garadanikki

日々のことつれづれ 駄目駄目さんのガラクタ日記

本・古書

『終点のあの子』箸:柚木麻子

柚木麻子さんの作品、 三冊目として「終点のあの子」を読みました。 この本は、第88回オール讀物新人賞を受賞した 「フォーケットミー、ノットブルー」を含む 4作品を収載した単行本です。 まず目をひくのは、ハッと息をのむほど美しいブルーの表紙です。 …

『ねじまき片想い』箸:柚木麻子

『ねじまき片想い』を読了。 「本屋さんのダイアナ」「王妃の帰還」につぎ、私にとって三冊目の柚木作品です。 これが、本書のキャッチです⤵ 毎朝スカイツリーを見上げながら、水上バスで通勤する富田宝子、28歳。 浅草にあるおもちゃ会社の敏腕プランナーと…

森鴎外の妻 漱石の妻

唐突ですが、鴎外と漱石に関しての備忘録を投稿します。 森鴎外と夏目漱石は、一時期同じ千駄木に住んでいたことがありました。 地名でいえば、 漱石の旧居は、文京区向丘2丁目20−7 鴎外の旧居は、文京区千駄木1丁目23-4 薮下通りを歩いて6分くらい…

『王女の帰還』箸:柚木麻子

『王妃の帰還』読了。 『本屋さんのダイアナ』で柚木麻子さんを知り、二冊目にこの本を読みました。 主人公-前原範子はカトリック系の聖鏡女学園に通う中学2年生。 物語は、2年B組での「公開裁判」から始まる。 クラスのトップ集団に君臨する滝沢美姫が、安…

イーニッド・ブライトンの児童書を読んで

イーニッド・ブライトン ( エニッド・ブライトン ) という女流作家をご存知でしょうか? 私は、この作家を知らずに育ちました。 『赤毛のアン』のモンゴメリ、『小公女』や『小公子』のバーネットは、少女時代の愛読書でしたが、 ブライトンの作品は、恥ずか…

梶原季之:箸『せどり男爵数奇譚』

せどり男爵数奇譚を読了。 ミーハーながら、三上延さん小説『ビブリア古書堂の事件手帖』でこの本を知りました。 ビブリアのドラマでも《せどり男爵》《笠井菊哉》が、謎を解くキーワードになっていました。 【読後感】 古書マニアの心理をうまくつかんだエ…

狂った果実と鎌倉・逗子

石原慎太郎 箸『狂った果実』を読んだのは、 一昨年のこと。 どうせなら初版本で、と入手した古本で読了しました。 「なんじゃ、こりゃ」と放り出したのを昨日のことのように思い出します。 石原慎太郎は芥川賞作家ですから、 既にこの時には、力を持ってい…

図書館通いと 美味しい沖縄料理店探し

図書館巡りが趣味です。 近くに、広くて居心地の良い図書館が近くにあれば、はしごや浮気はしないけど、 渋谷区の図書館は、広さも蔵書数も他の区に比べて残念な規模。 渋谷区に限らず、東京都は他県に比べて残念な図書館が多いです。 ちょっと渋めの古書を…

長文 「プリンセストヨトミ」について

万城目 学さんの「プリンセス・トヨトミ」を読みました。 だいぶ前ですが ⵈⵈ そして 鈴木雅之監督の映画「プリンセス・トヨトミ」を観ました。 少し前に ⵈⵈ 原作者 万城目さんの作品も、監督 鈴木雅之さんの作品も、私は大好きです。 特に私は鈴木さんの大フ…

翻訳はどこまで許されるのか

コレットの「青い麦」を石川登志夫さん訳で読んだのは、数か月前のことです。 正直いって、自然や植物の形容が多くて内容が頭に入ってきにくく、難航しました。 こんなにも想像力や読解力がなかったのか、と自己嫌悪に陥るくらい。 そんな時 我が頭の程度を…

みかづきを読んで みかづきを見て

遅ればせながら、、、、 ほんとに今ごろになって「みかづき」のお話を。。。 感じることが多すぎて、なかなかまとまらなかったから、今ごろです。 一年半ほど前になりますか、よんばばさんが本を紹介されていて、 今年の1月でしたか、よんばばさんがドラマを…

コレット著『青い麦』について

コレットの『青い麦』を、石川登志夫さんの訳で読了。 この作品は、避暑地で過ごす16歳の少年フィリップと、15歳の少女ヴァンカと、 年上のダルレー夫人との三角関係の話です。 三角関係と片付けてしまうと雑で野暮かも知れませんが、 思春期の青年が、 幼馴…

コレット『ジジ』

『ジジ』を読了しました。 Gigi は、フランスの女流作家 シドニー=ガブリエル・コレットが1945年に発表した小説です。 二見書房刊 コレット著作集 No.11『ジジ』高木進訳で読んでいますが、かなり難解でした。 理由は、当時の暮らしぶりがイメージしにくいこ…

『同潤会アパート生活史 「江戸川アパート新聞」より』

今、一番のマイブームは《同潤会》のこと。 全部購入していたらとんでもないことになります。 家も狭いし、お金もないし。。。 同時に読み進んでいますが、 今、一番面白いと思うのが『同潤会アパート生活史 「江戸川アパート新聞」より』です。 大塚女子ア…

『大塚女子アパートメント物語 オールドミスの館にようこそ』

東京生まれの私は《同潤会》という妙にいかめしい名前をずっと聞いて育ちました。 でもって、小さい時から建物に興味のある子でして、 「いいなあ」「素敵だなあ」と思った建物のルーツは、同潤会アパートだったのです。 同潤会については知りたいことが山積…

