Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

服部みれい さんの本

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服部みれい著『わたしの中の自然に目覚めて生きるのです』と、

murmur magazine ( 服部みれい編集長 ) の『冷えとり健康法』を読みました。

 

実にとぼけた暮らし ( 本書から引用 ) ” を いまだ続けるワタシ にとって、

服部みれいさんの存在は、対極にあると感じました。 

 

この寒空に野良にゃんこを膝に乗せ、にゃんこが「飽きた」と降りるまで、石段に座り込むような生活をしているワタシですから。ヨガマットっていうんですか? 一応それは敷いてます。防寒ズボンも履いてるけれど、そんなんじゃ駄目なんですよね、みれいさん。

 

みれいさんが紹介する「冷えとり健康法」では、頭寒足熱で、絹素材の靴下を5~6枚重ねばきするらしい。

「冷たいタイルを素足でピタピタ歩くのが好き」なんていうのは、駄目なんですよね。(笑)

 

「大都会で暮らし、約20年近く、雑誌や本を編集したり、記事を書いたりして生きてきた」

とおっしゃる服部みれいさんのライフスタイルに憧れる女性はとても多いらしい。

 

主に小説、たまにはエッセイを読むことはあったが、考えてみればこういった生き方のヒントになるような How To 本 は初めてだから、「へぇ~」とか「ほぉ~」とか言いながら読みました。この本には、誰もが思っていることが優しく的確な言葉でまとめられていました。

 

例えばこんな話。

「幸福を外側の条件に求めない」

どこかで聞いたと思ったら、相田みつをさんも書いておられましたよね。

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本書で彼女が言っていることは、独創的なことではなありません。

誰もが心の中に持っていて、けれどそれがモヤモヤしているものだから、

それを端的な言葉にしてもらえた時に、感動や安らぎや共感を得られるのではないでしょうか。

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そんなわけで、難しい言葉も、難解な話でもなく、スラスラと流れるように読破できましたが、最後にひとつだけ、かなり斬新な話で気になった提唱を特筆します。

 

第一章 こころという自然 、25ページにある「誰かを助けたくなったら」

 

「誰かを過度に、やたら助けたくなったら、意外かも知れませんが、

 でも、何よりもまず、自分自身のことを点検してみましょう」

 

誰かを過度に助けたくなるというのは、時にこんなこともあるのではという話。

・相手にいいたいことは、実は、自分へのメッセージだったり。
・相手を助けることで、自分の問題から目を逸らそうとしていたり。。
・相手を助けることで、上に立つことをおのずと選択していたり。。。

 

考えても みなかった発想でした。

この話の是非はともあれ、みれいさんがどういう経験から、この発想に至ったか、

大いにそのエピソードが知りたくなりました。