沙羅嬢は、気位が高いので有名。
悪口じゃなくて、
彼女のそのプライドが可愛いくて魅力的なのです。
マンツーマン ( ←猫と人間だから変か ) じゃないと嫌らしく、
甘えたい時、他のにゃんこが来ようものなら、追っぱらいに行きます。
「どうした? 誰かいるの?」
私には見えなくても沙羅は気配で誰かを感じるのでしょう。
この後、そそ さんを追いかけて、ぎゃふんと言わせて帰ってきました。
「どうよ」という自慢顔。
でも私に「可哀そうじゃない、ご飯食べに来ただけなんだよ」と言われたら、
むくれました
わかりやすい奴っちゃ。
いやいやごめん。機嫌直しておくれ。
沙羅が一番美人だし、私は沙羅とだけ遊びたかったんだから。
「そうなの?」
「うん、そうそう」
「じゃやっぱり、邪魔者は消さないと」