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garadanikki

日々のことつれづれ 駄目駄目さんのガラクタ日記

一枚の写真

婦人グラフ という大正~昭和にかけて発行されていた雑誌の切り抜きとして、 里見弴さんとご家族の写真を入手。 購入した古書店から「送付が遅れましてスミマセン」ということで、オマケの切抜きが1頁添付されていた。 白黒写真に再度カラー仕上げにした物な…

「うで玉子」 著:里見弴

「縁談窶」改造社 (大正14)刊より「うで玉子」を読了。この作品を通して、江戸弁とか江戸っ子気質について考えてしまいました。 母が秩父産の為、江戸っ子になりそびれたワタシですが、 幼少期、父や祖父たちの江戸弁に囲まれて育った為、“うで玉子”という響…

「縁談窶」 再び

Smokyさんから、 里見弴作「縁談窶」を 薦めていただいて…どうせならと、当時の古書 (大正14)を購入…その感想を garadanikkiに書いた ところ…それを読んでくだすったSmokyさんが、 再度感想を発表 され…それを読んで再読してみたくなり、「縁談窶 ( えんだん…

「無言の晩餐」 著:里見弴

改造社 大正14年発行『縁談窶 ( えんだんやつれ ) 』に収録されている「無言の晩餐」という小品を読了。 話は、両親と息子の 3人の食事風景から始まる。父…いつもなら(中略)盛んにまくしたてる父が、まるで一言も口を利かなかった母…差し向かいの母は(中…

『縁談窶 ( えんだんやつれ ) 』 著:里見弴

ずっと欲しかった古書、買ってしまった。 「古書に費やす金額は、新刊と同額まで」というマイルールがあって、でもこれはもう少しお小遣いを足さないと買えなくて、ずっと我慢してたものなの。そんなことを言うと、必ずMOURI にツッコまれるんだ。 「へえぇ…

新潮 1945年 ( 昭和20 ) 11月号

新潮。69年前の11月号です。 昭和20年というと終戦の年。 島木健作さんは終戦の日の2日後、8月17日に亡くなりました。42年の生涯でした。 この号には、島木健作の追悼のページが組まれてます。 ※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。島木さんと親…

『灰色の月』 志賀直哉

自選小説集『雪の日』新潮社 (昭和23年11月刊)を読了。初めて読む作品も、2度目の作品もあるなか、特に感動したのが『灰色の月』でした。 東京駅で連れと別れた主人公は、ひとり品川周りの省線に乗る。車内はそれほど混んではおらず、主人公は、五十近いもん…

日産書房  『赤蛙』 を読む

目下、一番好きな古書。島木健作『赤蛙』 日産書房刊 昭和23年の初版本です。島木健作さんが亡くなられたのが昭和20年8月17日だから、これは遺作集。 美しい本でしょう? 島木作品は、作者が亡くなって61年経つのでいくらでもネットで読めます。でも古い人間…

自選小説集 『雪の日』 志賀直哉

新潮社版 自選小説集『雪の日』著:志賀直哉 昭和22年11月10日初版の本です。良い字だなあ、題字はなんと谷崎潤一郎。 流石に天にシミ・日焼けがあって、和紙のカバーもチリチリになってます。 ずっと気になっていた古書で、市場価格にかなりのバラつきがあっ…

「サン・フェリーペ号は来た」 「羽左衛門伝説」

この2冊には内容上の共通点はなし。 いずれも古書店で装幀に目がいき、購入したものでした。 左 『サン・フェリーペ号は来た』昭和46年10月5日 新潮社発行 著:大原富枝 右 『羽左衛門傳説』昭和30年3月5日 毎日新聞社発行 著:里見弴 結論から言うと感想は…

 『きまぐれバス』 ジョン・スタインベック

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 気まぐれバス (The Wayward Bus) を読了。 もちろん古書です。105円也。5月に神保町に行った時に、古本屋さんの店頭ラックに置かれていたもの。ジョン・スタインベックは『怒りの葡萄』とか『エデンの東』を…

里見弴 『大火』

里見弴『大火』を読了。 いつものように古書でです。手持ちの本の中でもかなり状態が悪い部類ながら、旧かなの方がやはり好きなんです。「大火」は、吉原の大火に見舞われる人々の話。 主人公の花魁-今紫と、彼女の元に通う客が大火で右往左往する様が、暖か…

