昨日、母から電話がありました。
ビクっとするんです、実家からの電話は。。。
母も高齢だし、義理の父も癌治療をしているから。
しかし、母からの電話はのんびりした話でした。
「ねぇ、マフラーと帽子、使わない?」
「ええっ? 帽子は被らないなぁ・・・」
「ああそう、じゃ、使わなければ誰かにあげてくれてもいいから送るね。
軽くて、やわらかい毛糸で編んだから、ちょっと色は渋いんだけどねぇ」
そうか、手編みか。。。。
「わかった、ありがとう、じゃ楽しみにしています」
届きました、すぐに。
渋い色というけれど、いい色合いじゃないですか。
マフラーは、モタモタしない細身の幅で使いやすそうです。
帽子は、、、今時被っている人はそういない形ですが、こりゃあったかい。
「被らない」と言ったけど、にゃんこの所に行く時に被っていこう。
編み物、手芸、刺繍、組紐、皮細工。
私と違って、器用な性質の母は、いつも何かを作っていました。
リウマチで指が曲がってしまってからは、大好きな刺繍も出来なくなったけど、
たまに実家に行くと、家中に色んな手作りの物が増えています。
50を過ぎた娘のために、痛い指を揉みながら、少しずつ編んでくれたんだろうと思うと、ぬくもりが倍になって、心まで温めてくれます。
コタヌが羨ましがるだろうなぁ。
寒がりで、毛布とかホッカイロを手放せないコタヌは、
猫というより、きつねによく似た顔をしています。
なんだか急に「手袋を買いに」を、読みたくなりました。