昨日は失礼しました。
映画「あなたのために」を見たという簡単な記事だけで、過去に書いたホームページの方のリンクを付けそびれていました。すごく中途半端でした m(__)m
以下が映画のお話です。
お正月に何も考えないでぼーっと見るのにちょうどいい、そんな映画だと思います。
もう一度見ようかなぁ、私も。。。(^^♪
《STORY》
17歳にして出産を間近に控えたノヴァリー(ナタリー・ポートマン)は、家庭の温かみを知らずに育った。
彼女にとって家族らしき者はミュージシャン志望の身勝手なボーイフレンド、ウィリー・ジャックだけ。二人はオンボロ車に乗ってテネシーからカリフォルニアを目指して旅立った。けれど、オクラホマでノヴァリーがトイレ休憩のために立ち寄ったウォルマートから出てきたとき、ウィリー・ジャックは車もろとも消えていた……。
独りぼっちになったノヴァリーは内緒でウォルマートの店内に住みつき、数週間後にフロアで出産のときを迎える。一躍有名人になったノヴァリーと“ウォルマート・ベビー”。
ノヴァリーはそれから、少々エキセントリックだけれど素晴らしい人々と出会い、彼らとの温かくいたわりに満ちた関係の中に“家族”を見出していく。彼女はもうホームレスのティーンエイジャーではない。ノヴァリーは運命が彼女を放り出したオクラホマの小さな町に、自分の居場所を見つけたのだ――。
≪ どこに住もうか ≫
この映画の登場人物は、普通の家と違う所に住んでいるんです。主人公のノヴァリーは、置き去りにされた巨大スーパーに住みつくんですが、それ以外にも、こんな人がこんな所に。。。
【巨大スーパーに住む】
衣類から寝具から食品まで何でも揃っているんだから、その気になれば絶対出来る。
アタシもやってみたい! アメリカのウォール・マートって大きいからねぇ。
【図書館に住む】
- 主人公に好意をいだく青年フィーニーは図書館に住んでいます。
- こんな感じの建物で、一階が図書館で、二階が司書官(Librarians)の住まいになっているらしいんですが、本に囲まれて暮らす。羨ましい。やっぱりここかな。
- 【修道院…ではないところに住む】
- シスター・ハズバンドは普通の家に、普通の格好で住んでいます。
- シスターというと修道院でベールを付けて修行しているイメージがあるけれど、
- 聖職者といっても個人営業なのかしら。収入はどこから得ているんだろう。
≪ 素晴らしい脇役たち ≫
Stockard Channing / Sister Husband
男性と同棲しているシスター・ハズバンドの食前の祈りの台詞が愉快でした。
「主よ、わたくしたちのからだを養うこの食物に祝福をたまわれんことを。そして主よ、今日また、このテーブルでMr.スプロックとわたくしは姦淫の罪をおかしてしまいました。お赦しくださいアーメン。」
おっかないお母さんから、セクシーな独身女まで幅広くこなす個性派女優ストッカード・チェニング。
『理想の恋人.com』でも、恋を謳歌するイケイケの中年女性役を好演し作品に厚みを出している。飲酒運転で捕まって更正施設に入れられたりヤンチャな一面もある。エリザベス・テーラー似と言われた彼女。私生活でもリズ(8回)には及ばないものの4回の離婚経験者。
Ashley Judd / Lexie Coop
男を探すとなぜか子供だけが残る”という面白いエピソードの持ち主。父親の違う4人の子供を抱えてたくましく生きている。ノヴァリーにとって彼女はシングルマザーの大先輩であり、大切な友人である。
『ノーマ・ジーンとマリリン』(マリリン役)での彼女も良かったです。ポッチャリとした唇、どことなくシャーリーズ・セロンに似ているが、セロンより庶民的な魅力があります。
Sally Feild / Mama Lil
娘がマスコミで話題になり金持ちになったと知って現れる母リル。かつて娘を捨て駆け落ちした彼女だが、今度も娘への義援金を持ち逃げする
身勝手な母親だった。
『ミセス・ダウト』でロビン・ウィリアムズの妻役。『フォレスト・ガンプ』の母親役。『マグノリアの花』ジュリア・ロバーツの母親役。近年は流石に主演ということはなくなった彼女だが、脇に回っても存在感は素晴らしい。ワケありの母親役をやらせたら彼女の右に出るものはないだろう。『ER9』にも、アビー・ロックハートの母・マギー役として出演し、見事エミー賞を獲得した。
≪ ここまでステレオタイプじゃ…笑うしかないでしょう ≫
映画は、ノヴァリーと彼女を捨てた恋人ジャックの人生が同時進行して描かれていくんですが、女の方は、周囲の人に支えられどんどん幸せになっていき、男の方は「何もここまで」と気の毒になる程、落ちぶれていくんです。
- ノヴァリーの出産騒ぎは、町中の話題になって、マスコミは赤ちゃんを『ウォルマート・ベビー』と書きたてる。
- 一躍有名人になった母子の元にはアメリカ中から花や、手紙や、寄付金が届く。被害者のはずのウォル・マート側も話題に乗じて、ノヴァリーを祭り上げるんですね。
アメリカ人って、この手の話題好きなんじゃないかしら。
映画でも、こんなシーン よくもありますでしょう?
🎵 レストランで、プロポーズする男
🎵 承諾する女
🎶 周りの客 一斉に拍手する
めでたいことは皆で祝い楽しむみたいな土壌なんでしょうか。この映画も同じような展開。ここまでステレオ・タイプな映画は、笑って楽しむしかないし、いいんじゃないかしら。