前回、ルーサイトギャラリーに行ったのは「劇団まるおはな」の公演でしたが、
普段は、喫茶店として営業されているのだと、横チンさんから教わりました。
「だったら、行ってみたい」
ずっとそう思っていたので、柳橋散歩の〆は、ルーサイトに決めていました。
( 20日のお話しです )
良かった。
営業してる。 ( 特別企画展や公演などで一般に入れないこともあるので、、、 )
「ごめんくださ~い」
いや
「ただいま~」と言いたくなる。
靴を脱いで、細い廊下を通り、二階へ上がります。
前回来た時には、芝居の公演だったので、椅子やテーブルはなかったけれど、
通常はこんな感じで座れるのか。
さて、どこに座ろうかな。
あそこがいいかな?
ソファーという手もあるが。。。
奥は、景色が見づらいからなぁ。
あっ、入店した時に、この和テーブル ↑↑↑ に、先客がいらっしゃいまして。
私が来たのをキッカケに帰られましたが、
映画とか、ナレーションとかの打合せをしていた様子。
面子は、いい感じに年を重ねた演出家風の方、作家風の方、マスクをした女優さん。
そして、離れたソファに付人さんが座ってました。
「鏡花の朗読は、それは苦労しました」とか何とか言っているのが聞えてきた。
隠れ家的なお店だから、お客さんも少ないし、打合せには最適なんでしょうね。
何だか、お邪魔をしてしまって、追い出しちゃったようで気が引けます。
写真は、その方々がお帰りになって、
小一時間誰も来店されなかったので撮ったもの。
結局私が選んだのは、この席。
窓際のカウンターからは、大川が一望できて、、、
持ってきたのは、「<流れる>おぼえがき」
ああ、至福の時
店のオーナーは、この家のお隣に住んでおられる方とかで。
実は「流れる」のロケ地のこと、お聞きしたいという気持ちもあったんです。
わからず仕舞いに終わった、あの横町がどこだかを。。。
昔から住んでいらっしゃるなら、わかるんじゃないかと。
でも。断念。
お店には、美大生のような彼女と、厨房には学校帰りの女子高生しかいなかったんだもの。
流石に彼女たちじゃわからんだろうし、自分で探さなきゃ面白くない。
浅草の元芸妓、市丸姐さんの家で、流れるを読むというのもこれまた妙だが。
窓の外には、芸者さんたちも見ただろう大川が、ゆったりと流れているのです。