて固まる段階で膠が収縮をする。

それがこういう柄になる。二つとして同じ柄はないですね。

 

入口で、荷物を預けたのは、

こういった「修復不可能な備品」の破損防止が理由でした。

 

ボランティアスタッフは、開館・閉館時の雨木戸の開け閉てもするそうです。

f:id:garadanikki:20170401024527j:plain「貴重な建物ですから、
 最初はおっかなびっくりやっていました。
 何十枚もある雨木戸を引くのは、
 とても時間がかかるんです。
 でも、慣れてくるとシュッシュッと
 出来るようになるんですよね」

わかります。実家も雨木戸だったから。
この手の雨木戸はとても重い。
ある程度 力を込めて押し出さないと、はかどらないんです。

 

これが ⤵ また曲者 

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鍵穴をさぐるのに、木の目地を傷つけてしまうことがある。

「そうなんですよね、うっかりさんがホラ」と、木に出来た傷を見せてくれました。

 

 応接間から見る景色も素晴らしい。 

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サンルームの床が珍しい。

ピースはゴムのようです。 

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現在は、新しい素材のゴムで復元されています。

当時のゴムタイルは、硬くて壊れやすかったりしたんですって。 

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旧安田邸の調度品は、どれも凝っています。

電気のスイッチ 

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ドアノブも素敵。

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ふすまの取っ手の意匠も、電灯の飾りも、部屋ごとに全部違うそうです。 

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廊下を抜けた先は和館になっていました。 

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それにしても広い。

間口 (通り) からは想像できないほど、奥行のある敷地。

 

見どころ多すぎ。

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こういう木組みひとつ丁寧に見ていったら、一日中かかる楽しめる。

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ここの縁側、凄い仕掛けがあるんですって。

畳み返し (  忍者か ) すると階段があって、、、

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防空壕があるんだそうです。

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毎年二回、この防空壕も公開されるそうです。行きたい!!!

 

一階の和室の床の間に、棟札が飾られていました。 

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棟梁の名とか、建てた年とか、施主名が書かれる。

施主「藤田好三郎」とあります。 

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上の写真は、左から安田楠雄氏、善四郎氏、善次郎氏。

(注) 安田善次郎氏 ( 右 ) は、安田講堂を作った人。

      善四郎氏 ( 中 ) は、善次郎の三女-峰子の婿で、 ( 二代目 ) 善四郎となった人。

二代目-善四郎についての参考資料 ⤵  

muka4wo15.blog135.fc2.com

施主が藤田好三郎で、旧安田楠雄邸?

f:id:garadanikki:20170401024549j:plain先ほど梁に施主名として藤田好三郎とありましたが、この家はもともと藤田好三郎氏が建てた家です。

藤田好三郎は、豊島園の開園者。

たいそう普請道楽だったそうです。

凄い響き、普請道楽だなんて。白須次郎のお父ちゃん以来、久しぶりに聞く言葉じゃ。

この家も大正7年に土地を取得し、邸宅を建てたと思えば、

大正12年には手放している。

移転した中野の家はこれより広いというから凄い。

この家が「旧藤田好三郎邸」ではなく「旧安田楠雄邸庭園」なのは、善四郎から長男-楠雄氏が相続し、楠雄氏ご逝去後に幸子未亡人から寄贈されたからです。

 

 

 

南北に抜ける良い間取りの和室  

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茶の間として使われていた和室、雪見障子がいいですね。

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台所 

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手前の箱は冷蔵庫、奥の箪笥みたいなのは蠅帳です。

蠅帳って、ご存知ない方が多いでしょうね。

ギリギリ私は家にありましたが、説明してくれたボランティアスタッフの女性も、

見学者も誰一人、家にはなかった世代でした。

 

北側だというのに、家の中で一番明るいのが台所。 

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半端ない大きさの天窓ですね。

藤田氏が住んでいる頃は、ここはコンクリート貼りの土足仕様で、

お抱えのコックさんが使っていたそうです。

それを板張りになったのは、楠雄さんのお嫁さん ( 幸子 ) さんのためだったそうな。

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二階

安田邸の階段は二か所あって、こちらは家族用だったようです。

現在は、こちらを見学者の上り用にして、

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来客用に使われたこの階段が、今は下り用になっています。

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(上り用 ) 階段の踊り場から見る景色

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「この風景が、一番好きです」

解説してくれた女性スタッフの一押しアングルです。

 

