garadanikki

日々のことつれづれ 駄目駄目さんのガラクタ日記

里見弴

里見弴 『山ノ手暮色』

10月06日 早稲田の穴八幡宮で購入した里見弴さんの本 を、楽しく読みすすめています。本日読了したのは『山ノ手暮色』里見さんが、昭和4年2月12日に書かれた作品。初版本は、小村雪岱木版画装で、春陽堂から発売されましたが流石に手に入らず、これは生活社…

里見弴 著 『極楽とんぼ』

題 名 : 極楽とんぼ gokurakutonbo 著 者 : 里見 弴 satomi ton 初版本 : 中央公論 底 本 : 筑摩書房『現代日本文學大系37』より 読了日 : 2012年06月20日 「いい人だったがなア」--。 わがままで甘ったれ。嘘もつく。ずるいところもある。しかし、ど…

改造社 「里見弴全集」

どでかい本 レディーはこんな表現はしないものです。(レディーじゃないしぃアタシ) でも、この本は「大きい」というより「どでかい」というほかないのです。 改造社 昭和6年初版本 「里見弴全集 第一巻」 こんなに大きくては、片手で持てない。 またやってし…

著:里見弴 『夜櫻』

里見弴の「夜櫻」を読みました。 昔の雑誌や初版で読めるのは嬉しい。 その頃の雰囲気を合わせて味わうことが出来るから。シミや汚れ、やぶれも愛嬌。 先日、この目次の作家陣をご覧になったwattoさんが「ありえん豪華さ!(゚Д゚;」と言われました。 本当にそ…

「滅多にないほどの仕合せ」というエッセー

旧Blogの記事を整理していたら書きかけの資料が出てきました。 里見弴が、親友武者小路実篤のことを書いたものの原文を書き写したもの。。 借りたか、ホームページかで閲覧したものから移したようですが、途中までなんです。 私は、里見弴さんの文章が大好き…

「滿支一見」 を読む

里見弴:著 「滿支一見」 昭和6年 春陽堂刊を、オークションで取得しました。1,000円也。 ハッキリ言って美本ではない。だけど稀本だから仕方ない。 パラフィンを取りたくても、不器用なので二度と同じに包装できないから諦めます。 裏表紙の右半分がささく…

實物はもつといゝ  里見弴

一枚の写真。というか一枚の切抜きが手に入りました。 大正13年9月号 婦人グラフ (1巻5号) の切抜き。 何故、バラして売られているかというと、市場で価値があるのは、本紙ではなく表紙にあるようです。 何故って? 竹久夢二の表紙だから。 国際情報社 竹久…

「うで玉子」 著:里見弴

「縁談窶」改造社 (大正14)刊より「うで玉子」を読了。この作品を通して、江戸弁とか江戸っ子気質について考えてしまいました。 母が秩父産の為、江戸っ子になりそびれたワタシですが、 幼少期、父や祖父たちの江戸弁に囲まれて育った為、“うで玉子”という響…

「縁談窶」 再び

Smokyさんから、 里見弴作「縁談窶」を 薦めていただいて…どうせならと、当時の古書 (大正14)を購入…その感想を garadanikkiに書いた ところ…それを読んでくだすったSmokyさんが、 再度感想を発表 され…それを読んで再読してみたくなり、「縁談窶 ( えんだん…

「無言の晩餐」 著:里見弴

改造社 大正14年発行『縁談窶 ( えんだんやつれ ) 』に収録されている「無言の晩餐」という小品を読了。 話は、両親と息子の 3人の食事風景から始まる。父…いつもなら(中略)盛んにまくしたてる父が、まるで一言も口を利かなかった母…差し向かいの母は(中…

『縁談窶 ( えんだんやつれ ) 』 著:里見弴

ずっと欲しかった古書、買ってしまった。 「古書に費やす金額は、新刊と同額まで」というマイルールがあって、でもこれはもう少しお小遣いを足さないと買えなくて、ずっと我慢してたものなの。そんなことを言うと、必ずMOURI にツッコまれるんだ。 「へえぇ…

「サン・フェリーペ号は来た」 「羽左衛門伝説」

この2冊には内容上の共通点はなし。 いずれも古書店で装幀に目がいき、購入したものでした。 左 『サン・フェリーペ号は来た』昭和46年10月5日 新潮社発行 著:大原富枝 右 『羽左衛門傳説』昭和30年3月5日 毎日新聞社発行 著:里見弴 結論から言うと感想は…

里見弴 『大火』

里見弴『大火』を読了。 いつものように古書でです。手持ちの本の中でもかなり状態が悪い部類ながら、旧かなの方がやはり好きなんです。「大火」は、吉原の大火に見舞われる人々の話。 主人公の花魁-今紫と、彼女の元に通う客が大火で右往左往する様が、暖か…

エッセーを書くということ

谷崎潤一郎の『青春物語』というエッセーを読みました。 去年、池袋の古本市で手に取って、貴重な写真が沢山載っているので買ったんだけど、読み始めて半分で止めました。理由は、気分が悪くなったから。 本人は肩のこらない笑い話で、皆が知ってる有名人の…

鎌倉 公文堂

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 鎌倉に行くと寄りたくなるのが、由比ヶ浜にある公文堂書店。鎌倉で一番古い古書店です。 流石、里見弴が住んでいた鎌倉の本屋さんだけあって、里見さんの古書も充実してる。なんでもかんでも買える財力はな…

ビブリア古書堂の事件手帖 第6話

毎週、楽しみにしていたビブリアですが、正直言うと3、4話はダレた感じがしてました。1、2話に比べてテンポが違うって言ったらいいのかな。しかも鎌倉ロケも少なかったしね。ところが6話で盛り返してきた。 「こんな役で、この人、何かありそう…」と睨んでい…

里見弴 著:『桐畑』

※ 当Blogの画像はクリックすると大きくなります。 この本は、1947年 ( 昭和22 ) 8月20日、桃季書院から発行されたものです。 題簽 (だいせん) は、白樺派の同人で、同い年の 長與善郎 の手によるもの。 見事です。 今年10月、早稲田の古本市で、手に取った時…

文豪の稼ぎを考察する

最近、大正・昭和初期の文豪 ( 芥川龍之介、久米正雄、大佛次郎、里見弴 ) の本にはまっている。自分が良いと思えばそれで良く、貪り読んでいれば幸せなものを、突然ある疑問に囚われた。「今読んでいる文豪の本は、当時どの程度の人気があったのか」という…

鵠沼海岸へ 東屋旅館跡を訪ねる

鵠沼海岸に来ました。 先日読んだ『鵠沼・東屋旅館物語』の旅館跡地をどうしても見てみてみたくて。。。 鵠沼の駅は一度、下車したことがあるんですが、その時より降りる人が沢山いる。 しかも浴衣姿の人が大勢、、、何があるのかな。 謎が解けました。 駅前…

『鵠沼・東屋旅館物語』 高三啓輔 著

『鵠沼・東屋旅館物語』博文館新社 著:高三啓輔 ( Takami Keisuke ) 非常に興味深い一冊です。 この本を知ったきっかけは、里見弴の小説『潮風』。 小説の舞台がこの旅館で、冒頭部分に東屋の玄関先で大道芸見物をしている逗留客や仲居たちの様子が、見事な…

偶然の賜物

Aneyと鎌倉に行き、道草した『鎌倉文学館』は、来きたいと思いながら、なかなか機会がなかった場所。 旧前田公爵別邸で “ 海を見下ろす瀟洒な洋館 ” “ バラ園の見事な景勝地 ”として人気のようですが、館内には、鎌倉文士を中心とした作家たちの直筆原稿も展…