一時帰国した友人の東京の宿を訪ねて、高円寺にやってきました。
ディープな街の中でも、一番ディープじゃないかというホテル。
正確にはホテルじゃない。外国人が泊まるゲストハウスです。
名前もイカシテル。
「マヌケ宿泊所」
裏通りの入り口から入ると、エレベーターがあった。
いやぁ、凄い古いエレベーター
大丈夫かなっていう音がするんです。
どわーーん って。
ここがフロントみたいです。
傾いて半分しか開かないドアを開けると、10畳ほどのスペースが広がる。
フロントと、宿泊者が自由にくつろげるリビングみたいです。
ソファにひとり、店番をしているっぽい男性がいたので声かけてみました。
「すみません、こちらの方ですか?」
「あの、〇〇さんに会いたいんですけど、おでかけですかね?」
友人の名前を告げるが、通じない。
「・・・日本語、すこししかわからない」
中国の方らしく、カタコト。
こっちもカタコトの優しい日本語で意思疎通をはかるが、ダメでした。
しょうがないね、会う約束したのは明日だもの。
彼女を自動車で迎えにくる約束をしたんだけど、高円寺は道が狭いからホテルの前の道まで行かれるかを下見に来たんです。
案の定、ホテルの前の商店街は車の通行は難しい。
待ち合わせの場所変更しなくちゃな。
これだけわかれば、今日の用事は済んだ。
折角来たのだから、高円寺を少し探索してみます。
高円寺は、商店街が沢山あります。
有名なのは、ねじめ正一さんの本のタイトルにもなった「高円寺純情商店街」
それ以外にも幾筋も幾筋も商店街が乱立して、しのぎを削っている。
こういうお店が沢山あります。
あと、古着屋さんや、古道具屋さんも沢山。
高円寺とか、阿佐ヶ谷とか、いっぺん住むと離れられないといいますが、
わかるような気がします。
アナーキーでディープな街だもの。いい感じだもの。