お菓子の先生、KAYANOさんが隔週で開催する「土曜の食卓」パーティーに
また参加させてもらいました。
今回はジャマイカ料理の数々。
先だってニューヨークに行ってきたKAYANOさん。
今回は、現地で食べたジャマイカ料理をKAYANO流アレンジで食べさせてくれました。
まずは定番のこんにゃくのカルパッチョ。
あっ、これはジャマイカ料理ではないです。
こんにゃくのカルパッチョは、KAYANOさんの食卓の定番料理。
この手作りこんにゃくを一度でも食べたら、もう市販のものは食べられない。
いやいや、市販のものも食べますけれどね、まったく別物のおいしさです。
左のしし唐も炒めて醤油と何かを絡めただけとのことですが、
彼女の手にかかると、まったく別物になるから不思議です。
ジャマイカン ケールのサラダ⤴
とうもろこしにトッピングされているのが、カリッと香ばしくて美味しい。
なんだろう。。。
パン粉に、ガーリックに、唐辛子、、、うわー、辛さが複雑でわからない。
このチーズはニューヨークで買ってきたものだそうです。
MOURI は唯一食べられないのがブルーチーズでした。
だから、手をつけない、、、と言っていたんですが、
「いいから、ひと口食べてみて」と、KAYANOさんに言われてパクリ。
「うまい!!! 食べられるよ」
「でしょう? 一度ダメだったからと食べない人、結構多いのよね。
でも、最初に食べたのが不味かったとか、口に合わないものだったということもあるのよ。
私は、あなたが私の料理を食べてるのを見てて
『あっ、この人はこういう味付けが好きなんだな』ということがわかるの。
だから絶対にこのチーズは好みだろうと思ってたのよ」
なるほど、流石です。
一流のプロの料理人は、食べた人の様子をキチンと見ていてこんなことまで分析するんだ。
食べず嫌いをしない、何でも食べるMOURI が唯一苦手だというのがブルーチーズだったので、
私はそれを鵜呑みにしていたんですが、MOURI にも《思い込み嫌い》ということがあったんです。
チーズをつけて食べたパンも二種類ありまして、両方とも酸味が効いていながら
とても食べやすくて美味しかった。
これ日本で買えないんですか?
と聞いてみたけど、ないんだそうです。
いや~前回の台湾料理もそうですが、KAYANOさんが旅をした先に行って、同じ食材を買い求めたい。
にんじんとブロッコリーとカリフラワーを炒めたものですが、
タイムを入れただけで南米の味になる。
これも是非真似してみたい味です。
KAYANOさんのところの食器は素敵です。
特にガラス製品が好き。
これはイギリスの1950年代のものなんですって。いいなあ。
メイン料理が焼きあがりました。
脂ののったサーモンのオーブン焼き
上のソースはにんにくとバジルのジェノベーゼ、、、に似てるけど、なんだろう。
とにかくサーモンの甘さにピッタリでした。
ライムも一役買っています。
これっ、最高に美味しい。
ジャマイカライスっていうんですって。
お豆は日本風で柔らかく、タイムの香りが効いたライスとサーモンがピッタリ。
パーティーが終わると、みんなで残った料理を持って帰らせてもらうの。
MOURI はこのジャマイカライスがいたくお気に入りで「これ貰うね」と言いました。
もう一人の男性も「これ貰うね」とおかまを空に。。。
KAYANOさん、ホントは食べたかったんじゃないのかな。
他の料理は味見が出来ますけど、炊き立てのジャマイカライスは作ったご本人の口には一粒も入らなかったみたい。
申し訳けなかったなあ。
もうひとつのメイン料理 ジャークキチン
いや正確には、ジャークチキンとヒールチキンのコラボ料理だそうです。
ヒールチキンってなんだろう。
缶の中にコカ・コーラだったっけかな、
その缶にチキンを刺してオーブンに、そうすると中のコーラ?でチキンが柔らかく仕上がるとそんなことのようです。
美味しい料理を作る人は、とりわけ方も素敵。
サーサーササと、手際よく、素晴らしい手品ショーを見ているみたい。
KAYANOさんくらいの料理の達人になると、
旅先で食べた料理をそのまま真似して作るくらいは朝飯前なんだと思います。
でも、そこからKAYANO流にするんです。
一度食べて、それを分析して、美味しさのエッセンスに彼女の「美味しいと思うもの」をプラスして仕立て直す。
私たちはそうした極上の料理を食べているワケです。
土曜の食卓、本当に勉強になることばかりです。
勉強っていうと固っ苦しいけれど、為になる、身になる、養分になるって全部です。
料理ばかりではなく、楽しい会話が出来る素敵な時間でもあるのです。
KAYANOさん、またまたごちそうさまでした。
美味しかったです。楽しかったです。ありがとうございました。