読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

garadanikki

日々のことつれづれ 駄目駄目さんのガラクタ日記

「ナオミ と カナコ」 著:奥田英朗

題 名 : ナオミ と カナコ 著 者 : 奥田英朗 初版本 : 幻冬舎 発 行 : 2014年11月10日 読了日 : 2015年02月23日 カナコ と ナオミを読了。ひさしぶりの新刊。 MOURI もワタシも本好きだけれど、各々趣味があって。 2人の趣味の共通項にある作家は、奥…

島木健作全集

島木健作全集を、格安で譲ってもらいました。 全15巻の内、10巻。 3巻 11巻 13巻 14巻 15巻が欠品。 実は、3巻は既に持っていたので、だぶらずに済んだんです。 既に所有していた3巻は帯付なんだけど、今回のは帯なし。 でも、島木健作さんの全集は本当に出…

ほるぷ社復刻版 『晩年』

ビブリア古書堂 第5巻にも出てきた太宰治の晩年。 その復刻版のお話。 ドラマOAしていた頃、早稲田の古書街で見つけたものです。 もちろんアンカットで、この本を購入した理由は、前の持主の書きこみが面白くて。。 その方は、切り開いた日をこうやって書き…

ビブリア古書堂の事件手帖 ( 6 ) を読んで

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 ビブリア~の新刊を読了。 『ビブリア』シリーズは、古書好きのワタシにはたまらない作品です。 今回は、一冊まるごと太宰治の作品にまつわる話。太宰治といえば、人生に4回も自殺未遂をおかし、その経験を…

服部みれい さんの本

服部みれい著『わたしの中の自然に目覚めて生きるのです』と、 murmur magazine ( 服部みれい編集長 ) の『冷えとり健康法』を読みました。 “実にとぼけた暮らし ( 本書から引用 ) ” を いまだ続けるワタシ にとって、 服部みれいさんの存在は、対極にあると…

「日の名残り」 著:カズオ・イシグロ を読む

「日の名残り」を読了。大変面白かったです。 ← 古書店の野ざらしの本棚にあったもの。 100円也。 このお店、デザイン系のオシャレ本が主流で、店主の趣味でないと思われる文学系は外に置かれている。 店外の本棚は、閉店時ビニールシートをかけるだけの、半…

「キャロリング」 著:有川浩

※ 当コンテンツは、これから読もうという方の楽しみを半減する恐れもございます。所謂ネタバレもありということでご容赦のほどを。。。 有川浩さんのファンです。「新刊が出てたよ」とMOURI が買ってきてくれたのは、 『キャロリング』という本。 一日で読了…

砂糖のアクを抜く。。。 ?

小豆を煮ていたら、映画「めがね」を思い出しました。 浜辺の宿「ハマダ」に、夏の間だけやってきて、 浜辺で氷ぜんざいをふるまうサクラ (もたいまさこ) が、小豆を煮ているシーンが印象的でね。 じ~~~っと鍋を見詰るサクラさん。 タエコ ( 小林聡美 ) …

「滿支一見」 を読む

里見弴:著 「滿支一見」 昭和6年 春陽堂刊を、オークションで取得しました。1,000円也。 ハッキリ言って美本ではない。だけど稀本だから仕方ない。 パラフィンを取りたくても、不器用なので二度と同じに包装できないから諦めます。 裏表紙の右半分がささく…

一枚の写真

婦人グラフ という大正~昭和にかけて発行されていた雑誌の切り抜きとして、 里見弴さんとご家族の写真を入手。 購入した古書店から「送付が遅れましてスミマセン」ということで、オマケの切抜きが1頁添付されていた。 白黒写真に再度カラー仕上げにした物な…

キルディンのお話

わがままにゃんこ「キルディン」の話をしていたら、オリジナルはどんなだったか気になって来た。 実は「きるでん姫」という響き以外に、あんまり覚えていないのよね。 小さい時ワタシが我儘を言うと、母が「きるでん」と言っていたのが妙に耳に残っていただ…

「文士の時代」 著・写真:林忠彦

「はい、おみや」 MOURI が買ってきてくれたのが、この文庫本。銀座のバー「ルパン」のカウンターで撮られた太宰治の写真で有名な林忠彦さんの写真集です。表紙の作家は坂口安吾。 昭和の文士たち、煙草をくゆらせながら原稿用紙に向かってる写真の多いこと…

