garadanikki

日々のことつれづれ 駄目駄目さんのガラクタ日記

本をよむ

持ち出せない本

図書館でこの本を見つけ、どうしても手元に所有したくなり、 ヤフオクで古書を購入しました。 読んでみようと思ったのは、以前読んだこの著者の「鹿男あをによし」が面白かったから。 所有したくなったのは、この本のデザインです。 通常、この分量なら上・…

樋口修吉著「老舗の履歴書」元黒門町の空也を読んで

池之端にあった老舗和菓子屋の「空也」さんのことに興味を持ち、 そこから先日お話した福島慶子さんを知ることとなったが、 そのキッカケになったのが、樋口修吉さんが書かれた『老舗の履歴書Ⅰ』でした。 表紙の右上は、銀座の空也の写真でしょう。 残念なが…

福島慶子さんという人

銀座の老舗和菓子屋《空也》が、まだ上野の黒門町にあった頃のことを調べていたら、 三代目店主 - 山口彦一郎さんの若かりし頃のエピソードが書かれた本を見つけました。 作者は福島慶子さん。 代表作は、旦那さまである美術収集家の繁太郎さんのことを書い…

天切り松のキャスティング遊び

『天切り松 闇がたり』を読んで、久しぶりにキャスティング遊びの発作に襲われました。 登場人物が素晴らしく描かれている本を読むと、起こる発作です。 「あのシーンのあのセリフをこの役者さんに言わせてみたい」という衝動にかられてしまう。 人気小説な…

幸田文 しつけ帖

何回も何回も読み直してしまう本があります。 どの巻も珠玉のエッセーが沢山つまっているんですが、 今読み返しているのが「しつけ帖」です。 幸田文さんのお父さんはいわずと知れた大作家 幸田露伴。 娘をさん付け、父親をさん無しというのもいかがなものか…

この声をきみに

NHKドラマ「この声をきみに」をやっと観終わりました。 撮りためていたものを、大事に大事にもったいないものを観るように時間をかけました。 こんな風に時間をかけて観たのは初めてかもしれない 好きな世界でした このドラマを大切に観ようと思ったのは、よ…

大正・渋谷道玄坂の挿絵

新しいお宝本と、お宝写真集に類似点が見つかりました。 「大正・道玄坂」の挿絵が、「渋谷の記憶」に掲載されている写真を元に描かれているようなのです。 以下の三枚を見てください。 アングルがピタリと一致。 「渋谷の記憶」の写真集を見て挿絵を描いた…

幸福書房 閉店

『幸福書房が閉店することになった』という話は沢山の人から聞きました。 我が家も二人とも、地元で本を買うならいつも幸福書房でした。 でも、考えてみたら最近はご無沙汰をしてしまっていたなぁ。 私が買うのはもっぱら古書ばかり。 新しい 本 ( もの ) で…

『一個』 著:永井龍男

永井龍男さんの短編集を読み始めました。 まずひとつめ 「一個」 「柱時計の振り子の音で、けさ四時まで、 完全に眠れなかったんだからな」 冒頭の独白にざわつく感覚を覚え読み進めます。 主人公の男が置かれている鬱屈した状況が少しずつ語られていくと、 …

『いてふの町』 著:永井龍男

小石川から本郷台にかけてのある一角に古い公孫樹の木と共に、古い東京が残っている区画がある。 六階建ての病院の脇を抜け、寺の墓地を曲がると左右に街並みに、魚屋、八百屋、ブリキ屋があるかと思うと大きな門構えの家があったり、格子戸のついた仕舞屋が…

『青梅雨』 著:永井龍男

この作品は、 「藤沢在住の太田千三、その妻-ひで、千三ひで夫婦の養女-春枝、ひでの実姉-ゆきが自宅で一家心中」という新聞記事から始まり、結末も新聞記事で締めくくられています。 読み手は既に主人公がこの世の者ではないところを知り、物語を読み始めま…

好きな時間

本日の夕食 本当に自分の好きなものばかりだ。 海老が好きです。 特にニンニクでカリカリに炒めたのが大好物。 焼きナスは食べるのも好きですが、 《隠し包丁》を入れる作業が好きなんです。 向田邦子さんが、著書で「気が付くと千切りばかりの献立になるこ…

『杉林そのほか』 著:永井龍男

「杉林そのほか」は短編小説ではなく、 永井さんご自身の身の回りのことを書いた随筆と思われます。 永井さんの住んでいらした鎌倉のお宅のご様子や、 2人のお嬢さん (朝子さんと頼子さん) が結婚された時のこと。 娘たちが嫁いで奥様 (悦子さん)と二人にな…

『蜜柑』 著:永井龍男

この短編は、不倫相手 ( 、、、というと陳腐に聞こえてしまいそうですが ) との別れを話し合った男が、箱根のホテルから横浜の勤め先までタクシーを走らせる、その道中の話です。 車内では、タクシーの運転手の話を交えながら、四十五の男の心理と、十五年下…

雑記 永井龍男を読み始めました

よんばばさんの記事に魅かれて「永井龍男」作品を読み始めました。 里見弴と同じ時代に鎌倉で過ごし、最後の鎌倉文士と言われた永井龍男さん。 大佛次郎や久米正雄とも親交があり、鎌倉文学館の初代館長でもあった永井さんの本を、 気になりつつずっと後回し…

