久々の鎌倉です。
今日の予定は特になし。
La foret et la table (ラフォレエラターブル) のパンも食べたいし、
こんな暖かい日は、樹カフェで本でも読みたいけれど、
どちらも火曜日がお休みなんです。
ちょっと早いので、レンバイに寄って。。。
でもあんまり買うと、ハイキングに差しさわりが、ね。
やばい、やっぱり尾根を歩く気だ、ワタシ。
その前に腹ごしらえ。
火曜、水曜は結構お休みなんですよ。
ホットケーキで有名なイワタコーヒーも定休日だし、、、残念。
・・・正直に言います、鎌倉で美味しいお店に、なかなか出会わないんです。
観光地値段で結構高いのに、あれぇという感じの食事を出すお店も多いから。
小町通りは、修学旅行の中学生が沢山。
それ以外、いつもよりお客さん少ないみたい。
あっ今日は「納言しるこ屋」はやってるのか、
うーんでも、ご飯が先。
そうそう、小町通りに橋があるってご存知でしたか?
こんな風に川が流れているんです。
いつもちゃんとカメラに納めなかったのでパチリ
あれ? こんなにお店あったんだ、この通り。。。。
路地にいざなう看板の数々。
どのお店にも「鎌倉しらす」がある。
そうか「鎌倉に来たら生しらす」という人も多いのか。
夜は呑み屋になるのかしら。
ここ、どうよ。ひさ本さん
ちょっと入りにくいけど、ランチやってるみたいだから。
もし美味しかったら、夜呑めるお店にもなりそうだし。。。
おお、これは昔ながらの居酒屋さん。
「どちらでもどうぞ」と言われたので、ずずっと奥の壁際に陣取ります。
後からお客さんが来てもいいように。。。
着席した途端、お店のご主人から質問が。
「何買っていらしたんですか?」
「あ、コレ? レンバイでイタリアンパセリの鉢があったから」
「ああ、いい苗だなあ。今日はっと、〇〇さんのブースですか?」
ご主人曰く、
レンバイ=鎌倉市農協連即売所は、4つの班が一日ごとにローテーションして販売するんだそうな。4グループが4日間交代制で販売するそうです。なのでご主人は、今日は誰々さんが花を売ってるとか、何々さんが野菜を売ってるとか、わかったようです。
こういう仕組みにすれば、曜日が固定されることもなく、売り上げも平等になる。
入店していきなり話込んでしまったので、注文が後手後手にまわる。
「じゃぁねぇ、鎌倉野菜のサラダと、ひさ本定食ください」
「今日は鎌倉野菜の食材が半分しか揃わなかったので、
量を少なくして半額にさせてください」とのこと。
「これ食べてみてください」
サービスしてくだすったのがレンバイで仕入れた落花生。
一時間かけて煮たんですって。塩味・煮加減最高。
こちらは創業80年なんだそうですが、ご主人はお父さんから継がれた二代目。
今はお母さんと2人で店をやっているんだそうです。
昔は、2階も使っていたけれど、今はお昼の営業だけなんだって。
そうか飲めないのか、勿体ないねぇ、こんなに調度がそろっているのに。。。
彼、飲めないからなんですって。
色々話をしている内に、このご主人一回り以上年下だと判明。
共通の知り合いが何人かいることがわかり話に花が咲きましたが、ローカルな話題なので割愛します。
これが、ひさ本定食の全容
しらすは生しらすも出来るんですが、
ワタシは釜あげを所望。生にはあまり関心がいかないの。
ご主人が作った出汁巻。うん、頑張ったね。
海苔の佃煮は、こっくりして甘すぎず最高。
持ち帰りも出来るそうです。
蟹とキュウリ、黄身酢あえ
この黄身酢も手製。これはおいしい。
酸っぱすぎず、甘すぎず、照りがあって、今まで食べた
黄身酢の中で一番美味しかったです。
実は、鎌倉野菜サラダの写真を撮りそびれたんですが、
マヨネーズも自家製なんだって。
これがまた美味しいの。
いよっ!!! 黄身使いの名人!!
マヨネーズとか、黄身酢とか、
自分で作ったものの方が絶対にウマイということがわかった定食でした。
ワタシも作ろう。
カウンターの向こう側、ご主人専用の椅子があるみたいで、彼がずっと話をしながら見ている中、ご飯を平らげた時には1時間も経過していました。
いや~、話した、話した。
「食べた、食べた」というよりも、「話した、話した」という感じ(笑)。
最後の話題はねぇ、彼のお嫁さんにはどんな人が合うかっていう話、
目下一番の関心ごとだったんだね、彼、食い入るように真剣なまなざしでした。
いや。長居しました。ごちそうさま。