旅番組が好きです。
旅行の参考にもなるし、出演者の人となりが露見するから面白い。
旅も長くなれば、最初、仲良さそうにしていても地が出るものです。
実際の旅だって、そうだと思います。
疲れてくれば、人に優しくできなかったり、不機嫌になったり、自己中心になってしまったりしてしまうのもわかるような気がします。
「ローカル路線バスの旅」は、長距離バスはNGで、路線バスを乗り継いで決められた日程までに目的地に行かれるかというルールみたい。スマホで調べたりはしていません。
今回は、新潟の越後湯沢から山形の山形駅までを3泊4日かけて旅します。
旅人は、俳優・田中要次と芥川作家・羽田圭介のコンビに、
今回のマドンナは水野裕子。
この3人、とても良い感じでした。
羽田圭介さんが、地頭がいいんだなぁとわかりました。
余計なことは言わずに2人に任せているけれど、目立たないところで冷静にルート分析していたりする。
可笑しかったのが水野裕子さん。
彼女はスポーツ万能なんでしょ? パキバキしていて可愛い。
今回、自分のミスで、皆に迷惑をかけたと謝っていました。
ミスっていっても大したことはないんですよ。
図で説明すると、こんな感じ⤵
A駅から路線バスに乗り継ぐのに、ショートカットをしようと提案し、
Aのひとつ手前の停留所で降りて、緑のバス停からを乗る計画だったが、
肝心の緑のバス停が見つからず、結局A駅まで歩いた。
そういうアクシデントはつきものですけど、その後の態度が清々しかった。
「ごめんなさい。私のミスです。
( 足が痛い ) 田中さんをこんなに歩かせてしまって、本当にごめんなさい!」
90度のお辞儀をして謝りました。
その謝り方がとても潔くて素敵で可愛かった。
でも、謝られる方は、女性に気遣ってもらってるわけだから複雑です。
田中さんの方も、あの低い声で「いや~、いいよ」みたい照れ方でした。
その時、羽田さんは何をしたかというと、走り出してました。
やっと見つけた緑のバス停から、一足違いに乗るハズだったバスが出発したのが見えたんですね。
それを、全力で追っかけだした。誰が見ても「無理」というタイミングなのに、
自分が走って、そのバスを停めれば、皆が乗れると思ったみたいです。
芥川作家の全力疾走、笑いました。
なんかね、こんなやり取りって、ほんとに奇跡だと思うんです。
台本も何もない。出演者の素の人間性が出て、それがぶつかりあって見えてしまう。
とても面白いものだなと思いながら、放送を見ました。
下の写真は、3日目の宿「最上川別邸 紅 ( 草薙温泉 ) 」なんですが、
とても素敵な部屋だったので備忘録。
四十八滝と書いてあります。
どこに魅かれたかというと、このテーブル。
窓側の畳敷きが堀になっていて、テーブルが設置されている。
宿は確保できたものの、時間が遅く旅館は食事は用意できず、
皆で歩いてコンビニに行き、おにぎりとか買ってきて、ここで食べていました。
その和やかなこと。
何が食べたいとか、コンビニのおにぎりはヤダみたいな態度は全然なくて、
明日はどうしようねぇ、みたいなメンバーの雰囲気がとても素敵でした。
この部屋いいなぁ、泊まってみたい。
実は、今年の夏 ( といっても秋 ) 旅行に東北を考えてまして、少しずつリサーチしています。
我が家の旅は基本、朝食付きの安ホテルが多く、旅館は泊まりません。
旅館で食べる夜ごはんより、現地の居酒屋で食べる夜ごはんが愉しみだものですから。
多分、こちらの旅館はMOURI の範疇外ですが、あの堀テーブルがどうしても忘れられません。
最上川も見てみたいので、もし近くに行って他に候補がなかったらMOURI に提案をしたい。
と、、、、そんなワケでの備忘録でした。
高見屋 最上川別邸 紅(草薙温泉)
1泊1室2食付 2名利用 16350円~(入湯税込)
高見屋最上川別邸 紅 | |
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住所 | 山形県最上郡戸沢村大字古口3058 |
電話番号 | 0234-57-2100 |