garadanikki

日々のことつれづれ 駄目駄目さんのガラクタ日記

今日も落語

はまっています。落語会。

今日はちょっと趣向が変わり、こんな演目です。

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会場はティアラこうとう ( 6月3日のお話です ) 

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「剣客商売シリーズ」著:池波正太郎の「まちぶせ」の舞台がこの辺だった。

猿江橋ってすぐそばだもの。

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またまた古地図を、、、すまんです

 

でも、落語を聞きに来たのだから、

江戸時代のこの辺を想像しながらというのもアリかと思いまして。。。

 

横十間川 ( よこじっけんがわ )

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「じっけん」と読ませるところがいいですなぁ。

ティアラこうとう ( 江東公会堂 ) の横にある川で、江戸時代の人口の川だそうです。

北は妙見寺さんがある北十間川のところから、南下し竪川と交わり小名木川と交差し、仙台堀川を過ぎたあたりで右折して大横川と合流しています。

江戸城に対して横に流れ、川幅が十間(18m)あったことからその名がつけられたそうです。

亀戸天神の横を流れることから別名天神川ともいうんですって。

 

なんでここに佇んでいるかっていうと、、、、20分も早く着いてしまったから。

20分って、どこにも行けない微妙な時間。

正式名称 江東公会堂。ティアラこうとうは一般公募で決定した愛称らしいです。

 

f:id:garadanikki:20160606095037j:plain今回のお客筋は、

一之輔さん、白酒さん、喬太郎さんの落語会の雰囲気とも

違うし、先日の志の輔さん ( 赤坂actシアター ) とも違う。

 

なんていったらいいかな。

そうねぇ、綾小路きみまろ好きっぽい感じの

中高年の方が多いかな。

私のお隣のおばあちゃまのお目当ては

清水ミチコさん だったみたい (笑)

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開口は、桂 文雀の「桃太郎」

桃太郎は3月に一之輔師匠のお弟子さん-きいちさんもやってました。

なかなか寝ない子供に「桃太郎」のお話を聞かせる父親の、今昔を比べるお話ですが、

昔は、お父さんの「桃太郎」を聞いてすやすや寝てしまい「子供ってぇのは可愛いもんだなあ」となる。

それに対して、今の子は大人も顔負けの屁理屈と知識で親をへこませるというもの。

 

実は、きいちさんの時も違和感があったんですが、今の子の台詞が古いんです。

内容は現代をよくあらわしているのに、自分のことを「おいら」と言うのが気になった。

まあ「あたい」と言わないだけ いいけれど ww

今回の文雀さんも、きいちさんと寸分違わない筋書、台詞でした。

こういうのって、若い落語家さんは変えないものなんでしょうか。

 

高座を降りた文雀さんは、高座返しやメクリをせず退出。

座蒲団を裏返し、名前札をメクる為に別の人が出ていらっしゃいました。

落語の作法は詳しくないのですが、お弟子さんではないからしないものなのでしょうか。

 

失礼しました。

調べたところ桂文雀さんは真打でした。

元は、小朝さんのお弟子さんでしたが、2000年12月に桂文生さんのところに移籍し、文生門下として2010年3月に真打昇進、「桂文雀」となったのだそうです。

元は弟子だが、今は別の門下の人間しかも真打ともなれば、前座のようなことはしないのも当然なのでしょう。

いや、勉強になりました。

 

 

次に登場するのは、春風亭小朝師匠。

演目は「唐茄子屋政談」

【あらすじ】

吉原の花魁のところに入りびたりの若旦那「徳三郎」は、親に勘当されるが「お天とさまの米の飯はついてくる」とのんきなもの。

ところが勘当になった途端、花魁にも愛想づかされ、誰にも相手をされなくなった。

飲まず食わず三日間彷徨い歩き、吾妻橋までさしかかり飛び降りようと思ったところを、たまたま通りがかった叔父さんに助けられる。

親戚筋は父親から徳を甘やかさないようにと言われていたのだったが、叔父夫婦は「なんでもするから」という徳に食事と寝床を提供する。

 

