木彫りの熊で思い出した話。
今から30年も昔、MOURI と北海道旅行をした時のことです。
札幌でレンタカーを借りての3泊4日の旅だったけど、出たとこ勝負で行く場所も、
その日の泊る宿さえ決めない旅だった。
最初の日は登別だったんだけど、飛び込んだその旅館は、今でも語り草のファンキーな宿でした。
お部屋の様子 |
通された部屋は6畳くらいかな。
腰高の窓の障子を開けると、いきなり路地裏の道しか見えないロケーション。
お風呂の様子 |
当店自慢のジャングル風呂っていうらしいんだけど・・こ・こ・混浴。
こ~んなお風呂の真中に、申し訳程度のプランターの仕切りがあるだけ大浴場で。
ほら、よく喫茶店の仕切りにあるでしょう?
こ~んな感じの。。。
どんなに観葉植物乗っけたって、せいぜい胸くらいの高さしかなくて。
それも「ケチるなよ」という位、プランターの数が足りないから。。
プランターとプランターの隙間が50㎝位ずつ開いている。。。
これじゃ、男湯から丸見え。
とにかく腰をかがめて急ぎ足で湯船に入るしかない。
MOURI に聞いたら、「おっ混浴❤ あっ女の人が❤ っと思ったら君だった」との由。
食事の様子 |
部屋食は嬉しいけど、今では珍しいような脚付きお膳が運ばれてきて。。
こ~んな感じで。。かなり貧相。
しかもこれ、凄く食べにくくて、
前屈して食べるご飯って、こんなに美味しく感じないのかと、不思議でした。
目覚まし? |
朝、枕元の壁から「トンカントンカン」という音で目覚めました。
そんじょそこらでは目が覚めないくらいのワタシでも、寝ていられないような音で。。
なんだろうと障子を開けたら、旅館の軒下に木彫り職人さんが並んでて、、、
トンカントンカン、木にノミを当てて熊を彫ってる音でした。
「あ~ 登別の木彫りの熊は、ハンドメイドなのねぇ」って、どんだけ~