横浜駅からみなとみらい線で元町・中華街駅に到着。
これですか「川越から繋がって渋谷を通って一本で来られるようになった」という
みなとみらい線の終着駅は。
壁面は 汚れ 影かと思ったら、横浜の古い写真が貼り付けてある。
地上に出て、スマホを見ながら進みます。
橋が見えてきました。
横浜もいたるところに高速道路が通ってますね。
川の上にも高速。
川面をふさいでしまって、何だか風情がない。
でも仕方がないんでしょう、日本は土地がないから。
・・・お江戸日本橋の上にも高速作っちゃう国だもの仕様がない。
元町の入口にあら素敵。入口のアーチの上に鳳凰?
鳳凰ではなく、フェニックスなんだそうです。
1985年 ( 昭和60年 )、第二期街づくりにおける元町のシンボルとして建てられたそうで、
「伝統を受け継ぎながら、常に新しく生きるフェニックス」ととらえ、
「翔べ光の中へ」の意味が込められているんですって。
シャープでオシャレ、ひときわ目につきますなぁ。
元町は帰りに見ることにして、まず「大佛次郎記念館」に急ぎます。
地図を確認、ふむふむ。
坂が見えてきました。
谷戸坂
谷戸坂、、、
「やとざか」と読むのでしょう、鎌倉なら「やつ」なんだが。
「クリーニング業発祥の地」
安政六年 神奈川宿の人 青木屋忠七氏 西洋洗濯業を横浜本町一丁目 現在の五丁目にて始め ついで岡澤直次郎氏 横浜元町に清水屋を開業 慶応三年 脇澤金次郎氏これを継承し近代企業化の基礎を成した
この間フランス人 ドンバル氏 斯業の技術指導 および普及発展に貢献された
これら業祖の偉業を顕彰し こゝにクリーニング業発祥の地記念碑を建立する
昭和四十八年十月吉日
神奈川県クリーニング環境衛生同業組合
全国クリーニング同業者有志一同
安政6年といったら日本が開国した年ですよね。
横浜の、開港と同時に西洋洗濯業を始めた人がいるんですね。
目のつけどころの早い人がいるものだ。
さて、ここにある「横浜本町一丁目」というのは何所なんだろう。
わざわざこの石碑に書くというのは、この場所が本町一丁目でないと見た。
ここなら「この地に」でいいハズだもの。
横浜の地図、、安政6年 ( 1859年 ) 当時のものは流石に入手不可なので、
それから23年後、1882年ー明治16年の地図を見てみます。
といったって今から134年も前の横浜。
黄色い部分が外国人居留地だそうです。
中洲のようなところの左側、川を隔てて緑がちらほらあるところが、高台ですね。
まず、本町一丁目を探します。
大波止場の所に「ゼイカン」とありますが、これを境に左側の黄色が外国人居留地。
右側が日本人居留地だということでしょうが、、、あったあった。
本当に境界線のところに「本町一丁目」があります。
西洋に関連する商売をするなら絶好の地といえましょう。
余談ですが「馬車道」というのも右端にありました。
では谷戸坂はどんなだったのか。。。
面白い。
谷戸丁を挟んで点々の変な書込みの右側が谷戸坂のようです。
現在の港の見える丘公園は「佛陣 PRENOH DAMP」とありますね。
「陣」というのはおもしろい。
フランス海兵隊の駐屯地の名残りなんでしょう。
それにしてもこの、PRENOH DAMP・・・
dampはジメジメとしたという意味らしいが、prenohはわかりません。
クリーニングの石碑から本筋の左に路地があったので入ってみようかしら。
左の、港の見える丘公園に沿って行けば迷うことはないだろうし、、
おおお。
鎌倉でよくみた風景。
一見ながらかそうだが、先の方はほら、結構きつそう。
立派な石垣ですね。
所々、白いのは土壌がしみ出してきかた何か?
振り返ってみると、おおっ結構登った
突き当りは階段だ。
ふう。
階段を登ったところに素敵な門がある。
ここはフランス領事館の入口だったところみたい。
ちょっと気になるが、記念館の時間が気にかかるので後にしよう。
車通りに合流しました。
坂下を振り返ってみる。これが谷戸坂か。
車通りの方 ( 谷戸坂 ) はカーブがあるから、脇道 ( 階段の方 ) より楽だったのかも知れない。
そうかバスっていう手もあった。
「港の見える丘公園」上の入口に到着。
ああ、ちかりたび~ ⇐疲れたといっている
前から思ってたんだけど「港の見える丘」って、
これは丘のレベル超えてません? 山だと思うケド。
公園に入ると看板が見えて来た。
ローズガーデンを通り抜け、
見えてきました「大佛次郎記念館」
入口には、お約束の猫 ww
愛猫家で知られ、生涯500匹の猫を飼ったという大佛次郎ですもの。
よかった閉館まで、まだ1時間はある。
さあ、どんな資料にお目にかかれるか、、、、
続きは次回ということで _(_^_)_ あさーせ
興味深い資料
「横浜古壁ウォッチング」さん
横浜の歴史を深く研究され、豊富な資料と貴重な写真も拝見でき、
谷戸坂のこともとてもよくわかりました。