真山仁:著 『そして、星の輝く夜がある』

先日読んだ真山仁「雨が泣いてる」の次にこれを読みました。 「雨が泣いてる」は東北地震を取材する新聞記者のお話でしたが、こちらも東北地震のお話。 こっちの方が先に書かれたものでしたが、「雨が泣いてる」と同様に感動作でした。 主人公は小学校の先生…

真山仁:著 『雨に泣いてる』

夫婦して本好です。 が 「さて何を読むか」という段になると、趣味嗜好が異なります。 主人は、趣味の本以外、必ず売れ筋本を抑えます。← 仕事柄 ('◇')ゞ 最近は落語やジャズに関する本も読み漁っています。 一方 私は明治・大正・昭和の古い文学作品が主で…

浅田次郎:著 『一路』

浅田次郎さんの『一路』を読了しました。 とーーーっても痛快で、気持ちよく笑える、楽しい本でした。 「一路」を知ったキッカケは、テレビでした。 何気なくつけたテレビでドラマを放送していたんですが、、 どうやら参勤交代の話らしく面白そうなんです。 …

スピリットベアにふれた島

今、一番気に入っているカバー カバーをはずすと、、、 今、いちばん気に入っている本の表紙。 スピリットベアにふれた島 こたつ猫の森のマミーさんが紹介していらした本です。 マミーさんの書評で、是非読んでみたくなったんですが、 仮にもしこの本を書店…

『雪の断章』著:佐々木丸美

「ビブリア古書堂の事件手帖~扉子と不思議な客人たち」の第三話を読んで、 佐々木丸美 著『雪の断章』を読んでみたくなりました。 第三話の主人公は小菅奈緒で、彼女が師と仰ぐホームレスのせどり屋 志田さんが、 皆に薦めている本というのが『雪の断章』で…

ビブリア古書堂 志田さんの好きな本

ビブリア古書堂の新刊を読んでから第三話に登場する『雪の断章』を読みました。 そして雪の断章を読了した後、もう一度ビブリアの第三話を読み直してみました。 以前からそうなんですが、ビブリア古書堂は、登場する本を読みたくなります。 そして本を読んで…

幸田文『濃紺』を再読

『台所のおと』は、私がこよなく愛する本です。 それぞれの短編の素晴らしさに圧倒され感動したのですが、ずっと紹介できずにいました。 素晴らしいところを抜粋しようと何度か試みましたが、ここもあそこもと全部が捨てがたく、 全文書き写してしまいそうだ…

ビブリア古書堂の事件手帖  扉子と不思議な客人たち

「みをつくし料理帖~花だより」と並行して「ビブリア古書堂の事件手帖」の新刊を読みました。 ああ、ヤダ。 映画の帯が付いてる。。。ヽ(`Д´)ノプンプン ビブリア古書堂の事件手帖は、 北鎌倉のビブリア古書堂の店主-篠川栞子が、古書にまつわる事件を解決して…

『みをつくし料理帖 花だより』を読んで

みをつくし料理帖 特別巻「花だより」を読了。 「みをつくし」は、可哀そうな身の上の少女が料理人として頑張って精進していくお話です。 うわっ ベタな説明じゃ ⤴ 主人公の澪は、料理作りを通して自分の運命を切り開いていくんですが、 それが健気というか…

ブックカバーの楽しみ方~ 単行本

皆さんは本を読む時のブックカバーはどうされていますか? 文庫の場合、私は自分の家でプリントした用紙をブックカバーにしています。 でも、蔵書の殆どは単行本。 文庫版ならA4サイズでいいけれど、単行本はA5用紙になるため、自宅プリンターでは作れません…

とっぴんぱらりの風太郎 を読み終えました。

「とっぴんばらりの風太郎」 ふーーーっ、読み終わりました。 大抵3~4冊併読している私にとって、この本は面白くも、厚さのせいで持ち出せず、、、、 家にいる時に読むとなると、その時間がなかなかない、、、、 しかしラスト1/3は ( 家人が一日留守の日に …

樋口修吉著「老舗の履歴書」元黒門町の空也を読んで

池之端にあった老舗和菓子屋の「空也」さんのことに興味を持ち、 そこから先日お話した福島慶子さんを知ることとなったが、 そのキッカケになったのが、樋口修吉さんが書かれた『老舗の履歴書Ⅰ』でした。 表紙の右上は、銀座の空也の写真でしょう。 残念なが…

福島慶子さんという人

銀座の老舗和菓子屋《空也》が、まだ上野の黒門町にあった頃のことを調べていたら、 三代目店主 - 山口彦一郎さんの若かりし頃のエピソードが書かれた本を見つけました。 作者は福島慶子さん。 代表作は、旦那さまである美術収集家の繁太郎さんのことを書い…

天切り松のキャスティング遊び

『天切り松 闇がたり』を読んで、久しぶりにキャスティング遊びの発作に襲われました。 登場人物が素晴らしく描かれている本を読むと、起こる発作です。 「あのシーンのあのセリフをこの役者さんに言わせてみたい」という衝動にかられてしまう。 人気小説な…

持ち出せない本

図書館でこの本を見つけ、どうしても手元に所有したくなり、 ヤフオクで古書を購入しました。 読んでみようと思ったのは、以前読んだこの著者の「鹿男あをによし」が面白かったから。 所有したくなったのは、この本のデザインです。 通常、この分量なら上・…