『冬の日』を読む素敵な女性

永井龍男さんの「冬の日」を読もうと思ったのは、 よんばば (id:yonnbaba) さんの書評がキッカケでした。 昭和の良き時代の風景や、女のしとやかな佇まいに触れたくてページをめくりました。 読了後、さてあらすじをまとめようと思ってもどうしても出来ませ…

『風ふたたび』 著:永井龍男

永井龍男さんの長編小説「風ふたたび」を読了。 この話の筋を説明するのは非常に難しいです。 人間関係が複雑に絡み合っているのと、みんなが知り合いだったりすることも説明していかないとならないものですから。 さて、うまく説明出来るかどうか。とりあえ…

あきない世傳から思うこと

マミーさんに教えていただき、髙田 郁さんの「あきない世傳 金と銀」を読み終えました。 現在は4巻まで発行 あきない世傳は、大阪を舞台に呉服商を切り盛りする幸という女性の奮闘記。 下記は、本の紹介文です。⤵ 物がさっぱり売れない享保期に、摂津の津門…

明治大正実話全集 第4巻 名人苦心実話 村松梢風:著

布張りの古書、 「明治・大正 実話全集 (4) 名人苦心実話」と書いてあります。 作者は、村松梢風さん。 先日「横浜富貴摟 お倉」を読みましたが、その作者です。 村松梢風さんは、村松友視さんのおじいさん。 ※ 友視さんは父-村松友吾さんが早世後、祖父-梢…

「空の走者たち」 文庫版と単行本の文字色

空の走者たちを読了。 今回は感想文ではなく、文庫本の最後に書いてあった文字色についてのお話。 文庫本の巻末にこのような記述がありました。 ご興味があれば単行本のページも開いてみてください。 早速、見比べてみました。 左が文庫本、右が単行本です。…

つたない感想文に、、、、

今朝、PCを立ち上げてびっくりしました。 昨日アップした私のブログにツイートがあったのですよ、作者の増山実さんから。 素人のつたない感想文に、ご丁寧に返信を下さるなんて。 驚き、感動しました。 こんなに丁寧なことをなさる作家の先生がいらっしゃる…

『勇者たちへの伝言~いつか来た道』 増山実:著

今年の夏 ( 7月29日 ) 仕事で大阪に行った折、憧れの阪急電車に乗りました。 その思い出をブログに書いたところ、 山猫 id:keystoneforest さんから、メッセージを頂戴しました。⤵ いつのひかきたみち・・・ とても気になって読んでみました。 初めての作家…

富貴摟お倉 村松梢風

村松梢風さんを知ったのはごく最近です。 横浜にあった富貴摟という料亭の女将--お倉について調べていて、この小説に出会いました。 村松梢風さんは昭和初期の大衆文学の大家で、かなり多く出版していらっしゃるようです。 しかし、現存する古書は大変少ない…

最後の朝顔と とんぶりの実

今年最後の朝顔 大輪の、こんな珍しい色でした。 昨年の種に加えて、白系も買い足した今年のベランダは、 元気なのは白い色ばかりで、紫や青やピンクは小ぶりな花づきでした。 色々な柄や色を試してみて、遠目からでも朝顔らしいのはやはり濃いブルー系でし…

夏旅Vol.2 長浜 ガラス館

長旅のドライブに、サングラスを忘れました。 長時間の運転だと目が日焼けしていまうのに、困ったなあ。 若い頃は、そんなことなかったのにぃ w 天の助けだ。 足柄SAに眼鏡屋さんがありました。 IZONE NEW YORKというお店。 眼鏡の上にカチャッとかけられる…

高麗橋って。。。

前回のお話の、八木昆布店に向かう冒頭にあった写真「高麗橋」についてです。 高麗橋、高麗橋、、、 最近、とこかで聞いたと思ったら「みをつくし料理帖」に出てきた地名でした。 しかも大変重要な場所だった。 みをつくし料理帖は、大阪生まれの澪が皆の力…

みをつくし料理帖から 酒の肴

「まあ、見てなよ。なんの変哲もない浅草海苔も、こうやって食うと旨いんだ」 ごま油を塗った面に、浅草海苔をもう一枚、貼り付ける。それを七輪の火で丁寧に隅々まで火取った。全体が美しい緑色に変わったところで、海苔を剥がし、接着していた面に焼き塩を…

旬と同じ、澪つくしと同じ

本日の夕食は、この4品と 三笠屋さん手作りのお赤飯です。 何だか無性にチーズとトマトの組み合わせが食べたくなって、 生鱈をソテーして合わせてみました。 がっつり系だけど、朝と昼を軽くしたのでこのくらいはいいでしょう。 ゆるやかにダイエットを始め…

徳川慶喜の墓

御穏殿坂の再訪につづき、先日は時間がなくて行けなかったもうひとつの場所に行きます。 澁澤榮一さんに深く関係のある方のお墓。 徳川慶喜の墓。 徳川慶喜、最後の征夷大将軍です。 徳川慶喜 (1837~1913 ) は、水戸藩主 徳川斉昭の第七子で、はじめは一橋…

御穏殿坂について

先日、日暮里から根津に向かうのに偶然通った「御穏殿坂」を再来。 前回はBIKAの営業時間に間に合うようにと、急ぎ通り過ぎた場所でした。 「坂」というほどの傾斜ではないと思っていたのですが、 なるほど、左の方はなだらかな坂道だ。 左 ) 御穏殿坂 右 ) …