工事中の機材の向こうに背中。
坂本龍馬像です
二枚目は、はるかアメリカを見ているように見え ⤴
三枚目は「ようきた」と言っているように見える⤵
銅像って高さや角度で表情が変わるから面白い。
竜馬像の先には、太平洋が広がっています。
゛
が。
意外に、ぬけ感がない。
竜馬の目線から見える景色は《広大な水平線》というより
《松の木からチラ見えの太平洋》という感じ。
なんか意味深に感じます。
これってわざと?と。
はるか先、アメリカを眺めている竜馬の、視界を遮るようにして植えられている松の木。
日本からアメリカは、そう簡単に見られるものじゃないぞということなのか。
・・・・考えすぎかしら。
もうひとつ、気になるのが方角です。
竜馬が見ている方向なんですが、アメリカの方角より、少し北北東を向いているような気がするんです。
本当にあの方角の先がアメリカなんでしょうか。
竜馬像を背に右を見ると、松の隙間から有名な御宮が見えます。
テレビで桂浜といえば、あのお宮のある竜王岬がシンボルです。
山の上からは浜辺も綺麗に見える。
さあ、海岸線に降りてみようか。
さっき上から見えた若者たちの一人が岩の上に登っています。
若いなぁ、よく登れたものだ。
スピーカーから放送が聞こえてきました。
「桂浜にお越しの皆さまにお知らせいたします。
この海岸は、波の変化が激しく急に高波が発生することがあります。
危険ですので、波打ち際へは近寄らないようにお願いいたします。」
ここに居る間、件の放送は一度きりでした。
波打ち際や、龍頭岬の岩の上など、観光客が近づくのが見えた時だけ、あのテープが流れるのかな。
うーん、こんな遊歩道あったかな45年前に。。。
あの先が竜王岬。
とにかくあの上に赤いお宮が桂浜のシンボルです。
中学の修学旅行では、浜の散歩は自由時間でした。
竜王岬のお宮さんまで行こうという猛者が半数。
「かったるい」と、浜辺でお喋りをする堕落者が半数。
私は堕落者の方でした。
雲の割れ目から天使の梯子
快晴とはいえない天候ですが、本当は大雨の予定だったのですから、実に運の良い旅です。
写真を撮るなら快晴より曇りの方が綺麗に撮れるから、最高のお日和。
今来た遊歩道を竜宮橋の上から眺めてみた。
龍頭と浜辺、なかなかいい構図ではないかしら。
橋から見た岩場。
「波の変化が激しい」というのだから、
いきなりの高波でどっひゃーーーんということもあるかも知れぬ。
力強い景色です。エネルギーを貰えます。
お宮の名は、海津見神社-別名竜王宮でした。
海津見 神社 ( 龍王宮 )御祭神 大綿津見神
鎮座地 高知市浦戸字城山
御創建 不詳 ( 伝 長宗我部時代とも )
御神徳 海上安全 漁業豊登 商売繁盛 良縁成就
【桂浜由来】
古くは嘉列浜、嘉津浦浜、勝浦浜などと記され、色の浜ともいわれた。
江戸時代には勝浦浜村が独立していたが、その後浦戸村に含まれた。
いつの頃よりカツウラがカツラと転化し、月の名所であることから、月に生えると言われる桂の字が当てられ、桂浜となった。
土佐五代藩主、山内豊房公の命名ともいわれる。
海津見神社から桂浜をのぞむ
桂浜は写真右奥の龍頭岬からこの竜王岬までの浜辺が弓型です。
この形、非常に魅力的だけれど海の底はかなり抉れているはず。
波打ち際から海に入ったところから、いきなり深くなっていることが海の色を見てもわかります。
もう一つ上がったところから見た風景⤵
ここに行くには、お宮から階段をさらに登る
頂上から見おろしたお宮さん
土佐のかつをが美味しいのは、荒波で鍛えられたからなのだろうか。。。
って、どうしても食べ物に発想が飛ぶ。
桂浜と反対側の砂浜、こちらは一見穏やかそうに見える。
平日ですから、この位の観光客で居心地も抜群。
本当に良い日に来れました。
遊歩道を回って、もう一度竜馬像の階段を上らなければいけないかと思ったら、
桂浜水族館の脇から近道がありました。
ここから見る景色も、なかなか絵になるスポットでした
おまけ
お土産屋さんで「五色石」売ってました。
仁淀川を流れてきた緑、白、黒、茶、赤の五色の石が、この浜に打ち上げられ「五色の小砂利」とか「五色石」と呼ばれてるんだそうです。
五色の石を拾いに波打ち際を散歩する人もいるらしいですが、桂浜の波打ち際は危険区域です。
呑気に石拾いをしていて、高波に襲われるとホントに危ないそうです。
さっきの放送は、たった一度でしたが、
観光客が多い土日などは、頻繁にあの注意喚起の放送が流れているのかも知れません。
五色の石は、危険をおかしてまで拾わないで、土産屋さんで購入する方がよさそうです。