びわ湖にやってきました。
京都からタクシーに乗ってぶーんと連れて来られたので、
位置関係がわからないのですが、大津という所らしい。
ホテルの窓から見た風景
びわ湖って広いですもの。色んな名所はあると思うが、あまり出歩けない。
今回は時間があまりないところに持ってきて、雨なんです。
9階の窓からは、桟橋で釣をする人や、犬を散歩させる人の姿が見える。
出歩きたい。
でも時間がない。
ハハハ・・・ストレス
そういう時はどうするか。甘い物を食べます。
「あも」というらしいんですが、美味しそうなので試食させてもらいました。
大豆を羊羹状にした真中に求肥が入っています。
こちらは季節限定で、プレーンの「あも」に柚子を練り込んだもの。
叶匠壽庵 ・・・なんと読むんだ?
「かのうしょうじゅあん」かしら。
うんまあ、その叶匠壽庵さんは大津の有名な和菓子屋さん。
あもは、季節によって色んなバージョンを展開するそいで、
桜っていうのも人気だったんですって。
今の季節は「あも柚子」ということで、いただいてみましょう。
思ったより、柚子風味はありません。
大豆の甘さと求肥のもちっと感に、柚子のインパクトがおかくれあそばしてるかな。
疲れている時には、こういう甘さが最高です。
ちょっと意外だったのがコチラ
栃の餅
これはハッキリ言ってあまり口に合いませんでした。
栃の実の餅の味の中に、どこか遠くに苦味というかエグミというか、
そんなものがひっそりと潜んでおられるのです(笑)
栃の実というのは、そもそも昔、耕作物が少ない地域や食べるものがない時期に、
苦肉の策で食べたようなものらしく、この和菓子も飽食の時代ではなかった昔を懐かしく思って食べるようなものなんだそうです。
包装紙にも「なつかしい味」といった言葉が書いてありまして、
一緒に食べた女の子も「そうなの、おばあちゃんちで食べた味」と笑ってました。
地方にいけば色々知らないものが味わえて面白い。
もうひとつ、みんなが大絶賛していたのが「三井寺力持ち」
これがまあ、美味しいこと美味しいこと。
きな粉も美味しいが、餅の食感も抜群。
このパッケージのものは三井寺力餅 本店でないと手に入らないのだそうです。
びわ湖に滞在中、是非行けるといいんだけれどな。
さて。
今夜の食事処は「浜大津 やおとら」に決めました。
忘年会が始まってKさんが行こうと思っていた店も満席。
Sさんのお目当てもダメということで全員でこの「やおとら」さんに行くことになりました。
そんなワケで ( どんなワケ? ) みんなで食べて笑って楽しんで、・・・・写真忘れた
浜大津 やおとらは、明治二十八年創業のお店。
して名物は、近江牛と蕎麦と丼物。
面白いでしょう?
飲み屋さんなのに、お蕎麦と丼物が充実していて、それが滅茶苦茶美味しいんです。
お店のHPからお写真寸借
かつ丼、食べた人が「うめーっ」と悶絶してました。
近江牛のくし焼き
柔らかくて、甘味がじゅわーっと口に広がって、これぞご馳走。
蕎麦
〆の蕎麦も絶品。
そばつゆを少し味見させてもらったけれど、これは凄い。大好きな塩梅でした。
座敷席20席(くらい) とカウンターの気取らないお店。
この時期は忘年会の予約で大変なところ、みんなで入れたのはまさに奇跡。
お酒も種類が豊富で、刺身もウマい。
初めてのびわ湖でこんなに良い店に入れたのは、ホントにラッキーでした。
ここもプライベートで再訪したい名店のひとつにさせていただきます。
やおとらの丼物とお蕎麦。
こんなに美味しいのだから、ランチで食べたいです。
でも夜の営業だけだなんて、ほんとに残念。