3月2日 「御茶ノ水あたりを歩く~湯島聖堂」の続きです。
記事をアップしてから、去年の丁度同じころ神田明神・万世橋あたりをフラフラしていたことが判明。
今回も同じルートなので、重なる部分は割愛します。
そろそろお腹が空いたので、どこかないかしらと徘徊していると、
あんなところに古民家が。。。
神田明神の屋上庭園から見えたのは「神田の家」
「井政」 というカフェが併設されているらしい。。。
入口に「入場料 一般 1,000円 ※ 千代田区在住・在勤500円(証明書提示につき)」
とあるけれど、カフェなのに入場料?
うう、システムがイマイチわからない。
普段なら、どんどん質問して、絶対見学するに一票のワタシが・・・
なんだかなぁ。
悪いけど、食指がまったく働かない。
千代田区有形文化財 井政 - 「遠藤家旧店舗・住宅主屋」
江戸時代より続く材木商の遠藤家。江戸城築城のために招集され、鎌倉材木座より神田鎌倉町(現在の内神田1丁目)に移り住みました。
現在の建物は1927(昭和2)年に建設。1972(昭和47)年の府中市移築を経て、2009(平成21)年に千代田区有形文化財の指定を受け、神田の地へ再移築されました。
当初は平屋でしたが、1954(昭和29)年に1階の一部と2階を増築。
府中市移築の際には、状態の良い部分だけを残したうえで、1階北側と玄関奥の廊下を増築。さらに当時敷地内にあった別棟の2階部分を玄関東側に据えました。
その後、神田への再移築にあたり、府中時代は畳敷きだった部屋を、土間と帳場というかつての店の姿に復元。また移築先の宮本公園が茶道 江戸千家発祥の地であることにちなみ、玄関東側の和室を茶室へと改修しています。
鎌倉の材木座に縁があったんですか、この遠藤さんという家は。
でもこのお家、昭和2年と思ったより新しい。
しかも移築・増築を重ね、この場所に再移築されたということ、
どうりで生活感や人の気配を感じられなかったわけです。
古い家屋が好きで、小樽の鰊御殿、青森五所川原の斜陽館、鎌倉浄明寺 旧華頂宮邸、鎌倉の前田邸 ( 現鎌倉文学館 ) 、駒場の前田邸を始め、色々な家を見学しました。
昨年見学した猿楽町の 旧朝倉家住宅 もそうですが、どの家も、そこに住んでいた人々の気配というか、そんなものが建物と渾然となって感じられるところが魅力でした。
確かに、今では作れないような鴨居や飾り棚も魅力的だけれど、生活感というか、そんな空気が感じられない家屋は、書割のような、映画のセットのような気がしてしまうのよね。
だったら、深川江戸記念館の江戸屋敷と同じだと思えば、楽しめばるかも知れないけれど。。。。
昭和初期の木造家屋なら、まだ現役もありそうだし、
ここでなくてもいいかな という感じもするし、
千代田区が、指定有形文化財とし、NPOが運営しているとのことで、
いつになく辛口になってしまったかも知れませんが、ごめんなさいね。