古書の重さ

古書が好きなワタシだけど、その理由のひとつに、“古い本は軽い”ということがあります。ホントなん です から。 ワケあってダブって買ってしまった古書。 左が昭和18年発行で、右が昭和13年発行のものです。50gも違うなんて、ビックリだわ。

エッセーを書くということ

谷崎潤一郎の『青春物語』というエッセーを読みました。 去年、池袋の古本市で手に取って、貴重な写真が沢山載っているので買ったんだけど、読み始めて半分で止めました。理由は、気分が悪くなったから。 本人は肩のこらない笑い話で、皆が知ってる有名人の…

『嵐のなか』 著:島木健作

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 この本は、1949 ( 昭和24 ) 年、島木さんの死後刊行されたものです。 『嵐のなか』が単行本になったのは “ この全集が最初 ” と、聞いてたので探してました。表紙もボロボロで、中もシミだらけだけれど、読…

『ネズナイカの冒険』 著:ノーソフ

偕成社文庫『ネズナイカの冒険』が手に入りました。 以前、入手した雨の日文庫『十六人の小人の冒険』の完全版。 雨の日文庫を読んだ時に、終わり方が突然でオカシイなと思ってたんだけど、 やはり続きがあったんだ。それに気球に乗る前にも話があったのよね…

挿絵について その2

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 10月に買った光文社『鉄塔の怪人』を、子どもに返ったように読みました。ホントの子供時代は、江戸川乱歩-少年探偵シリーズ読まなかったけど。 物語は、背中にドクロの模様がある巨大カブトムシが町中を の…

鉄塔の怪人 江戸川乱歩

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 池袋の古本市で、江戸川乱歩の少年探偵シリーズ『鉄塔の怪人』を見つけました。裸本で、あまり状態はよろしくなかったけど、500円だったので購入。江戸川乱歩といえば、ドラマ『ビブリア古書堂の事件手帖』…

挿絵について ①

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 古い本には、大人向けの小説でも、挿絵が施されているものが多くあります。『帰郷』著大佛次郎もそうでした。 装幀の方 は、佐藤 敬さんが描かれてるんだけど、挿絵の方は、中西利雄 画伯の手によるもの。 …

六興出版社 『帰郷』 大佛次郎 著

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 11月下旬、池袋で開催されていた 古本市 で買いました。 書棚でひときわ目立っていたのは、斬新な装幀のせいで、 西洋と東洋が混ざり合った色合いにグッと惹かれて手に取った。 どんな物語なのか、ページを…

『ジェニイの肖像』 ~訳 山室静

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 『ジェニイの肖像』ロバート・ネイサン著 山室静香訳 を読了。鎌倉書房が昭和25年刊行されたもので、初めての邦訳だったようで、大分傷んだ本。10月下旬、池袋で開催されていた古本市で見つけたもので、昔、…

池袋 古本市

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 何やら興味をそそる光景。危険な予感。 参った。古本市をやっている。 池袋には、これから数日、仕事で通うことになるのだが、よりによってその期間中 古本市が開催されるらしい。 誘惑に負けず、キチンと仕…

雨の日文庫 『しじゅうから日記』  著:ビアンキ

雨の日文庫(第一集 七)の『しじゅうから日記』を読みます。 雨の日でもないのに… ( 許せ。しばらくは雨の日文庫を読むたんびに、こう言うかも(笑) )この物語の主人公は、ジーニカというしじゅうから。親離れをしたばかりで、まだ何も知らないメスのしじゅう…

雨の日文庫 『十六人の小人の冒険』 ノーソフ著

先日購入した雨の日文庫を読み始めました。 雨の日文庫か、ググッと来るネーミング。 雨の日は、たのしく読書しようというイメージなのかな。 今日は晴天だけど…読む。 【雨の日文庫について】 このシリーズは、昭和33年に麥書房 ( 現むぎ書房 ) から発行さ…

雨の日文庫

朝からお弁当を作って、、、 鎌倉に出かけようと思ったら、、、、 注文しておいた本が届きました。だから今日は読書の日にしよ。 雨の日文庫。第一集、全25冊の内、18冊。欠品があっても仕方がない。だって昭和33年の本だもの。 凄い。 挿絵が佐藤忠良さんと…

