スーパーでこんな商品を見つけました。
チキンラーメンとカップヌードルと二つあります。
とても、良い量です。
早速、近江の器で実食。
美味しい。
ちょっと少ないくらいの量が、逆にすごく美味しい。
我が家では「ご飯のおかずにもう一品」という食べ方ではなく、
お酒を呑んだあとの〆として食べました。
「美味しいものをお腹いっぱい食べたい」という気持ちもまだまだありますが、
年齢を重ねてくると、
「ちょっと足りないくらいの量が一番おいしい」
という気持ちがわかるようになりました。
この商品 (私だったら) そういうアングルで宣伝 ( アピール ) するかな
もし私が、宣伝の仕事をしていたら、
「おかずが足りない時のもう一品」ではなくて「少しが美味しい時もある」というコピーにします。
でも、実際のコマーシャルは、、、、、、、
中 ( 老? ) 年夫婦が、ご飯を食べようとしています。
食卓についた途端、夫がおかずを見回して「もう一品、なんかないかな」という。
妻は「あるわよ」とナンをテーブルに置く。
夫「ナンはちょっと、、、」という困った顔をする。
これがオチです。
私はこのCM、凄くすごーく嫌いなんです。
作り手は、面白いと思っているのでしょうが、そのセンスわかりませんでした。
「もう一品欲しい」と言われるシチュエーション、それにカチンときたワケじゃないんです。
まあ、そう言われた妻が全然気にしない表情なのも気にはなりますが w
なにより、夫のマナーの悪さが不快なんです。
夫がね、席についておかずを見た途端、さぐり箸 をするんです。
さぐり箸 の後に、次々におかずを箸で指して「もう一品ないかな」と言うんです。
ほんの一瞬のことなので、気がつかない人や、気にならない人もいるかも知れません。
でも、私はドキンとしてしまいました。
「お箸で物をささない」「さぐり箸をしない」
私の年代でもそんなことをしたら母からきつく叱られましたので、
もう少し上の、CMのご夫婦の年代だったら、絶対に叱られたと思うんです。
そういう仕草をするCMに、視聴者は不快に思わないのかしらと思いました。
CM制作には多くの人が関わります。
誰ひとり「あれっ? これやばくない?」と気にする人がいなかったんだとしたら、
やっぱり私の考えすぎなのかなぁ。。。。
最近は、際物で注目を集める手法もあると聞きました。
反感を買う一歩手前のCMを敢えて作って、目立とうというやり方。
極端に言ったら、クレームが入るのを承知で作り、注目が集まったらやめるという。
あざといですよね。
食品メーカーさんだけは、して欲しくない。
美味しいものは、より美味しく見せて欲しい。
食べたいなぁと思わせる、そんな宣伝を追求して欲しいと思いながら、
複雑な思いでテレビを見ていました。
※ ユーチューブで、件のCMがあったので貼り付けようかと思いましたがやめました。