翌朝、伯父さんに起され「今日から唐茄子 ( かぼちゃ ) を売り歩け」と言われる。

「なんでもする」と言った手前、みっともないと思いながらも渋々出かけることにした。

天秤を担いで歩き出すものの、膝はガクガク、行商どころの騒ぎではない。

ヨロヨロしながら田原町までたどりついた途端、石につまづき倒れ混んでしまう。

見かねた近所の長屋の衆は事情をのみこみ、唐茄子を売りさばいてくれる。

残った唐茄子は二つ。

 

徳は売り声を出すことを思いつくも、恥しくて声も出ない。

吉原の田んぼの中で練習をしながら、道楽三昧の日々を思い出す。

 

何とか声も出るようになり、誓願寺に入ってくると、質素だが品の良い奥さんに呼び止められる。

唐茄子を一個買ってくれるという奥さんの家の軒先で、徳は弁当を食わしてもらうことにした。

すると五つくらいの男の子が「おまんまだ」と言い覗きこむ。父親の送金が途絶え三日食べさせていないという。ひもじい思いは自分も味わった。徳は弁当と売上を全部渡して振り切るように帰宅する。

 

全部売り尽くしたと聞き叔父は大喜び。だが売上金をあげてしまったと聞くや雲行があやしくなる。

「その話が本当なら褒めてやる。だが嘘だったらお前、ただじゃおかないぞ」

叔父さんは誓願寺に確かめに行くと言い出した。

 

誓願寺に着くと長屋の様子がおかしい。奥さんは徳があげた金を因業大家にむしり取られて悲観して首をくくってしまったそうだ。幸い医者の元で息を吹き返したというが、かっとなった徳は大家の家になぐり込み、やかん頭をポカポカ殴ってしまう。

 

一件は奉行の裁きにより、大家はきついおとがめを受け、徳は人助けをしたとして青差し十貫目の褒美をもらい、勘当が許されたというお話。

【感想】

小朝さんの若旦那は可愛い。

しとっとして非力でつやっぽい様は小朝師匠ならではのこしらえです。

慣れない天秤に苦労して、石につまづき倒れ込む。長屋の男が代わりに売りさばいてくれている間、小朝師匠の徳は、横座りのまま寛いでいる。

その姿に大笑いでした。

 

やったこともない物売りに、なかなか声も出ず、人前では恥ずかしいからと吉原の田んぼに入り込み「と ととう な す~」と売り声の練習をするシーンも面白かった。

「 (勘当される) 前は ( 吉原 ) のあっちからこの田んぼを眺めていたんだっけ、と とう なっす~」

「花魁によく言われたな『そんないい調子の歌声、他の女に聞かせちゃいやですよ』な~んてなぁ。  と と とうなす~」

吉原での思い出と、とうなす~の間が凄い。

独り言と売り声を交互に口にしながら、少しずつ「唐茄子」が様になってくるところが面白かったです。

 

「唐茄子屋政談」といえば、志ん朝さんのが絶品で、また聞いてみたくなりました。

やっぱりウマイですねぇ。

長屋の衆や、叔父さんの勢いの良さは、志ん朝さんに軍配があがる。

でも、小朝師匠の若旦那も凄く面白かったです。

 

うふふ。志の輔さんのもありましたわい。

 

いや~面白かった。

今回は、清水ミチコさんのことは割愛してしまいましたが、彼女も芸達者。

客あしらいのウマさといったら絶品でした。

綾戸智恵の「ここで、ためまんねん」というのはいつ聞いても可笑しい。

滋味に似ていて好きだったのが、山口百恵さんの「いい日旅立ち」。メチャクチャ似ているというのではなく、声を発してのびて終わるまでの途中のビブラートの声音がソックリ。

清水さんは耳がいいんですね。

 

 

さて。

落語とピアノバラエティーを楽しんだ後、猿江で一杯ひっかけることにしました。

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地元で有名な居酒屋です。

お店にすべり込んだのが午後9時。「10時までですがいいんでしょうか?」と言われました。

いい、いい、丁度いいです。

食べかけの写真になっちゃいましたが、このお店の人気メニューです。

煮込みと

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豚の唐揚げ

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「これ、美味しいね」

「よく味わって、作ってくれ」

コレ、MOURI が「美味しかった」の時によく言うセリフです。

よ~し、作ってみましょうぞ。

 

旦那さん、女将さん、お嬢さん、美味しかったです。ごちそうさまでした♡