garadanikki

日々のことつれづれ 駄目駄目さんのガラクタ日記

本をよむ

『同潤会アパート生活史 「江戸川アパート新聞」より』

今、一番のマイブームは《同潤会》のこと。 全部購入していたらとんでもないことになります。 家も狭いし、お金もないし。。。 同時に読み進んでいますが、 今、一番面白いと思うのが『同潤会アパート生活史 「江戸川アパート新聞」より』です。 大塚女子ア…

『大塚女子アパートメント物語 オールドミスの館にようこそ』

東京生まれの私は《同潤会》という妙にいかめしい名前をずっと聞いて育ちました。 でもって、小さい時から建物に興味のある子でして、 「いいなあ」「素敵だなあ」と思った建物のルーツは、同潤会アパートだったのです。 同潤会については知りたいことが山積…

真山仁:著 『そして、星の輝く夜がある』

先日読んだ真山仁「雨が泣いてる」の次にこれを読みました。 「雨が泣いてる」は東北地震を取材する新聞記者のお話でしたが、こちらも東北地震のお話。 こっちの方が先に書かれたものでしたが、「雨が泣いてる」と同様に感動作でした。 主人公は小学校の先生…

真山仁:著 『雨に泣いてる』

夫婦して本好です。 が 「さて何を読むか」という段になると、趣味嗜好が異なります。 主人は、趣味の本以外、必ず売れ筋本を抑えます。← 仕事柄 ('◇')ゞ 最近は落語やジャズに関する本も読み漁っています。 一方 私は明治・大正・昭和の古い文学作品が主で…

浅田次郎:著 『一路』

浅田次郎さんの『一路』を読了しました。 とーーーっても痛快で、気持ちよく笑える、楽しい本でした。 「一路」を知ったキッカケは、テレビでした。 何気なくつけたテレビでドラマを放送していたんですが、、 どうやら参勤交代の話らしく面白そうなんです。 …

スピリットベアにふれた島

今、一番気に入っているカバー カバーをはずすと、、、 今、いちばん気に入っている本の表紙。 スピリットベアにふれた島 こたつ猫の森のマミーさんが紹介していらした本です。 マミーさんの書評で、是非読んでみたくなったんですが、 仮にもしこの本を書店…

ビブリア古書堂 志田さんの好きな本

ビブリア古書堂の新刊を読んでから第三話に登場する『雪の断章』を読みました。 そして雪の断章を読了した後、もう一度ビブリアの第三話を読み直してみました。 以前からそうなんですが、ビブリア古書堂は、登場する本を読みたくなります。 そして本を読んで…

『雪の断章』著:佐々木丸美

「ビブリア古書堂の事件手帖~扉子と不思議な客人たち」の第三話を読んで、 佐々木丸美 著『雪の断章』を読んでみたくなりました。 第三話の主人公は小菅奈緒で、彼女が師と仰ぐホームレスのせどり屋 志田さんが、 皆に薦めている本というのが『雪の断章』で…

幸田文『濃紺』を再読

『台所のおと』は、私がこよなく愛する本です。 それぞれの短編の素晴らしさに圧倒され感動したのですが、ずっと紹介できずにいました。 素晴らしいところを抜粋しようと何度か試みましたが、ここもあそこもと全部が捨てがたく、 全文書き写してしまいそうだ…

ブックカバーの楽しみ方~ 単行本

皆さんは本を読む時のブックカバーはどうされていますか? 文庫の場合、私は自分の家でプリントした用紙をブックカバーにしています。 でも、蔵書の殆どは単行本。 文庫版ならA4サイズでいいけれど、単行本はA5用紙になるため、自宅プリンターでは作れません…

ビブリア古書堂の事件手帖  扉子と不思議な客人たち

「みをつくし料理帖~花だより」と並行して「ビブリア古書堂の事件手帖」の新刊を読みました。 ああ、ヤダ。 映画の帯が付いてる。。。ヽ(`Д´)ノプンプン ビブリア古書堂の事件手帖は、 北鎌倉のビブリア古書堂の店主-篠川栞子が、古書にまつわる事件を解決して…

『みをつくし料理帖 花だより』を読んで

みをつくし料理帖 特別巻「花だより」を読了。 「みをつくし」は、可哀そうな身の上の少女が料理人として頑張って精進していくお話です。 うわっ ベタな説明じゃ ⤴ 主人公の澪は、料理作りを通して自分の運命を切り開いていくんですが、 それが健気というか…

とっぴんぱらりの風太郎 を読み終えました。

「とっぴんばらりの風太郎」 ふーーーっ、読み終わりました。 大抵3~4冊併読している私にとって、この本は面白くも、厚さのせいで持ち出せず、、、、 家にいる時に読むとなると、その時間がなかなかない、、、、 しかしラスト1/3は ( 家人が一日留守の日に …

樋口修吉著「老舗の履歴書」元黒門町の空也を読んで

池之端にあった老舗和菓子屋の「空也」さんのことに興味を持ち、 そこから先日お話した福島慶子さんを知ることとなったが、 そのキッカケになったのが、樋口修吉さんが書かれた『老舗の履歴書Ⅰ』でした。 表紙の右上は、銀座の空也の写真でしょう。 残念なが…

