ダイニングの壊れかかったシャンデリアの交換を検討して何日か過ごしています。
なかなかこれといったものが見つからないのです。
照明なんて、そう取り換えるものでもないので、後悔ないものを選びたい。
斜め天井になっていることもあり、設置できるものも限られて困っていました。
とりあえずネットで2~3点候補を選び、ショップやショールームを回って選ぼうと思っているのですが、
中でも、電話でとても感じよく色々と教えてくださったお店があり、行ってみることにしました。
青山の一等地にあるルシーバというお店です。
青山一丁目の交差点にはエイコーっていう老舗のジーパン屋さんがありましたが、
その店があった隣のビルでした。
お店で気になったのがコチラ ⤵
現在のシャンデリアが5灯だったが、これは6灯。
かなり明るくなる。
シーバのご店主は、沼津で照明のお店をされていた方で、
沼津の本社を息子さんにゆずって、青山に出店したのだそうです。
凄い。
仕事を引退するのではなく、本社を子どもにゆずり、東京に進出とは。
このお店に来たキッカケは、電話でした。
ネットで見た照明を買う前に下見が出来ないかを問い合わせたところ、
「あいにく店には置いていないけれど、どこどこに行けば見られます」と
教えてくださったのが、ルシーバのご主人でした。
その時の対応がとても親切で、お店の儲けにならないかも知れないことまでも、
買い手の立場にたって色々とアドバイスをしてくれました。
教えていただいた店で確認した照明は、小さすぎて条件には合わず、
やっぱり実物を確かめてよかったと思いました。
それもこれも、このルシーバのご主人のお蔭です。
「やっぱりちゃんと実物見たいですよね、ちょっと待ってね今カタログみてみるから」
と調べてくださったりしたから。
新宿で件の照明を見たのち、ルシーバにやって来たのも、
ルシーバなら、良い照明が世話してもらえると確信したからでした。
ご主人は電話の時と同様、とてもよくお話しを聞いてくれました。
私たちが気づかないような専門的なことにまで言及してアドバイスをくれました。
例えばファン付きの照明。
斜め天井に設置できるファン付き照明も、あることはある。
でも現状、中国のものしかなく、故障が多い。
その為、何十年も修理に行かなければならず、お客さんも不便だが、こちらも大変だった。
だからもう、うちでは扱わないことにした。
とのこと。
「ええっ? 何十年もメンテナンスするんですか?」
「そりゃそうです。照明は結構高いし、そう変えるものじゃないでしょう?
壊れたと言われたら、ずっと修理するものです」
この言葉に惚れました。
なんと職人肌の方なのか。
ルシーバ製。沼津の職人さんの手作りの照明に決まり!!!
一週間後、我が家にやってきたルシーバさん。
沼津のお店でひとつひとつ作られたガラスの傘と真鍮の照明は、
設置するのにも微妙に重さが違うらしく、バランスを微調整するのにも大変でした。
その調整を丁寧にしてくれたのは、沼津から来られた息子さんでした。
東京店のお父さん同様、とても熱心で、丁寧な方でした。
いいお店のいい人といい照明に巡り合えて幸せ。
これからもどうぞよろしく。
買い物のあとで。。。
青山一丁目から表参道までブラブラ歩いてしまいました。
車でびゅんと通り過ぎることが多い道でしたが、
馴染のある店がなくなっていたり、アイスクリーム屋さんが家具屋さんに変わっていたり。。。
表参道で焼き鳥を食べて帰ることにしました。
ふろふき大根
ちょっと出汁感が薄い、でも美味しかった。
迷った時に全乗せ
一種類ずつ12本セットになっているものを注文。
二人なら色々と食べられてこれが良かった。
これおもしろい。
串から焼き鳥をはずす為のフォークです。
幸田文さんが団子のことをこんな風に言っていました。
「行儀がわるい、と親たちからはきつく叱られるし、下司だなあと興ざめもするが、
行儀も下司もかまってはいられない。
ちょいとうしろ向きにかくして、ぐいと横食いすればそのうまさ、
あまり甘くないあんが舌にからまってくる、その食感のやさしさ。」
『花見だんご』より
そうそう、と思いました。
団子もそうだが、焼き鳥も、ホントは横食いするほうが美味しいに決まっています。
いつのころからか、焼き鳥が配膳されるやいなや、かいがいしくも串の肉をはずしてくださる女子が出没した。
《わたくし、きがつくでしょう?》的な、そのしぐさの何と気味の悪いことか。
そういうのは御免だが、二人で食べるのに、はずして半分こ。
それもいいかも知れない。
にんにく天
これが美味しかった。
にんにくをフリッターしているんです。
ちよっと遠くで甘味があるのは加糖してるのかも。
とにかくこれは家でも出来そうなので、今度やってみたいと思います。
いや~久しぶりの青山散歩、そしていい人に会えて、美味しいものを食べて
幸せな一日でした。