『みそっかす』 著:ちば・てつや

子どもの頃、大好きだった漫画本が手に入りました。ちば・てつや先生の『みそっかす』です。 ちば先生の代表作といえば、『あしたのジョー』ですかね。 他にも『ハリスの旋風』とか『のたり松太郎』とか少年コミックの方で有名だけれど、 少女向けの作品も数…

日本橋蛎殻町を歩く

ちょっと時間があったので、蛎殻町を歩いてみます。 古い家屋は今でも現役。大切に住まわれているのがわかる。 この辺りは、昔ながらの地名が残っています。 昭和37年に制定された住居表示に関する法律によって、 どんどん何丁目何番地という風に変わってし…

島木健作著 『獄』という本

島木健作著『獄』を読了。名著でした。考えさせられました。 収録されているのは「癩(らい)」「苦悶」「転落」「盲目」「医者」という5篇で、いずれも獄中での思想犯の話。 癩……思想犯として投獄された太田は、刑務所で結核を発症し隔離監房に移される。 そ…

島木健作著 『獄』という本

島木健作著『獄』を読了。 名著でした。 深く考えさせられました。 収録されているのは「癩(らい)」「苦悶」「転落」「盲目」「医者」という5篇で、 いずれも獄中での思想犯の話。 癩……思想犯として投獄された太田は、刑務所で結核を発症し隔離監房に移され…

島木健作の古書

前回、百花文庫で島木健作の『土地』を読んで以来、気になる存在になった作家です。 北海道に生まれた彼は、34歳の時に鎌倉に移転しています。結局彼は、肺結核で42年の生涯を鎌倉の病院で閉じたそうで、お墓も鎌倉の浄智寺にあるのだそうです。 気になる人…

百花文庫で島木健作『土地』を読む

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 百花文庫にハマってしまい、次に入手できたのが、島木健作著 『土地』でした。 不勉強ながら、島木健作は初めて知るところで、何の予備知識もないまま読みはじめ、のめり込んだ。 至極 読み易く、登場人物に…

志賀直哉 『早春の旅』 『ジイドと水戸黄門』 『池の縁』

百花文庫で、志賀直哉著 『早春の旅 他二篇』を読了。この本に収められている三つの短編は、お子さんたちとの様子を書いたもの。 直哉さんには、年の離れた兄弟たちがいるんだけど、義理のお母さんが産んだ子なのね。そんな兄弟のことや、祖母、実母、義母の…

百花文庫について

創元社発行の百花文庫 という素敵な本に出合いました。手に入ったのは、志賀直哉著『早春の旅 他二篇』 状態は、なかなかのもの。 現在の文庫本と違って、凄く薄くて良い紙を使ってる。 でも薄すぎて裏面の字が写ってる。 文庫というより、小冊子という感じ…

志賀直哉 『雨蛙』

『雨蛙』は、大正13年1月、志賀直哉が41歳の時に書いたもので、翌年4月改造社より短編集『雨蛙』として出版されました。 この12年後やっと『暗夜行路』が完結したんですが、『創作余談』によれば、当初この作品は『暗夜行路』を書きあげたら書こうと思ってい…

ちくま日本文学全集 幸田露伴

ずっと幸田露伴の書いたものは“難解なもの”と思ってました。 以前、幸田露伴・文 父娘のドラマを見て、露伴の厳格ぶりに、作品の方もゴリゴリと堅苦しいのではないかと勝手に思っていたんです。 その印象は、半分正しく、半分あてはずれ。ちくま日本文学全集…

ヤフオクで宝物

最近、困ったものにはまっちゃいまして。。。 ヤフオクっていうんですか? 欲しい古書が結構 出品されていて、オークションデビューしてしまいました。 ワタシが欲しい古書は、競争相手がいないらしく、入札すると100%で初期価格で落札できちゃいます。 セリ…

鎌倉 公文堂

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 鎌倉に行くと寄りたくなるのが、由比ヶ浜にある公文堂書店。鎌倉で一番古い古書店です。 流石、里見弴が住んでいた鎌倉の本屋さんだけあって、里見さんの古書も充実してる。なんでもかんでも買える財力はな…