福島慶子さんという人

銀座の老舗和菓子屋《空也》が、まだ上野の黒門町にあった頃のことを調べていたら、 三代目店主 - 山口彦一郎さんの若かりし頃のエピソードが書かれた本を見つけました。 作者は福島慶子さん。 代表作は、旦那さまである美術収集家の繁太郎さんのことを書い…

天切り松のキャスティング遊び

『天切り松 闇がたり』を読んで、久しぶりにキャスティング遊びの発作に襲われました。 登場人物が素晴らしく描かれている本を読むと、起こる発作です。 「あのシーンのあのセリフをこの役者さんに言わせてみたい」という衝動にかられてしまう。 人気小説な…

持ち出せない本

図書館でこの本を見つけ、どうしても手元に所有したくなり、 ヤフオクで古書を購入しました。 読んでみようと思ったのは、以前読んだこの著者の「鹿男あをによし」が面白かったから。 所有したくなったのは、この本のデザインです。 通常、この分量なら上・…

幸田文 しつけ帖

何回も何回も読み直してしまう本があります。 どの巻も珠玉のエッセーが沢山つまっているんですが、 今読み返しているのが「しつけ帖」です。 幸田文さんのお父さんはいわずと知れた大作家 幸田露伴。 娘をさん付け、父親をさん無しというのもいかがなものか…

この声をきみに

NHKドラマ「この声をきみに」をやっと観終わりました。 撮りためていたものを、大事に大事にもったいないものを観るように時間をかけました。 こんな風に時間をかけて観たのは初めてかもしれない 好きな世界でした このドラマを大切に観ようと思ったのは、よ…

大正・渋谷道玄坂の挿絵

新しいお宝本と、お宝写真集に類似点が見つかりました。 「大正・道玄坂」の挿絵が、「渋谷の記憶」に掲載されている写真を元に描かれているようなのです。 以下の三枚を見てください。 アングルがピタリと一致。 「渋谷の記憶」の写真集を見て挿絵を描いた…

幸福書房 閉店

『幸福書房が閉店することになった』という話は沢山の人から聞きました。 我が家も二人とも、地元で本を買うならいつも幸福書房でした。 でも、考えてみたら最近はご無沙汰をしてしまっていたなぁ。 私が買うのはもっぱら古書ばかり。 新しい 本 ( もの ) で…

『一個』 著:永井龍男

永井龍男さんの短編集を読み始めました。 まずひとつめ 「一個」 「柱時計の振り子の音で、けさ四時まで、 完全に眠れなかったんだからな」 冒頭の独白にざわつく感覚を覚え読み進めます。 主人公の男が置かれている鬱屈した状況が少しずつ語られていくと、 …

『いてふの町』 著:永井龍男

小石川から本郷台にかけてのある一角に古い公孫樹の木と共に、古い東京が残っている区画がある。 六階建ての病院の脇を抜け、寺の墓地を曲がると左右に街並みに、魚屋、八百屋、ブリキ屋があるかと思うと大きな門構えの家があったり、格子戸のついた仕舞屋が…

『青梅雨』 著:永井龍男

この作品は、 「藤沢在住の太田千三、その妻-ひで、千三ひで夫婦の養女-春枝、ひでの実姉-ゆきが自宅で一家心中」という新聞記事から始まり、結末も新聞記事で締めくくられています。 読み手は既に主人公がこの世の者ではないところを知り、物語を読み始めま…

好きな時間

本日の夕食 本当に自分の好きなものばかりだ。 海老が好きです。 特にニンニクでカリカリに炒めたのが大好物。 焼きナスは食べるのも好きですが、 《隠し包丁》を入れる作業が好きなんです。 向田邦子さんが、著書で「気が付くと千切りばかりの献立になるこ…

『杉林そのほか』 著:永井龍男

「杉林そのほか」は短編小説ではなく、 永井さんご自身の身の回りのことを書いた随筆と思われます。 永井さんの住んでいらした鎌倉のお宅のご様子や、 2人のお嬢さん (朝子さんと頼子さん) が結婚された時のこと。 娘たちが嫁いで奥様 (悦子さん)と二人にな…

『蜜柑』 著:永井龍男

この短編は、不倫相手 ( 、、、というと陳腐に聞こえてしまいそうですが ) との別れを話し合った男が、箱根のホテルから横浜の勤め先までタクシーを走らせる、その道中の話です。 車内では、タクシーの運転手の話を交えながら、四十五の男の心理と、十五年下…

雑記 永井龍男を読み始めました

よんばばさんの記事に魅かれて「永井龍男」作品を読み始めました。 里見弴と同じ時代に鎌倉で過ごし、最後の鎌倉文士と言われた永井龍男さん。 大佛次郎や久米正雄とも親交があり、鎌倉文学館の初代館長でもあった永井さんの本を、 気になりつつずっと後回し…

『冬の日』を読む素敵な女性

永井龍男さんの「冬の日」を読もうと思ったのは、 よんばば (id:yonnbaba) さんの書評がキッカケでした。 昭和の良き時代の風景や、女のしとやかな佇まいに触れたくてページをめくりました。 読了後、さてあらすじをまとめようと思ってもどうしても出来ませ…

『風ふたたび』 著:永井龍男

永井龍男さんの長編小説「風ふたたび」を読了。 この話の筋を説明するのは非常に難しいです。 人間関係が複雑に絡み合っているのと、みんなが知り合いだったりすることも説明していかないとならないものですから。 さて、うまく説明出来るかどうか。とりあえ…