Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

純広東料理 慶楽

お医者の帰りの徘徊 第二弾 有楽町に来ました。

(5/22のお話です)

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現在 13:54 とある店を探しております。

スマホでこっちだというんだけど、どこなんだろう。。

 

なんであろう、あれは?

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煉瓦に白い皿みたいなのがあって、欠けてて、草が生えてて、、、、

気になる気になる。

でも急がないとお店が閉まってしまう。

 

OH、ここが有名な国際フォーラムってぇとこの、広場か。

いつも車でぶーんと通り過ぎていたので、歩くのは初めてです。

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いち にー さん しー ご台。

色々な種類のお弁当屋さんの車が停まっています。

 

すてきだ。

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お店を選んでランチを買って、日差しのきつくない木の下のベンチで食べる。

キチッとした服装の丸の内のOLさんが似合う環境ですね。

 

「美味しそうだな」「それもいいかな」とチラリと思いましたが私には似合わない。

それに今日は焼きそばって心に決めているのです。

 

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旅チャンネルの「林家正蔵の今日も4時から飲み」という番組。

紹介されるお店は気になる所ばかり。

例えばBIKA、とても美味しそうなニラそばがあるので是非行ってみたい。

今日行こうとしている中国料理店も、番組で紹介していたのがキッカケで行きたくなりました。

正蔵さんが美味しそうに食べていた焼きそばが私の探し求めている麺にそっくりだったからです。

 

しかし、、、どうも、、、反対方向に歩いていたらしい。 

スマホの地図アプリを頼りに迷い歩いていたら、おおーっ、凄い建物が。

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高層ビルが立ち並ぶ一角に、これはいったい、、なんだろう。

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とんがり屋根の形も面白い。

鹿鳴館の、、ジョサイヤ・コンドルっぽい。

気になる。

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ダメだ。

時間がないからここは勇気をふりしぼり撤退、次の機会にじっくり探訪することにします。

建物より、文化より、食の魅力が勝つ、それがMarcoなのです。

 

やっと見つかりました。

間に合った、営業終了の20分前。

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純広東料理 慶楽

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店に入ると右手にレジコーナーがあり ( これが結構広い ) オーナーらしき年配のご婦人が座っています。

横浜の南京町などの、古くてちょっと大きな中国料理店はこんな感じでした。

風呂屋の番台のようなそのコーナーには、店のご隠居さんのような風格がある方が座っている懐かしいお店、昔は沢山ありましたね。

 

席に案内されるとお昼の混雑は終わったらしく一階にはチラホラとお客さん、

二階から団体らしいお客さんの笑い声が聞こえてきます。

 

「ご注文は?」と聞かれ「海老焼きそばを」と即答。

待つこと3分くらいで配されたのがこちら。

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もやしが絶妙な炒め具合です。

白菜や筍を使ったワンランク上の焼きそばと違いますが、代わりにこの海老の立派なこと。

 

麺を見てみました。

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・・うん、凄く似ていますが、やはりほんのちょっと違います。

蒸し方が心持ち硬いというか、ちょっとバサっとしているという感じかな。

味の方は、中華の生抽王は使っていない気もします。

麺が硬めなのは、老酒をそんなに使っていないせいかも知れません。

でも美味しい。

 

夜、豪勢なワンランク上の料理の一品として食される「炒麺」ではなく、

お昼にさりげなく楽しむ「炒麺」として、すごく考えられた一品。

 

食卓にこんな壺がありました。

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ああ、これか。

正蔵師匠も番組で味わっていた手作りのラー油です。

辛すぎず、酸味が楽しめるとても変わった調合で、タイの国の人が持って帰りたいと行ったとか。

ここは広東料理なんですけどね。

 

最後にこのラー油を少し足して食べてみましたが、

これがスッキリ、サッパリしてこちらの蒸し麺によく合う素晴らしい香味でした。

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私が追い求めた麺とは、残念ながら違いましたが仕方ない。

その製麺所は惜しまれつつ店をたたんでしまったそうなので、二度と同じものには会えないのです。

しかし、ここ有楽町で、もうひとつ、また別の美味しい焼きそばに巡り合うことが出来ました。

 

実はもうひとつ。

ここに来たら食べたいと思っていたものに「炸虾蟹捲」があります。

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 結構、良いお値段ですね。

それに「時間がかかるのでこれから作るのは無理」と言われてしまいました。

 

春巻きに似ていますが、輪切りにしたものが海苔巻きのような料理です。

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上の写真は merita.jp さまのサイトからお借りしました。


これも50年も前、祖師ヶ谷大蔵にあった五十番という中華料理屋さんの定番料理だったもの。

五十番のは薄焼き卵で巻いて揚げてあったような記憶があります。

「炸巻」も作っているお店がなかなか見つからず追い求めていた一品。

中国料理といっても広東料理のものなのかも知れません。

 

探し求める味や食材は私には、まだまだあります。

ああ、いつになったら見つかるのかしら、

そう思いながら探しまわるのも食の徘徊も、これは結構楽しく贅沢なものですが。。。