Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

江戸東京たてもの園 Vol.5 農家・同心の家

 

デ・ラランデ邸の西側は、ガラッと変わって多摩・武蔵野あたりの農家が点在しています。

田舎がない私にとっては、あまり馴染みがない風景だわ。

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おやっ、子供たち。

野外学習? それとも、遠足なのかな?

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江戸東京たてもの園というからには、古い民家だってあります。

凄いのは、今でも本当に住んでいるように展示されていること。

 

素晴らしい菊

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こういった植物を置くことで、生活感が増しますね。

 

ほらほら、キチンと靴揃えなさい(笑)

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このかまど、斬新ではないかしら。

土間に降りなくても、板の間から調理が出来る。

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ちょっとアップにし過ぎました。          流しの排水はどうなっているかというと、

木で作られた流しです。              外にトヨのようなものが付いている。                

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どうしたどうした、皆集まって。。。

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ああ、井戸ね。

井戸に興味を持ったんだ。

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「これ、なに?」

「こっちのホースでさ、水を入れてさ、水をためとくんじゃないの?」

「そうかなぁ」

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子供たちが見ている井戸の脇に、水道管がありまして、

多分水やりとかに使う為のホースなんでしょうが、それを見た少年の発想。

井戸の鋳物の部分を壺だと思ったみたい。

 

外の騒ぎに、室内のボランティアのおばさんが怪訝な顔をして出てきました。

悪戯でもしてると思ったみたい。

「あの子たちね、井戸見たことないみたいなんですよ。

 どうやって使う道具なのか、皆で話し合ってるんですよね」

𠮟られると可哀想なので、おばさんに説明しました。

おばさん得心した様子で、室内の誰かを呼んでます。

「〇〇さん、いない? あら帰っちゃったの~。

 それじゃ誰か、井戸に詳しい人いないかしら。

 外の子たちに井戸の説明してやれる人~」

ボランティアの人達にも得意分野みたいなのがあって、

それぞれ分担しているみたいです。

 

大川・前川・小出邸に比べて、農家エリアは混みあっています。

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濡れ縁に足を伸ばして、くつろいでいる女学生もいたり。。。

人が常にいる理由が判りました。民家って座り込めるでしょう?

落ち着くんですね、きっと。

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囲炉裏でまったりしている人。。。

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そうそう。

入口に「囲炉裏、実演中」という張り紙がありましたが、現役なんだから凄い。

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普通こういう建物は、火事を一番怖がるでしょう?

消防法とかもあるだろうし、重要文化財かも知れないから燃えちゃったら大変だし。

それなのに、惜しげもなく囲炉裏に火をいれる。

こういう企画は出来そうで出来ない気がします。

 

ご婦人方が見ているのは、お月見の飾り。

季節に合わせて、こういう行事の飾りもボランティアの方々の手によるものなのか。

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先ほどの菊もそうですが、この施設の維持は常に活動的です。

ただ建物をポンと持ってきて置くだけではなく、

想像力と遊び心をもって、今でも人が住んでいるように常に考えている。 

東京都が運営しているでしょうか、柔軟な姿勢で、大したものだと思います。

 

まだまだ続きます。

※ これは、 2015年10月27日 13:00のお話です。