二階の予備室は、織部床になっていました。

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織部床は、千利休の弟子-古田織部が考案したという(簡易の) 床の間。

雲状の腰張 (白い和紙のところ) が、キリッとお洒落だなぁ。

 

二階は、客間として使われていたそうで、随所に創意工夫と高い技術がみられます。

 

その1 ) 網代天井

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普通の網代はギチッと直角に組まれていますが、斜め織りされています。

腕の良い職人が織らなければ、グスグスになってしまうんだそうです。

 

その2 )  畳床

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スタッフに通されて、すぐ聞かれました。

「ここの畳、どこか違いませんか?」

フカフカしているのです。といっても安くて古くてしなっているのではない。

どこをどう踏んでも一定の弾力があるフカフカさ。

この畳床は、通常の何倍もの層の厚さなんだそうです。

 

安田邸は、様々な催しが企画実施されています。

4/1には、この客間で「しだれ桜と琵琶の夕べ」が催される。

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このフカフカの畳に座して、枝垂れ桜をバックに、琵琶の音色に酔う。

興味深い企画です ( でした。もう終わってました m(__)m )

 

その3 )  床の間

織部床があった予備室と背中合わせに位置するこの客間には、正式な床の間がありました。

正式も正式、こんなの見たことない。

床の間は一間半。 

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そうそう、この本柱も凄いものなんだって、

4面柾の栂柱っていうから、どんだけもこんだけも凄いらしい。

柾目というのは真っすぐな木目で、それが4面とも真っすぐだということは、

とても太い木から贅沢に切り取ったものということ。

希少なツガの木ともなれば、ホントにお高いものなんでしょう。

 

 

これが本当の書院というの? 独立しててこんなに広い。

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床脇の違い棚は、大人し目かな。

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天袋の意匠も、さりげない。

 

その4)  電灯

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この電灯のガラス、

実は12畳の方と、8畳の方と違うんだそうで「見比べてみてください」と言われました。

左 ) 建築当初の職人の手によるもの      右 ) 復元の職人の手によるもの

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おわかりになられますか? 拡大してみて

左は中のカーブがツルツルです。

現在の職人さんがどんなに頑張っても、当時の職人さんには敵わなかったそうです。

 

その5 )  水洗トイレ 

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階下の家族用は、くみ取り式ですが、2階の客間は水洗トイレですって。

どうでしょう?

「THE 凄い」

当時の最先端と、職人の高い技術をこれほどまでもぶっこんで作ったお屋敷。

藤田好三郎という人物は、本当に普請道楽の限りを尽くした人ですな。

 

ふう。

二周りするだけで1時間半かかりました。

疲れたけど、とても楽しめました。

で。スタッフの女性を真似して「私が好きなアングル」を選んでみました。

 

私の好きなアングル 第3位

来客用の階段から客間に入る入口の欄間

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私の好きなアングル 第2位

 大廊下から見たサンルーム 

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私の好きなアングル 第1位

 茶の間の雪見障子と庭

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スタッフのこの景色も捨てがたいけどねぇ。

それに季節が代わったら、また違う景色が良く見えるかも。

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旧安田楠雄邸も、島薗邸と同様、また違う季節に再訪したいお宅になりました。

 

運が良い私のおまけ

本日はお庭も見学できる期間でした。

でも、家を満喫しすぎて閉園までギリギリ。

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最後に、面白いものを見つけました。

左は 安田家の家紋。右は 藤田家の家紋。

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うーん、いいなあお庭の方も、でももう時間切れ。 

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門が閉められていますので、急いで退出。

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ボランティアスタッフの皆さん。

ありがとうございました。

 

素晴らしい家を建てられた藤田翁に感謝。

その家を大切に住まわれ、寄贈してくださった安田家に感謝です。

 

 

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