Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

四国旅 6 高松 美人亭

 

やっと四国に着きました!!! 3日目にして (;'∀')

まずは 高松から。

本日は、ホテル川六エルステージに泊まります。

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高松に来るのも、ここに泊まるのも、今日 明石海峡を渡る時に決めたんですが、

宿は三連休最終日なので苦労せずに取れました。

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しかも、わーいわーいの和室だ。

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《ゆったり和室》が、ツイン同料金で泊まれるとのこと。

ゆったりとは、なんと次の間付き。

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8帖の和室のふすまが閉まっていたので、押し入れかと思いながら開けてみたら、

次の間で、凄く感動。

 

ホテル川六エルステージ

ホテル川六 エルステージ高松 | 公式ホームページ(高松市) | Hotel Kawaroku Herstage

 

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嬉しい。

好きなんだなぁ和室のふとん。

大の字になって布団からはみ出し足に、冷たい畳の感触、何よりも好きなの。

 

MOURI は「和室は立ったり座ったりするのが辛い」と言いますが、いいじゃないですか和室。

私は、旅館の、和室の、あの部屋に入った時の畳の香りが大好きです。

そう頻繁に畳替えするワケでもないでしょうに、畳の香りがブーンとしましょう?

どういうわけなんでしょう、何か撒いているのかなぁ。

 

そういえば先日「チコちゃんに叱られる」で「森の匂いはなーに」というのをやってました。

「森林浴に行くと人間はリラックスするでしょう? じゃ岡村、森の匂いってなーに?」という質問だったのね。

 

答えは「フィトンチッド」の匂い。

植物が出す毒の匂いなんだそうです。

この化学物質で、植物は敵から身を守っているんだそうです。

敵って何かというと、カビや微生物。

植物がこれらに感染しちゃうと、光合成ができなくなり枯れてしまう。

「フィトンチッド」は、殺菌力を持つ揮発性物質の匂いなんだけれど、

人間にとっては毒ではなく良い作用をもたらすそうな。

もの凄く高密度のフィトンチッドなら人間にも毒だが、山の中に漂ってるのは微量だから問題ない。

問題ないどころか、微量のフィトンチッドは人間にとって良いことが沢山。

脳の活動が沈静化し、ストレスホルモンと呼ばれるアドレナリンの分泌が下がる、

更にはナチュラルキラー細胞も増やしてくれるから、がん細胞やウィルスをやっつけてくれるっていうのです。

 

人間は、ヒノキ風呂に入りリラックスします。

鰆の下に杉の葉を敷くのも殺菌効果です。

昔の人は、凄いことを知っていたものです。

  

でね、思ったんです。

もしかしてイグサの匂いもフィトンチッドと同じ、或いは同じ効果があるんじゃないかと。

イグサの匂いにつつまれると、すっごく落ち着くし、和室で一晩寝るだけでベッドより安眠出来る。

個人差の問題はありますが、私はビジネスホテルのベッドに寝るより数倍嬉しく快適に感じます。

 

参考資料:

森林浴へゴー!森の匂い「フィトンチッド」はストレス減弱、リラックス効果だけでなく、ナチュラルキラー細胞を活性化してがんに効果! – チコちゃんに叱られる!

 

和室の部屋は面白い

ビジネスホテルの洋室の部屋って、間取りはどれも似たりよったりでしょう?

でも和室は全部違うから面白い。

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部屋に入って、あっちのドアを開けたり、こっちはな~にと冒険するのはとてつもなく楽しい。

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私の感動をよそに、MOURI が夜の店探しを始めました。

高松の一件目は、太田さんが紹介していらした居酒屋さん。

混むかも知れないということで電話で予約を入れることにしました。

 

「優しそうで素敵な話し方の女性が電話に出たよ」

それじゃ、美人亭に向かってGO

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ホテルから歩くこと10分ほどでそのビルはありました。

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ここ? 入りにくいね。本当にこの雑居ビルの中?

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あったあった。

知らなきゃ絶対に入らない、いや、入れない。

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縄のれんをくぐり、ガラリと戸を開けると、正面に5~6人座れるカウンター。

私たちはカウンターの左2席に案内されました。

後ろには小上がりがあり、既に2組のグループで満席です。

 

このお店には品書きはありません。

何があるかは、仕入れ次第。 

 

お通し たこと胡瓜の酢の物

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うっわー、タコが美味しい。

三杯酢も、酸っぱ過ぎず甘すぎ酢、だいだいだい、大好きな好みの加減。

 

何も頼まなくても、出てきたのは、おおーっと~

小鯛の南蛮漬け

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これはうまい

小鯛の南蛮漬けですか、何でいままで知らなかったんでしょう。

南蛮漬けといったら鯵くらいしか思っていませんでしたが、

とても小ぶりの鯛には南蛮漬けが、そうか、この方法が一番だと思います。

先々月だったかな。

丁度この位の鯛が手に入ったので、買ってはきたものの、さて何をしようかと困った挙句、トマト煮にしました。

残念ながら、不評でした。

 

今度鯛が手に入ったら、絶対南蛮漬けです。やってみます。

だけど。。。素材が違う。

  なんといっても明石海峡の鳴門で鍛え抜かれた鯛だもの。

  東京で手に入る鯛でやったとして、全く別物になるでしょう。

それに。。。。腕が違う。

  女将さんの酢加減は、絶品です。

酢の物にしても南蛮漬けにしても、酢を使わせたら女将さんの右に出るものはいないわ。

(弟子入りさせてもらえんでしょうか 女将さん)

 

素晴らしく美味しいタコと鯛には、地元の銘酒「金陵」

いや~、優しくて美味しい酒です。

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金陵を酌み交わし、鯛とタコの刺身に舌鼓を打っていたら気がつきました。

カウンターのガラスケースが寂しいことに。

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お席は満席。

私たちの後に飛び込みで来客する人もいましたが、丁重にお詫びをしています。

予約の電話には「申訳けありません。今日はもう お出しできる品物がないもので」と。

 

そうでした。三連休で河岸も休み。

されど想定以上の繁昌に、私たちが来た時には既にあらかた魚が出尽くしていた。

のかも知れない。

 

だから、何も言わずに鯛の南蛮漬けだったんですね。

そういえば「すみません、今日は、あるものでごめんなさいね」と言っていらしたな。

初めてだから、こちらのシステムなのかと思っていたが、

女将さんは出すものがなくて、困っていたし、悲しんでいたのかも知れない。

 

 

ふと見ると、カウンターにらっきょう漬けの瓶。

最後の所望したこれがまた美味しいこと。

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来た日がいけなかった、勿体ないことをした そう思いました。

 

これだけ美味しいものを作る女将さんだもの、

食材がつき、存分に作れないもどかしさはひとしおと思います。

これ以上の長っちりは、却って申し訳けなく思えてきました。

美味しいタコも鯛も食べたし、金陵という銘酒にも出会えたし、

女将さんともうおひとり、落ち着いた優しい女性のサービスに満たされて

今日はもう思い残すことはありません。

 

女将さん、また寄らせてください。

美人同伴とはいきませんが、またよろしくお願いします。

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美人亭
〒:香川県高松市瓦町2-2-10
TEL:087-861-0275
定休日:毎週日曜日、祝日
営業時間:17:00〜22:00