Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

ニキ・ド・サンファル生誕84周年

 

今日、Googleを開けたら、懐かしく愛しいニキ design の logo でした。
そうか、今日は ニキ・ド・サンファル の生誕84周年なんだ。


初めて彼女の作品を見たのは、今から10年前。

那須の友人宅に泊り、ニキ美術館に連れていってもらった時でした。

那須高原の、広大な敷地に建つ美術館自体も見事だったけど、館内に収められた作品にたちまち魅了されました。当時は館内撮影可能だったので何枚も写真を撮って帰り、館内で売られていたポストカードや便箋も愛用したりして…。

 

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ニキの作品と窓外の自然が一体になった美術館


残念ながらニキ美術館は、館長の増田静江さんが亡くなられて2010年に閉館してしまったんだけど、今でも再開を望むファンが多く、 スタッフも再開に向けての活動 を続けてらっしゃるそうな。。。 もう一度、あの素晴らしい環境の元で、ニキの作品を見たいと願ってやみません。

 

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『GARA』のPHOTOBAKOの再編集の為、久しぶりにニキ美術館のサイトを訪ねたところ、2010年08月末に美術館が閉館されていたことを知りました。館長が亡くなられたことが閉館の理由だそうで、サイトには「移転も検討しており、準備を進めている」と書いてありました。

 ニキ美術館は、フランスの女流彫刻家「ニキ・ド・サンファル」と深く交流のあった館長の故増田静江さんが、開設した美術館で、館内には増田さんが収集した多くのニキ作品で溢れていました。“ニキの作品のみが展示されている”という点でも唯一無二の美術館だったと思われます。

 場所は那須北温泉に向って登っていく途中にあって、緑に囲まれた広大な敷地にその建物はありました。館に入るには、長戸門をくぐって、四季折々の草花が生え育つ古径を辿って行きます。「こんな贅沢な空間を通って美術鑑賞できるなんて」とワクワクしたことが思い出されます。ワタシが行ったのは2004年5月だから8年も前のこと、その日は雨が降っていて、館内はとても混んでいました。それでも何故かワサワサしていなくて落ち着いた雰囲気だったのは、美術館には珍しい、大きな窓のある開放的な空間のせいだったと思います。窓から見える雨模様の自然風景と、ダイナミックな作品群との対比も面白く、深く印象に残っています。

 近年いらした方のサイトに「作品は撮影はできなかったので…」とありましたが8年前は館内の撮影がOKだったので、ワタシの手元には何枚かの写真が残っています。もう二度とあそこで作品にふれあえないと思うと残念ですが、素敵な空間で素敵な作品を見せてくださった館長増田さんと作家ニキさんに感謝し、遅ればせながらお二人のご冥福をお祈りしたいと思います。

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那須の写真(上掲の写真含む)は GARA PHOTOBAKO vol.03にアップしてあります。