京都を走り回っていたら、11時が過ぎました。
お昼はどうしよう、急にパンが食べたくなった。
京都の人はパンが好きと聞いていたからでしょうか。
しかし見当もつかない、このまま探し廻っていたも時間がどんどん過ぎてしまう。
思い切って京都を出発して神戸に行こうか。。。
国道171号線をひた走る。
この道 面白い。
ずっと高速道路の脇を通っているんです。
混んでいないし、信号もそんなにないし、これなら高速に乗らなくてもいいなぁ。
ナビが自然とこの道が選択したところを見ると、京都⇔大阪の普段使いの道なのかも知れません。
東京の人間も普段は首都高を使わず一般道で生活しますもの。
東京の場合は高速が渋滞で動かず、かえって下の道の方が早かったなんてことありますから、
関西も同じなのかもしれません。
さぁて、このまま神戸まで行けば美味しいパン食にありつけるかな。
あんまり遅くなって中途半端な時間に食べてしまうと、夜めしに影響が。。。。
宝塚に行こう
昨年、仕事で大阪に行った際、早起きして宝塚に行ったのを思い出しました。
宝塚大劇場でお芝居を観る人が、その前に食べたり、スターに差し入れをしたりすることで大繁盛の、あのルマンはどうかしら。
昨年、購入した時に一つだけつまんで後はみんなに差し上げてしまったので、ちゃんと食べてみたくなりました。
2017年7月31日撮影 ルマンのサンドイッチ⤵
MOURI にも宝塚の雰囲気を教えたいし、神戸に出るのにそんなに遠回りにはならないし。
2017年7月31日撮影 宝塚 はなの道⤵
2時間後 宝塚に到着。
現在14:20。昼食をとるにはギリギリの時間。
しかし、大誤算。
2時過ぎだというのにまだ混んでいます。
イートインの待ち時間も1時間はかかるというし、女性の多さにMOURI が引いています。
そうだよね、並んで食べるの好きじゃなかったね。わるいわるい。
駅前のソリオ宝塚に戻って飲食店を探すことにしました。
あそこなら、サンドイッチを食べさせるようなお店もあったと思う。
ふと見ると、以前は無かったようなお店が。。。
メニューはビーフカツのみ。
かなりなお値段です。
私、ビーフカツは食べたことがない。
「食べたことがないんなら、経験だ、食べようぜ」
店内には、先客はいません。
「どうぞ、真ん中のお席に」と案内されたのは、2席、4席、2席の 4人座りの席。
他にカウンターがあって、全部にお客が入ったらちょっと息苦しいくらい ( 失礼 ) のお店です。
待つこと15分、配膳されたのがこちら。
ビーフサンドは、耳つきと、耳を切り落としたのと選べるらしいので、
MOURI は耳付き、私は切り落としたのを注文。
カツといっても油で揚げていないそうです。
ヒレ肉を使っているので柔らかく、ソースも上品です。
パンの半分上の方にチョコンと挟まっていで、やや《底あげ感》がありますが、
食べてみるとそれが丁度良い。
餡がない、タイ焼きのしっぽのような役目をしているんです。
スープもなかなか。
駅ビル?で、この値段というのはかなりの挑戦でしょうが、
私たちが食べている間に、2人入店。
4人がテイクアウトを注文されました。
もうこれで8食。一日限定20食ということだし、単価もなかなかだし、
心配するには及ばない繁盛ぶりのようです。
マスターは初老の紳士。
会計の時に「お味はいかがでしたでしょうか」と聞かれました。
「美味しかったです」と答えると、満面の笑み。
商売に手慣れていない、最近飲食業を始めたばかりのような初々しい雰囲気を漂わせた、
新鮮味のあるご店主でした。
念願のパンも食べたことだし、これからは全速力で本土を駆け抜けよう。
宝塚からは山陽道に乗り、神戸から淡路島につながる橋を渡ります。
対岸は淡路島
私たちが初めて旅行をしたのは、淡路島だったなぁ。
もう30年も昔のことで、当時は橋もなく、神戸から船で渡ったものでした。
それが、今はつり橋でビュンよ。
淡路海峡大橋から対岸に大きな輪っかが見えてきました。
なんだろう。
渡り切ったところにある淡路SAに寄ると、観覧車だとわかりました。
なんと。
SAに観覧車があるのだよ。
これは凄い!!!
乗りたいと思ったけれど、流石になぁ。
子供連れの夫婦を横目に、我慢します。
観覧車の反対側からの眺めも絶品。
さっき渡ってきた明石海峡大橋が見える。
晴天ではないけれど、むしろこの位雲がある方が綺麗な採光で写真が撮れる。
海風が気持ちよくて、ずっとここにいたいけれど、そろそろ出発しないと。
いくらなんでも今日は四国に渡らないとだもの。
淡路島の中央の山を切り開いたところに高速道路が出来ていました。
30年前は、こんなものも無かったし、
阪神大震災に見舞われる前の淡路島は、のどかな村という感じでした。
ただ。
四国へ渡る為の高速が出来て、陸として使われただけのような、なんだかちょっと気の毒な感じがするのは私だけでしょうか。
島にお金が落ちるかといえば、高速で車がぶーんと走り抜けてしまうだけのようで、
やっぱり洲本あたりで下車したくなりました。
でもごめんよ、通過させてもらいます。
大鳴門橋を渡った向こうは、念願の四国です。
素晴らしい吊り橋を渡って高松の町につき進む。
30年前はこの下にある鳴門海峡を、観光船に乗って渦潮を見たんだっけ。
遠い遠い思い出です。