しるこ屋 常盤をたずねて

昨日 小島政二郎さんの「食いしん坊」のことをお話した 折に、上野の常盤というお汁粉屋さんの場所が気になってその後も調べていたんですが、どうも先日推察した場所とは違うような気がしてきました。 そして調べていくうちに…ワタシのバイブル 東京紅團さん…

小島政二郎 全集 第4巻6章について

小島政二郎さんの「食いしん坊」を読み始めたが、なかなか先に進みません。 理由は好きな作家が次々登場してきたり、気になるお店が沢山出てきたりして、色々調べたくなっちゃうから。 そういえば、どうしてこの全集を借りたか思い出せない。たぶん「うで玉…

「うで玉子」 著:里見弴

「縁談窶」改造社 (大正14)刊より「うで玉子」を読了。この作品を通して、江戸弁とか江戸っ子気質について考えてしまいました。 母が秩父産の為、江戸っ子になりそびれたワタシですが、 幼少期、父や祖父たちの江戸弁に囲まれて育った為、“うで玉子”という響…

「縁談窶」 再び

Smokyさんから、 里見弴作「縁談窶」を 薦めていただいて…どうせならと、当時の古書 (大正14)を購入…その感想を garadanikkiに書いた ところ…それを読んでくだすったSmokyさんが、 再度感想を発表 され…それを読んで再読してみたくなり、「縁談窶 ( えんだん…

「無言の晩餐」 著:里見弴

改造社 大正14年発行『縁談窶 ( えんだんやつれ ) 』に収録されている「無言の晩餐」という小品を読了。 話は、両親と息子の 3人の食事風景から始まる。父…いつもなら(中略)盛んにまくしたてる父が、まるで一言も口を利かなかった母…差し向かいの母は(中…

『縁談窶 ( えんだんやつれ ) 』 著:里見弴

ずっと欲しかった古書、買ってしまった。 「古書に費やす金額は、新刊と同額まで」というマイルールがあって、でもこれはもう少しお小遣いを足さないと買えなくて、ずっと我慢してたものなの。そんなことを言うと、必ずMOURI にツッコまれるんだ。 「へえぇ…

「黒猫」 著:島木健作

『赤蛙』に続き、島木健作の遺稿集から『黒猫』のお話。 昔から、家畜に害を及ぼす猫、穀物を食い荒らす鼠の処分はやむなしという風潮があります。“ お百姓さんが一生懸命に作った野菜を台無しにする ”という見地からいえば仕方のないことかも知れないけれど…

新潮 1945年 ( 昭和20 ) 11月号

新潮。69年前の11月号です。 昭和20年というと終戦の年。 島木健作さんは終戦の日の2日後、8月17日に亡くなりました。42年の生涯でした。 この号には、島木健作の追悼のページが組まれてます。 ※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。島木さんと親…

『海街diary』 吉田秋生

Beatle001さんが紹介されていた『海街diary』。今頃ですが、やっと読破 (既6刊) しました。いいです。ワタシ ( 中高年で鎌倉好き ) のドストライクの作品。1巻から6巻までの表紙、背表紙を見るだけでも、馴染みのある場所に主人公が描き込まれている。 第1巻…

『灰色の月』 志賀直哉

自選小説集『雪の日』新潮社 (昭和23年11月刊)を読了。初めて読む作品も、2度目の作品もあるなか、特に感動したのが『灰色の月』でした。 東京駅で連れと別れた主人公は、ひとり品川周りの省線に乗る。車内はそれほど混んではおらず、主人公は、五十近いもん…

日産書房  『赤蛙』 を読む

目下、一番好きな古書。島木健作『赤蛙』 日産書房刊 昭和23年の初版本です。島木健作さんが亡くなられたのが昭和20年8月17日だから、これは遺作集。 美しい本でしょう? 島木作品は、作者が亡くなって61年経つのでいくらでもネットで読めます。でも古い人間…

自選小説集 『雪の日』 志賀直哉

新潮社版 自選小説集『雪の日』著:志賀直哉 昭和22年11月10日初版の本です。良い字だなあ、題字はなんと谷崎潤一郎。 流石に天にシミ・日焼けがあって、和紙のカバーもチリチリになってます。 ずっと気になっていた古書で、市場価格にかなりのバラつきがあっ…

