コウケンテツさんの料理が好きです。
コウケンテツさん自身のことも。
人柄の良さが画面からも見てとれる気がします。
アジア食紀行「コウケンテツが行く台湾」という番組を見たんですが、とても面白かったです。
台湾編 ( シリーズで色々なところに行っている様子 ) では、初日に台湾の小学校を訪ね、
3年5組の生徒さんたちと一緒に給食を食べるんですね。
台湾の子供たちがどういう物を食べているか、何が好物かを実際にみて、それから旅に出る。
台北から南下して、色々な土地を回って、
おいしいマグロ料理やマコモダケを使った珍しい料理を教わったり、
自家製ラードや5年物の漬物を分けてもらったり、、、
集めた多彩な食材を持って小学校に戻るんです。
何の為かというと、その食材を使って子供たちに給食を作るんです。
これぞ、料理の醍醐味じゃないかしら。
目の前の人が何を食べたいか、どんな顔をして食べてくれるか、
それを見ているコウケンテツさんの顔がとても素敵でした。
給食を作っている栄養士のおねえさんには「自分は独身だ」なんて言ったんでしょうね。
その人てっきり信じ込んでいたのに、話ししている内に妻も子もいるとバレちゃって、
「もうまったく!!!」と呆れられたり。そんなノリで笑いながら料理を作っていく。
最後には校長先生まで巻き込んでしまって、
「(君がやったように) 後は僕達でワンタンを包むから、君は新しい料理を作ってください」
なんて校長先生にまで言われたり。
「ああこの人を見てると、ほっとけないんだろうなぁ」とほほえましくなりました。
台湾では、つい最近ラードに廃油が混ぜられているというショッキングな事件があったとかで、
名店では自家製ラードを使うようになったそうです。
そのラードの作り方も実際に見せてもらっていました。
新鮮な背油さえ大量に手に入ったら、私も自家製ラードを作ってみたいと思いました。
コウケンテツさんみたいに、ニコニコ笑いながら、ね。