漱石全集で、「それから」 を読む

夏目漱石の「それから」を、38年ぶりに読みました。高校時代に読んだ時は、「親のすねをかじっている男が、親友の奥さんを好きになり、親からも親友からも絶縁される」という筋のどこが面白いのか、登場人物の誰にも思いを寄せられず、さっぱりだった。 再読…

『初恋』 武者小路実篤 著 

『初恋』備忘録 武者小路実篤の本を読むキッカケは、里見弴つながり。 ひとつことに興味を持つと、今まで見過ごしてきたものが見えてきたりするから不思議です。武者小路実篤に関していえば、 偶然通った先に『武者小路実篤記念館』があったり…探していた里…

一生分

文字通り『本の山』です。 早稲田の古本屋「三幸書房」の若旦那 拓 (仮名) ちゃんが、ご厚意で届けてくれました。 宅配でいいって言ったんだけど、それだと凄く高いからって。。。 「これ、読むの一生かかりそう」と言ったら、そんなことはないだろうとMOURI…

本の整理

週末に、筑摩現代文学大系が届くので、本の整理をします。 出るわ、出るわ。 もちろんコレ、ほんの一部 本棚の一番いい場所を占めていたのは、テアトロの巻末に付いている戯曲の切り抜きだったり、映画や芝居のパンフレットだったり…。MOURIは、蔵書にする本…

逍遥のシェークスピア

昨日、買わなかった「シェークスピア全集」が無性に悔やまれる。 状態は、よくないと言っても、何故 3,000円を惜しんだか…。 古書も骨董(食器)も一期一会、買い逃したら明日はないと懲りているはず だったのに……。 夜中にふとマクベスのセリフが思い出された…

早稲田に行く

筑摩現代文学大系を購入することにして、代金を支払いに早稲田に来ました。 「三幸書房」の若旦那 拓 (仮名) ちゃんは、代引きでいいですと言うんですが。。。 何故かまた足が向いてしまうの、早稲田に。そういうば、はらぺこ… 一風堂がある。どれどれ と、…

首痛で 古本屋

変なタイトルだと自分でも思う。ここのところ肩こりを通り越して首から腕にかけて痛みが走ります。それで大塚の病院通いしてるんだけど。。。 先生からは、同じ姿勢はNGと言われちゃった。原因はパソコンだと自分でもわかってるんです。 いつもは痛い痛いと…

古書の軽さ

出先で本を読んでいて、ふと感じことがあります。 古書って軽くて持ちやすいと。 どうしてだろう・・・。 長い間に紙の水分が抜けたとか。。。ははっ、そんなことはないか。。。。 感覚的なものかどうか、計ってみました。 現在の本。333gもある。 昭和28年…

ビブリア古書堂の事件手帖 第6話

毎週、楽しみにしていたビブリアですが、正直言うと3、4話はダレた感じがしてました。1、2話に比べてテンポが違うって言ったらいいのかな。しかも鎌倉ロケも少なかったしね。ところが6話で盛り返してきた。 「こんな役で、この人、何かありそう…」と睨んでい…

ビブリア古書堂の事件手帖 3話

今週の一冊は、ヴィノグラードフ・クジミンの『論理学入門』。この本を売りに来た男(中村獅童)は、ニット帽にサングラスという怪しげないでたちで、外のパトカーのサイレンの音を気にしながら本を預けて立ち去る。男の本の最後のページに「私本閲読許可証」…

ビブリア古書堂の事件手帖 第2話

ビブリア古書堂の事件手帖の第2話を見ていて遭遇した偶然に驚いた。たまたま読んでいた2冊の本が、ドラマに関連していたからだった。 一冊は『三浦一族と相模武士』で、88頁にドラマの舞台になった妙本寺が出てきたから。もう一冊は、ドラマの重要アイテム、…

ビブリア古書堂の事件手帖

フジテレビが、またまた鎌倉を舞台にしたドラマを作りました。 題材が、“ ミステリー・古本・鎌倉 ” とくれば、超ドストライクゾーンだもの、見るしかないでしょう。この世界。好きです。 古本がどーんと続く本棚がある、あんな家に住みたぁ~~い! 初見は…

里見弴 著:『桐畑』

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 この本は、1947年 ( 昭和22 ) 8月20日、桃季書院から発行されたものです。 題簽 (だいせん) は、白樺派の同人で、同い年の 長與善郎 の手によるもの。 見事です。 今年10月、早稲田の古本市で、手に取った時…