鰻が高くなって。。。
そればかりでなく、日本鰻が絶滅危惧種になってしまうかも知れないそうで、
鰻好きの私にとっては一大事でございます。
年がら年中「うなぎ」と口走っております私に、優しい旦那様から一言。
「誕生日だから鰻、食いに行こう」
やったぜぃ
「うなぎ~」「うなぎ~」と言ってみるもんだ。
我が家で鰻といえば、神田きくかわです。
神田きくかわ~日比谷店は、帝国劇場の地下2階にあります。
店内は小さなブースに分かれていて、座敷に通されました。
開店早々でお客さんはまばら。
今のうちに迷惑にならないようにパチリ。
昔はこのレストラン街も賑わってましたが、
土曜だというのにシャッターが降りているところが多いです。
帝劇の公演がない時間帯だからなのか、
それとも不景気だからかしら。。。
本日は、白焼きや一品料理でお酒を楽しんで、うな重をお土産にしようという魂胆。
日本酒は、店長さんが昨日仕入れたという佐渡の地酒をチョイス。
注文が入らなかったら、店長さんが寝酒に飲もうと思っていたお酒らしい。
ゴメンね店長、呑んじまいます。
『北雪』純米吟醸
スッキリした吞み口がいい。
フルーティーと表現されるような日本酒はあまり呑まないんですが、これは鰻の白焼きに合います。
流石、店長さん。ちゃんと鰻との相性を考えて仕入れているんですね。
白焼き
美味しい~
他に言葉がありませぬ。
良質な脂が舌の上でとろけていきます。
柔らかくて、上品な甘さです。
キャベジン
きくかわの定番、キャベジン。
面白い名前です。
なんてことはない ( 失礼 ) キャベツと昆布とわかめを和えたものだけれど、これが絶品なのです。
鰻のお供にこれほど合う味はない。
鰻の骨のせんべい
ポリポリかじりながら、北雪をぐびっと呑む。
いいじゃないか。
うなぎのレバー寄せ
心持ち濃いめの汁が流し込まれているのは、鰻のレバーの臭みが出ないようにでしょう。
それでもほんのちょっとレバーの匂いがするのは仕方ないでしょう。
寒天に鰻しか入れていないのは、ビジュアル的には美しいですが、ミョウガが入っていてもいいかなぁ。
→ つて、私の好みの話。。。
じゅんさい
おお~っ、このじゅんさいはウマい。
大きく揃った上等なじゅんさいに酢加減 最高!!!
スルッと口に入ってすぐ、お出汁が広がるのがいい。
スダチの上にチョコっと乗っている茶色いものは、鰹の粉のようです。
はらみ
はらみは一串につき十匹分くらいの鰻を使うんだそうです。
なので1人1本限定です。
部位としては、ヒラメの縁側があるじゃないですか、鰻のあの部分を取って、巻いて焼くんだそうです。
ラスト数本ということで、何とか2本ゲットできました。
「そんなにつぶらな目で見られたって、ダメですよ。(笑) 2本だけだかんね」と店長さん。
MOURI のつぶらな瞳攻撃 ( ? ) 失敗。
サザエの含め煮
つぼ焼きではありません、含め煮
〆にお願いしたのが好物のサザエ。
凄く柔らかく炊けていて、本当に美味しい。
これぞプロの技。
店長さんの楽しいお話と、美味しいお酒に料理、
何べんも舌鼓を打ち、楽しく幸せな夕餉でした。