NHK の「ららら・クラシック」で、グリークの組曲「ペール・ギュント」を取り上げていました。
グリークといえば、組曲の中の「朝」が有名ですが、
私はペール・ギュントがイプセンの戯曲であり、グリークの作ったペールギュントの曲がその戯曲の劇音楽だと知りませんでした。戯曲「ペール・ギュント」は4時間以上の大作で、そこに付けられた劇音楽の中からグリークがセレクトした8曲が「組曲ペール・ギュント」なんだそうな。
番組では、戯曲のあらすじ紹介に、野外公演の「ペール・ギュント」の映像が使われていました。
これが凄いのですよ、魅了されました。
以前NHKで放送されたザルツブルグ音楽祭の「天国と地獄」と同じくらい感動しました。
とにかく、本場の演劇やオペラは凄い。大人です。
しかもそれを野外でやっているとは。
観客は、段々になった木の椅子に座っていて、舞台は土の上、舞台の奥は湖です。
そこで繰り広げられる舞台のなんとダイナミックなこと。
「観てみたい」「NHKで放送していないのか」と思い探してみましたがNHKのアーカイブにも、どこにもありません。
色々探し廻りたどり着いたのは、実際にノルウェーでその野外フェスをご覧になった方のサイトでした。
「ど素人による ノルウェー ペール・ギュント野外劇 鑑賞記」としてM-mikioさんが紹介されていました。
http://m-mikio.world.coocan.jp/peer%20gynt.html
その方の記事から、
ペール・ギュントが、17世紀にゴロ(Gålå) にあるGudbrandsdalenの谷に住んでいたとして、この地で毎年8月の10日間、イプセンの戯曲「ペール・ギュント」が野外上演されている。
と、わかりました。
観てみたい!
公演のサイトは「Peer Gynt på Gålå」というものでした。
下のサイトがそれです。公式サイトでは、最新作の映像がみられます。
最新作も素敵なんだけど、やっぱりNHKのと違う。
催しは、毎年されているとのことなので、NHKのものは違う年のものと思われます。
因みにYouTubeで「Peer Gynt på Gålå」で検索すると、
2019年、2018年、2015年、2014年などのハイライトシーンが観られます。
どの年の回も、斬新な演出で魅せられるけど、
やっぱり「ららら・クラシック」で使われていた年の動画が見たいなぁ。
もう少し、探してみようと思います。
以下が、らららで使われた映像です。
芝居が続くうちに、あたりも暗くなり、ラストのシーンはこんな薄暮の中で終わります。
どうしても見つからなければ・・・・
ノルウェー、見にいくか (;^_^A