Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

THE VERY BEST OF NAT KING COLE

 

ナット・キング・コールの声が好きだと言ったら、

MOURIがベストを買ってきてくれました。


2枚組、50曲。何とも聞きがいのあるアルバム。

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ナット・キング・コールの歌で、特に好きなのが、Unfogettable, Mona Lisa, Smaile,

それと Fly me to the moon

ところが50曲も入っているのに、Fly me to the Moonが収録されてない。

ショック~

仕方がないから、Fly me to the MoonだけはYouTubeで聞こうと思います。

で、検索して驚きました。

彼の他にも沢山の人が歌ってるんです、まあ、名曲ですからね。

代表的なところが、フランク・シナトラ、トニー・ベネット、アンディー・ウィリアムス。
女性では、ドリス・デイ、ジュリー・ロンドン、ダイアナ・クラウル。

ウェス・モンゴメリーのギターや、オスカーピーターソンのピアノでも楽しめます。

日本人では女性が随分歌ってます。

小野リサ、いしだあゆみ、伊東ゆかり、八代亜紀がアップされてました。

アップはされてないけれど、美空ひばり、ちあきなおみも歌っていたと思います。

しびれる程ウマいんじゃろう、きっと。

 

聞きくらべてみるのも面白いかも⤵



ナット・キング・コールは、当初ピアニストだったそうで、ベストの2枚目では、弾き語りしています。

でも録音技術の問題かピアノの音が悪いので、この版で名ピアニストだったかどうかは判断不能。

やっぱりピアノといえば、オスカーピーターソンが好きです。

何故、突然オスカーピーターソンが引合いに出たかというと、面白いエピソードを聞きました。

若い頃2人の歌声が似ていたので「かぶるからキングは歌、オスカーはピアノでやってこうね」と、

取り決めをしたんだとか。

同時代にしのぎを削った2人の天才のエピソードとして興味深く思います。

 

ところで、ナット・キング・コールの声って、バリトンなのに伸びが良く、ソフトじゃないですか?

あの声で「Fly~Me the moon~」と歌うと伸びやかで、ホントに月に届きそうに響きます。

彼の声を目をつぶって聞いていると、白人が歌っているみたいに聴こえるのは私だけかしら。


差別が激しかった当時、唯一白人にも支持された歌声と聞きましたが、

それは白人の耳に心地よい響きだったから、なんてことではないのかなあ。



FLY ME TO THE MOON / ナット・キング・コール