横チンさんの記事を拝見して、即日の出没でございますん
大塚まで出たついでに、珍しく夕ご飯がいらないというMOURI のメールが重なり、
それでは行ってみんべということにいたした次第。
夜の日暮里。
お目当ての店はあのビルの二階ですな。
日暮里には谷中方面への出入口しか知らず、こちら東口は初めてです。
あら、あなたはもしかして?
馬に乗って狩りをしているってことは、太田道灌さまではありませぬか?
七重八重のあの山吹のオジサマですね。
太田道灌さんって、私が出向くところ出向くところに縁がある方なんです。
一番最初は、西早稲田の水稲荷神社でした。
大田道灌といえば、あの和歌
『七重八重 花は咲けども山吹の みのひとつだに なきぞ悲しき』
これを最初に知ったのも高田馬場。一説では高田馬場が狩場だったと言われています。
それから、鎌倉の英勝寺も昔は道灌の住居跡で、道灌の子孫のお勝という人が出家した後住持となったのが英勝寺という話だった。
それから神田駿河台にある太田姫稲荷神社に行った時もそう。
この神社は、太田道灌が娘の天然痘の祈願のために、創建したんだそうです。
それから千駄木をフラフラしていた時のことです。
千駄木の藪下通りから少し入ったところに「千駄木ふれあいの杜」というのを見つけまして、ここがなんと江戸時代、太田道灌の子孫である太田摂津守の下屋敷だった場所だったんです。
どうすか?
嘘じゃなく、私の行くとこについてまわってますでしょう?太田道灌さん。
いや失礼、私なんぞについて回ってるわけじゃなく、私が出没しているだけの話。
それにしても、道灌さんの子孫関係、多いです。
それに道灌さんご自身も、
神田 ( 千代田区 ) から、早稲田 ( 新宿区 ) から、日暮里 ( 荒川区 ) から、千駄木 ( 文京区 ) から、馬をかって狩りをするっていうけど、出没しすぎ。
出没度合でもとうていかないません。
そうそう。今日は道灌さんの話じゃなかった。
ここ、ここ。ニュートーキョーです。
凄いですねぇ、最近なかなかこういうショーウィンドウはありません。
もうひとつこっちにも。
おまけにドン。ポスター
このエスカレーター、二階のニュートーキョー専用エレベーターなんです。
乗ればいざなわれるニュートーキョーへ
シャンデリアもレトロでいいなあ。
ワクワク感でいえば、昔のキャバレーの入口もこんなワクワク感だったのかな。
男性じゃないから、イマイチわからんが。。。。
お店は凄く広いです。
ちょっと写真は撮れませんが。
そうねぇ、ひーふーみーと、四人掛けのテーブルが5つくらいで7列はある。
ということは収容人数、、、100席以上?
写真は撮れませんでしたが。。。
「 (どこでも ) お好きな席にお座りください」と言われました
もちろん店員さんは「どこでも」なんて言いません、そういう風に言われたとしても不思議はないくらいの広さです。
ソファはもちろん金華山織りの赤です。
それにこの衝立。
懐かしい。喫茶店っていったらこの間仕切りです。
計算された高さなんでしょう、隣の席が気にならない、かといって閉鎖的にもならない。
なんともいい塩梅の間仕切りです。
さて、何食べよう。
やっぱり同じになっちゃった。
大エビフライ&豚肉のスタミナ焼き、目玉焼き
ドリンクつけて 1,080円也
凄いですね。
私の撮り方は親切でない。
豚焼肉の向う側には、ブロッコリーとにんじんとポテト、それに大量なトウモロコシが盛られています。
トウモロコシに関しては、トッピングというより敷き詰めるために使われているような量。
横チンさんがおっしゃられた通り、この野菜だけでビールが一杯飲めます。
流石に女の子 ( ? ) なので、ご飯は小盛でお願いしました。
これ食べたかったんだもの。
桃とりんごのケーキです。
りんごってのが珍しい。
これ、凄く懐かしい味のケーキです。スポンジは密度の高いしっかりめで、生クリームもしっかりしていまして、桃はコンポートになって上にトッピングされてて、ゼリーで固めてあるの。
りんごはどこかっていうと、真ん中の層に生クリームと一緒に詰め込まれている。
このりんごのサクサクがいい感じなんですよ。
これが無かったら、つまらない ( 失礼 ) よくある桃のケーキ。
それがりんごのサクサクを入れることによって、新感覚になってます。
ケーキはちょっと薄切りですが、お腹が一杯の私には丁度良かったです。
ケーキを食べながら、コーヒーを飲みながら、読書。
BGMはショパンのワルツ 第3番 イ短調
至極の時間だ。
ニュートーキョー、広いだけのことはあって、何時間いても迷惑顔されない雰囲気。
隣通しのスペースが広いので、他のお客の会話も気にならないし。
全室喫煙席なのかしら。
最初から灰皿がセッティングされてるところが、昭和な感じ。
間仕切りを隔てたお隣の女性が、たばこ吸いの方で、
何やら荷物を出したり入れたりする間、火のついたままの置きたばこなんです。
紫煙がね、間仕切りの桟からくゆってくるんですよ。
しかし、どういうワケかちっとも臭くないんです。
フロアーが広いからなのか、空調設備が凄いのかわかりませんけど、
それに私が気にならないだけかも知れませんけど、、、、
でね。
隣のその女の人、何だかワケあり風なんです。
思い出しちゃいましたよ、中島みゆきの「悪女」
「🎵まりこの部屋に~電話をかけて~男と遊んでる芝居続けてきたけれど、
🎵あのこも割と忙しいようで、そうそう突き合わせてもいられない。
🎵土曜でなけりゃ映画も早い~ホテルのロビーもいつまで居られるわけじゃなし~」
そう。悪女のワケあり女の時間つぶしの雰囲気なんですよ。
トイレに立ったり、荷物を整理したり、レモンスカッシュを追加で頼んだり、、、
なんだろうなぁ。
存在感が半端なく気にる。きっと事情があるんでしょうね。
そんな人や、カップルで楽しそうな人、お互いスマホをいじっている2人連れ、
年輩の女性2人連れ、サラリーマンのおひとり食事。などなど。
色々な利用客をたっぷり抱え込んでいるのが日暮里ニュートーキョー。
さて、その中で、わたしはどういう風に見えるんだろう。
もうひとつこのニュートーキョーの耳より情報。
ひとりすんごく可愛い女の子が働いています。
お仕着せのユニフォームは、メイドさん風のものなんだけど、秋葉あたりのチャラいというかエッチぃぽいんじゃなく、
オーソドックスな昭和レトロのどこまでも正統派の、いい~感じの喫茶店衣裳なんです。
それを来た彼女の可愛いことといったら、、、、三度見してしまいましたよ。
本当に可愛くて、清楚なんだから。