Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

桐の米びつ

 

立派な米びつが届きました。

先日フタ付のプラバケツに入れていたもち米に虫がわきまして、ノシメマダラメイガという羽のある奴なんだけど、虫嫌いの私ですからそりゃ大きな悲鳴を上げました。

何が起こったのかと飛んできたMOURIでしたが、悲鳴というより「何 雄叫びあげているんだ」と思ったそうな。


虫がいたってお米を捨てるわけにはいかないというから、泣きながら もち米を洗いました。

 

f:id:garadanikki:20150826064140j:plain
数日後、届いた米びつ

これは、桐ダンス職人さんが作ったものだそうです。

朝から雄叫びをあげられちゃたまらんということで、色々調べた結果、虫害だけじゃなく、お米の味の劣化を防ぐためにも、桐製品の米びつが一番良いというので選んだそうです。

ホーローとかプラスチックの方が清潔なようにも思うけど、お米が呼吸できないんですって。

 

それから気密性の面からも凄い出来なんです。

ほら桐の箪笥って、引き出しを勢いよく閉めると、ハフっと違う引き出しが開くでしょう?

そんな感じでフタを閉める時に、ハフっという音がします。

 

美しいものは、いいねぇ。

f:id:garadanikki:20150826064141j:plain
焼印が押してある


米びつと一緒に『桐製品ご使用方法』という紙と、『米びつの開け方』なる紙も付いてきたので、

備忘録としてここに書いておこう。

【桐製品ご使用方法】

清拭しておりますが、ご使用になる前に乾いた布で拭いてからご使用ください。

パンを入れるときは必ずビニール製の袋に入れてからパン入れに入れてください。

 

■使用中に内側が汚れた場合

固く絞った布でしっかり拭き、半日程度十分に乾かして、触ってみて湿っていないようでしたらお米を入れてください。
 (湿気が十分に取れていないと、お米の味が劣化したり、ふたが開かなくなる、開きにくくなる原因になります)

■外側が汚れた場合

乾いた布で優しく拭き取ってください。それでも取れない場合は、多少の汚れでしたら同梱のサンドペーパーで、ざらざらする側でまずこすり、次に反対側でこすってください。

■ぶつけてへこんでしまった場合

多少のへこみでしたら直ります。数滴水を落とし、木が膨らんでくるのを待ってから水を優しく拭き取ってください。


職人魂の米びつは、非常に気密性が高く外部からの湿気や虫の進入を防ぎます。

しかし、お米と一緒に虫や虫の卵が入ってしまった場合、米びつの中で発生することがあります。

この場合は、一度中のお米を全部出して天日干しにし、米びつ内部も隅々までよく掃除してからしっかり乾かし、お米を入れてください。

※ お米を継ぎ足す前に、ぬか汚れを落としてからお使いいただくと、

  より安心して長くきれいにお使いいただけます。

使い込むうちに自然に変わってくる色合いもお楽しみください。

【米びつの開け方】

f:id:garadanikki:20150826071921j:plain