祖父の三回忌の法事のある前日、信太郎は寝床で小説を読んでいると、並んで寝ている祖母が、「明日坊さんのおいでなさるのは八時半ですぞ」と云った。 「わかってます」と云った信太郎だったが、ランプを消したのは一時を過ぎていた。翌朝、信太郎は祖母の声…
背後から「にゃ~」という呼び声がするので、振り返ってみたら。 石垣の上にホラ、にゃんこ。 右みて、左みて。 「にゃ~」って言ってるけど、 初対面…だよね。 「ねぇ、切り株の上にいるの。 凄いでしょう。みてみてかまって。」 と、そんな感じ? なんだい…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。