初めての蒲田~梅屋敷に来たかったのは、けだまとりこさんの記事を見たからなんです。
とりこさん ( 下の名前で呼んでいい? ) の記事にあった、古地図の写真にくぎ付けになったのです。
古地図、是非見たい。
京浜急行の駅の雰囲気もどんなだか、見たかったんです。
今、歩いているのは梅屋敷公園から京急の高架をくぐった道。
楽しい。
白髪ぼかし、、、そうか、ぼかすのか www
スリガラスに名前が入っています。
今時、なかなか見られない贅沢な意匠ではないですか。
何屋さんなんだろう、奥の車もカッコええ
通りの真ん中で大笑いしてしまいました。
「横断は いくつになっても みぎひだり」
看板は、区立の老人ホーム&地域包括センターの前にありました。
商店街に出た。
ぷらもーる梅屋敷というんですね。
私も下調べはあまりしないで歩き出すタイプなんです。
とりこさんの写真の街並みと違う。
道が真っすぐだもの。新しい商店街なのかしら。
こういうパン屋さん、渋谷にはあまりない。
メロンパンに、あんぱんにチョココロネ。
昭和の定番のパンが並んでいます。
あっ、琵琶湖だ。
でも・・・・ううう、休みだ。
琵琶湖があるということは、
やっぱり、とりこさんの商店街の逆側です。
ここ有名な喫茶店らしいけど、残念だ。
喫茶店に入りたいので探します。
商店街の終点でUターン。
右上の看板の「ドリア スパゲティ ハンバーグ パフェ」というのも気になるが、
残念ながら本日は2時でお休みのようです。
ここにします。
おお、定番メニューが並んでいます。
シーフードピラフにしようか最後まで悩みましたが、ナポリタンに。
喫茶店の伝統的なナポリタンの作り方って、面白いですよね。
ゆでたてじゃなくて、わざわざ前日に茹でておいた麺を使ったりするんだそうです。
ケチャップソースがへばりついたような仕上げにする為には、
ビールを入れたりもするらしい。
そんなナポリタンをイメージしていましたが、こちらは違うみたい。
どこまでもみずみずしいタイプ、
かくし味はなく酸っぱ目のケチャップを大胆に使っています。
ちょっと酸っぱくて味が濃いのが大田区風なのかな。
サラダにもたっぷりとドレッシングがかかっています。
コーヒーはサイフォンで落としている。
すごーく美味しい。
いやー、美味しいです、亜湖さんのコーヒー。
ママさんとホール担当の女性の二人で店を回していました。
お二人とも明るくて、さりげなくて、優しくて素敵な女性。
居心地の良い喫茶店って、丁度よい距離感で接してくれるでしょう、亜湖はまさにそれ。
私の他にお客さんは二組。
7~80代の女性二人組は、姉妹の様子。
いいですねぇ、落ち着いた喫茶店でお互いの家族の話をしあったりする様子は。
もう一組は常連の女性のようで、カウンターでママさんと話をしています。
こちらも、とても落ち着いたようすでくつろいでいます。
こういう居心地の良いお店は、素敵なママさんがいるからなんだろうなぁ。
ホールで働いている女性にとっても、働きやすいお店なんだと思います。
古い商店街には、専門店が沢山あって楽しい。
歩いていて気がついたんですが、この商店街、車があまり通らないの。
その代わり自転車が多いです。
鳥打帽をかぶったおじいちゃんが、じーこじーこ 自転車をこいでいる風景が似合う町。
肉屋さんも、八百屋さんもディスプレイが美しいですな。
引き込まれてしまった。
お肉の種類も豊富だし、惣菜も美味しそう。
豚のステーキ用肉2枚と、黒酢酢豚と、煮込みを買いました。
文房具屋さんに立ち寄りました。
お店のご主人? と奥様? とちょっとお喋り。
まる「この辺は海苔屋さんが多いんですね、やっぱり羽田裏だから?」
男主「そう、昔は海だったからねぇ」
女主「それでも梅屋敷は少ないほうですよ」
男主「大森の方に行くと、もっと沢山。海苔屋がズラーっと並んでますよ」
まる「そんなに沢山あって、商売 成り立つんですか」
女主「問屋のようなものですからね、料亭やお店がお客さんだから、
お店で売れなくても大丈夫みたい」
男主「昔はもっともっと あったんですよ海苔屋が。
オリンピックの時にね、立ち退きの話で当時の金で1000万円各店に出たんだって。
ヤクザが沢山やってきて、賭場を作ったんですよ。
1000万円のお金が目当てだったんだな。
大金を持ったことがない人たちが鴨にされ、しんしょつぶしてしまったの。
今、ここに残っている海苔屋は、そんとき遊ばなかった人たちなんだって」
女主「あら、凄いこと知ってんのね」
まる「へー。1000万円って、人生変わっちゃうよねぇ」
女主「ところで、どちらから?」
まる「渋谷区の〇〇です」
女主「あら、いいところ。私も大学は渋谷だったの、いいわよね渋谷って」
まる「いや、こちらもいいところじゃないですか。みんな明るくて気さく」
女主「気さく? あはは、柄が悪いのよ~爆」
男主「どこか行きました?」
まる「梅屋敷公園に行ってきたんですけど、梅が少なくて驚いちゃった」
女主「ああ、何年か前に植え替えちゃったからなんですよ。
まだ小さい木だったでしょう?」
まる「なるほど。そういうことだったんだ、ああ残念」
女主「昔は竜馬さんも来て遊んだらしいけどね、今は寂しいものよね」
まる「うん、寂しいのはもったいないね。他にこの辺でおすすの場所ありますかね」
女主「お隣の惣菜屋さん、有名なんですよ。テレビが来ると必ず紹介されますよ」
男主「池上本門寺は絶対にいかなきゃ。呑川に沿っていけば迷わないから」
まる「やっぱり本門寺ですね、行きも呑川通りましたから、それを上流の方にいけばいいんですね。
ありがとうございました。」
ファイルとセロテープを買っただけなのに、こんなに沢山教えてもらっちゃった。
やっぱり大田区は気さくな町で素敵です。
女主さんが教えてくれた「大越」さんに寄りました。
おおっ、銀むつがあるではないか。即買いです♥
海苔屋さんの店先に、面白い商品がありました。
一個100円の色んな味のもみのり。コーン風味とか、明太子風味とか沢山ある。
粉海苔も100円也。はねだしが400円というのも目を疑う。
店先の商品を沢山かかえて会計に店内に入ろうと思ったら、
おじいちゃまとその息子さんらしい (先代と当代っぽい) お二人が帰ってきて、
店先に段ボールを積みだした。
息子さんの方が、おじいちゃんの段ボールの向きが違うと言い出して、
「縦じゃない。横にしなきゃ入らないだろうが」
息子さんが怒っているのが丁度店の入り口、商品を抱えた私には気づかずにいる。
彼が立ちふさがって店にも入れず、段ボールの話はまだ続きそうなので
買うのはあきらめました。
・・・なるほど。
お店売りはついでの商売なのって、こういうことなんだね (;´・ω・)
さてそれではお目当ての、地図を見に行きましょう。
国道をわたって反対側の商店街に、行ってみたいと思います。
続く