海街diary 1 ~ 蝉時雨のやむ頃

海街diary 1 ~ 蝉時雨のやむ頃 を読了。 あれっ、マンガ いやコミックも読了っていうのかな。。。かぶとむし日記のBeatle001さんにインスパイアされ、読んでみたくなったのが『海街diary』。 鎌倉の古い家に住む、3人姉妹の生活が丁寧にユニークに描かれて…

フローさんと彼女のお家

フローレンス西村さんをご存知でしょうか?1929年アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれた彼女は、恵泉女学園で園芸を学び、20歳の時に岩倉具憲と結婚し、3人の子宝に恵まれます。 彼女の旦那様-岩倉具憲という人は、岩倉具視 ( 500円札の人 ) のお孫さん…

ヨコハマ買い出し紀行~芦奈野ひとし

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 マンガ本をレンタルしました。あっ。最近はマンガ本じゃなくてコミック雑誌と言うんだね。 方法は、ネットで注文するとこんな袋に入って宅配される。わあ便利だ。 マンガ本って図書館には置いてないでしょう…

「サン・フェリーペ号は来た」 「羽左衛門伝説」

この2冊には内容上の共通点はなし。 いずれも古書店で装幀に目がいき、購入したものでした。 左 『サン・フェリーペ号は来た』昭和46年10月5日 新潮社発行 著:大原富枝 右 『羽左衛門傳説』昭和30年3月5日 毎日新聞社発行 著:里見弴 結論から言うと感想は…

 『きまぐれバス』 ジョン・スタインベック

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 気まぐれバス (The Wayward Bus) を読了。 もちろん古書です。105円也。5月に神保町に行った時に、古本屋さんの店頭ラックに置かれていたもの。ジョン・スタインベックは『怒りの葡萄』とか『エデンの東』を…

エッセーを書くということ

谷崎潤一郎の『青春物語』というエッセーを読みました。 去年、池袋の古本市で手に取って、貴重な写真が沢山載っているので買ったんだけど、読み始めて半分で止めました。理由は、気分が悪くなったから。 本人は肩のこらない笑い話で、皆が知ってる有名人の…

『嵐のなか』 著:島木健作

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 この本は、1949 ( 昭和24 ) 年、島木さんの死後刊行されたものです。 『嵐のなか』が単行本になったのは “ この全集が最初 ” と、聞いてたので探してました。表紙もボロボロで、中もシミだらけだけれど、読…

『ネズナイカの冒険』 著:ノーソフ

偕成社文庫『ネズナイカの冒険』が手に入りました。 以前、入手した雨の日文庫『十六人の小人の冒険』の完全版。 雨の日文庫を読んだ時に、終わり方が突然でオカシイなと思ってたんだけど、 やはり続きがあったんだ。それに気球に乗る前にも話があったのよね…

横になって読書 手あたり次第

前回もそうだったけど、ノドに銀杏の薄皮が貼り付いたような、しぶ~い痛みが抜けなくて、 鼻水と熱も出てきたものだから、一晩中、寝たり覚めたり。 床につくと10秒もしないウチに夢の中のワタシとしてみたら、やっぱり変だ。 「そういう時は、寝てろ」とい…

挿絵について その2

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 10月に買った光文社『鉄塔の怪人』を、子どもに返ったように読みました。ホントの子供時代は、江戸川乱歩-少年探偵シリーズ読まなかったけど。 物語は、背中にドクロの模様がある巨大カブトムシが町中を の…

挿絵について ①

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 古い本には、大人向けの小説でも、挿絵が施されているものが多くあります。『帰郷』著大佛次郎もそうでした。 装幀の方 は、佐藤 敬さんが描かれてるんだけど、挿絵の方は、中西利雄 画伯の手によるもの。 …

六興出版社 『帰郷』 大佛次郎 著

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 11月下旬、池袋で開催されていた 古本市 で買いました。 書棚でひときわ目立っていたのは、斬新な装幀のせいで、 西洋と東洋が混ざり合った色合いにグッと惹かれて手に取った。 どんな物語なのか、ページを…

『たんぽぽ娘』 ロバート・F・ヤング 著 を読む

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 『ジェニーの肖像』を読了した流れで、やはりロバート・F・ヤング著『たんぽぽ娘』も読んでみたくなりました。『たんぽぽ娘』が収録されている本は、二冊あっていずれも絶版本で、入手困難だったから後回し…

『ジェニイの肖像』 ~訳 山室静

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 『ジェニイの肖像』ロバート・ネイサン著 山室静香訳 を読了。鎌倉書房が昭和25年刊行されたもので、初めての邦訳だったようで、大分傷んだ本。10月下旬、池袋で開催されていた古本市で見つけたもので、昔、…

