garadanikki

日々のことつれづれ 駄目駄目さんのガラクタ日記

大川を歩く 長命寺から 北十間川まで

本郷から歩き始めて一時間半くらいになります。

今いるのは万世橋のたもと

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橋の上から左を見るとマーチエキュート。

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右側の家、いいなぁ。窓から神田川が見えるなんて。

 

今日の最終目的地は、向島です。

それは最初から決めてました。

距離的にはまだまだあるけど、歩けない距離じゃない。

ですよね、横チンさん。

 

 

鬼平犯科帳の長谷川平蔵だって、

剣客商売の秋山小兵衛・大治郎 父子だって、

江戸城から向島なんて、ふつーに歩いているもの。

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「江戸古地図でみる池波正太郎の世界」という地図です。

左上の●は、田沼意次上屋敷。この場所が皇居大手門あたりです。

    田沼さんは、剣客商売の秋山父子に目をかけている老中です。

右下の●は、秋山小兵衛の家と大治郎の道場。この場所が向島です。

その上に●佐々木三冬の住居とあります。

    三冬は後に大治郎の妻になる人で、父親は田沼意次老中。

三冬も秋山父子も、本郷~駿河台~浅草~向島あたりは、毎日歩き回っているのです。

 

 

だったら私だって歩ける。本日は寒くもなし、天気もよしですから。

しかし、やむなく断念。

写真はいきなり駒形橋です。

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車に乗ってしまったから。

 

歩こうと思いました、ほんとうに。でも。

このまま歩いていたら長命寺が閉まってしまう。

だもので、御徒町から三囲神社のところまでタクシーで運んでもらいました。

不覚です。

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いつ見ても、三囲神社は魅力的ですねぇ。

長命寺まで、もうすぐもうすぐ。

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着いた。

間に合った。

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久しぶりです、今年初めて。

これから桜が咲く時期には、凄く混雑するでしょうから、その前にと思いましたの。

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ふぅ。

今日やりたいことは全部済んだ。

長命寺の隣の河津桜はもう散ってしまったでしょうが、ちょっと見てみましょう。

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三浦の河津桜も綺麗だったけど、この公園も見事ですのよ。

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ここには6本の種類の違う桜が植わってますの。

種類が違うということは、咲く時期も違う。

今は奥から二番目の桜が見ごろですが、それが終わると手前のが咲きだすはず。

同じ桜がどどーっと並んでいるのも壮観ですが、

一本ずつというのもいいものです。

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それでは隅田川沿いに、行けるところまで歩きましょう。

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隅田川沿い常夜灯とスカイツリー

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これは古いものらしい。

昔の写真にもあります。

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なんか細いけど、ほんとに同じものなのかなぁ。

 

昔の絵にもありました。

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やっぱり高速道路がない昔の方がいいですね。

こんな素敵な土手なのにもったいない。

 

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夕焼けこやけまで、あと少し

陽が低くなってくると、花も綺麗に写ります。

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ここは三囲神社から隅田川の土手にあがった所です。

例によって、鬼平情景がありました。

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みめぐりの土手か、これを読むとまた原作が読みたくなる。

「大川の隠居」は、長谷川平蔵の家に忍び込んだ元盗賊と平蔵とのお話です。

元盗賊の友五郎は七十になり、今は大川で船頭をしてます。

足を洗った友五郎だが、鬼平の噂を聞き、ムラムラと自分の腕を試したくなる。

火付盗賊改方のお奉行さんちに盗みに入り成功したら、さぞ気分がいいだろうなと。

でっ実行するんです。平蔵宅に忍び込み平蔵が大切にしている煙管を盗み出しました。

でも、平蔵だって黙っちゃいない。

友五郎の仕業と突き止め、身分を隠して接近します。

友五郎の舟に乗り込んで、、、という場面がこの場所「三めぐりの土手」です。

 

土手から見える対岸の景色と〔大川の隠居〕なるものが登場する場面です。

西岸は、浅草・山之宿の町なみの向うに、金竜山・浅草寺の大屋根が月光をうけて夜空に浮きあがり、東岸は、三めぐりの土手から長命寺、寺嶋あたりの木立がくろぐろとのぞまれる。

「旦那。明日は雨になりやすよ」

と、友五郎。

「何をいう。月が出ているではないか」

「月よりも、大川の隠居のほうがたしかでございますよ」

「大川の隠居?」

「ほれ、ごらんなせえ。あそこに出て来ましたよ」

友五郎が舟ばたを、手で拍子をとって叩きながら、大川の川面へ向って、

「おう、隠居。ひさしぶりだなあ」

まるで、人にはなしかけでもするように声を投げると、川面が大きくうねった。

そこほ視線を移した平蔵が、おもわず、

「あっ‥‥‥」

と、いった。

川波のうねりが、たちまちに舟ばたへ近寄ったかとおもうと、そのうねりの間から魚の背びれがあらわれた。

魚も魚、平蔵と友五郎が乗っている小舟ほどもあろうかとおもわれる、大鯉の背びれなのである。

江戸の、しかも川向うの本所に育った長谷川平蔵だが、こんな大鯉が大川に棲んでいようとは、考えても見なかった。

大鯉の尾が、かるく舟ばたをたたいた。

鯉は、友五郎の舟と平行して大川を泳いでいるのであった。

「おう、隠居。お前も上部でけっこうだなあ」

友五郎が舟ばたをたたき、声をかけると、川水のうねりの間から鯉の目が月光にきらりと光って、こちらを見返したものである。

平蔵は、背すじがさむくなった。

魚の目とも人の目ともおもわれ不気味な光をたたえた〔隠居〕の目であった。

「旦那、この隠居は、もう七、八十年も大川に棲んでいるのでござんすよ」

「そうか‥‥」

池波正太郎 著『鬼平犯科帳 大川の隠居』

 

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対岸の白い大きな建物の左側に白い土手のようなものが見えますね、

あの奥にある「待乳山聖天」の近くが池波正太郎の生誕地です。

池波少年は大川を見ながら育ったわけですな。

 

 

だいぶ陽がかげってきた。

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そろそろもうひとつの「鬼平情景」の立て看板が見えてくるはず。

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ここが「鬼平犯科帳の蛇の目」と「正月四日の客」の舞台となった「まくら橋」です。

まくら橋のたもとにある「さなだや」という蕎麦屋が舞台なんですが、

あの「茶屋」と書かれているあたりじゃなかろうかと、ずっと思っているの。

雰囲気があるお店でしょう? つぶれてしまっているようなんだけど。

 

隣に墨田公園がありました。

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まだお邪魔したことはない。

ずっと気になりながら後回しにしてきた場所です。

今日も無理だな、暗くなってきたもの。

 

写真がありました。

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旧水戸武家屋敷 ( 水戸徳川家小梅邸 ) とあります。

興味深い。

今日は写真だけ、アップしておくかな。

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門柱からの~スカイツリー

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いやぁ歩いた、歩いた。

最後に北十間川からの眺めで閉めましょう。

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なんかあそこ面白い

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違う違う、見たかったのはこちらです。

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今日みたいに風のない日は、逆さスカイツリーが綺麗です。

全部入れるのは大変だ。

うーん、入らない

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これならどうだ。

ダメだ、下が切れた。

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と、パチパチやっていたら、またお月さん

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やっぱり私の前前前世はかぐやさんかも  (;'∀')