『わたしを離さないで』  カズオ・イシグロ原作

『わたしを離さないで』カズオ・イシグロさんが書かれた小説です。イシグロさんは、1989年発表の『日の名残り』で、イギリス文学の最高峰ブッカー賞を受賞しました。実はワタシは『日の名残り』の作者が、日系人だと知らずに映画を見てたんです。 作者が…

雨の日文庫 『十六人の小人の冒険』 ノーソフ著

先日購入した雨の日文庫を読み始めました。 雨の日文庫か、ググッと来るネーミング。 雨の日は、たのしく読書しようというイメージなのかな。 今日は晴天だけど…読む。 【雨の日文庫について】 このシリーズは、昭和33年に麥書房 ( 現むぎ書房 ) から発行さ…

『みそっかす』 著:ちば・てつや

子どもの頃、大好きだった漫画本が手に入りました。ちば・てつや先生の『みそっかす』です。 ちば先生の代表作といえば、『あしたのジョー』ですかね。 他にも『ハリスの旋風』とか『のたり松太郎』とか少年コミックの方で有名だけれど、 少女向けの作品も数…

日本橋蛎殻町を歩く

ちょっと時間があったので、蛎殻町を歩いてみます。 古い家屋は今でも現役。大切に住まわれているのがわかる。 この辺りは、昔ながらの地名が残っています。 昭和37年に制定された住居表示に関する法律によって、 どんどん何丁目何番地という風に変わってし…

島木健作著 『獄』という本

島木健作著『獄』を読了。名著でした。考えさせられました。 収録されているのは「癩(らい)」「苦悶」「転落」「盲目」「医者」という5篇で、いずれも獄中での思想犯の話。 癩……思想犯として投獄された太田は、刑務所で結核を発症し隔離監房に移される。 そ…

島木健作著 『獄』という本

島木健作著『獄』を読了。 名著でした。 深く考えさせられました。 収録されているのは「癩(らい)」「苦悶」「転落」「盲目」「医者」という5篇で、 いずれも獄中での思想犯の話。 癩……思想犯として投獄された太田は、刑務所で結核を発症し隔離監房に移され…

百花文庫で島木健作『土地』を読む

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 百花文庫にハマってしまい、次に入手できたのが、島木健作著 『土地』でした。 不勉強ながら、島木健作は初めて知るところで、何の予備知識もないまま読みはじめ、のめり込んだ。 至極 読み易く、登場人物に…

志賀直哉 『早春の旅』 『ジイドと水戸黄門』 『池の縁』

百花文庫で、志賀直哉著 『早春の旅 他二篇』を読了。この本に収められている三つの短編は、お子さんたちとの様子を書いたもの。 直哉さんには、年の離れた兄弟たちがいるんだけど、義理のお母さんが産んだ子なのね。そんな兄弟のことや、祖母、実母、義母の…

志賀直哉 『雨蛙』

『雨蛙』は、大正13年1月、志賀直哉が41歳の時に書いたもので、翌年4月改造社より短編集『雨蛙』として出版されました。 この12年後やっと『暗夜行路』が完結したんですが、『創作余談』によれば、当初この作品は『暗夜行路』を書きあげたら書こうと思ってい…

ちくま日本文学全集 幸田露伴

ずっと幸田露伴の書いたものは“難解なもの”と思ってました。 以前、幸田露伴・文 父娘のドラマを見て、露伴の厳格ぶりに、作品の方もゴリゴリと堅苦しいのではないかと勝手に思っていたんです。 その印象は、半分正しく、半分あてはずれ。ちくま日本文学全集…

ヤフオクで宝物

最近、困ったものにはまっちゃってね。ヤフオクっていうんですか? 欲しい古書とかも結構出品されてて、オークションデビューしてしまいました。どうやらワタシが欲しい古書は、競争相手がいないらしく、入札すると100%で初期価格で落札できちゃうの。セリっ…

志賀直哉 『暗夜行路』

暗夜行路 ( 前篇 ) 、途中でちっと停滞したけれど、おおむね良好に読了しました。( ワタシが読んだ ) 筑摩現代文学大系20 には、前編しか入っておらず、後編読むなら、もう一冊買わないとならない。 買っちゃう? これ ↓ (ヤフオクで、1000円~40000円) 後編…