garadanikki

日々のことつれづれ 駄目駄目さんのガラクタ日記

本・古書

フランクリン・ライブラリーって

ハーディの「テス」を読了しました。 先日アップしたのは上巻を読んだ時点でのことでしたが、 下巻も思わぬ展開で、たたみこむようにラストまで一気読みでした。 そうなるか・・・という結末に、ちょっと驚愕。 ハーディの描写力は、やっぱり素晴らしい。 大…

空飛ぶ馬 織部の霊、砂糖合戦

北村薫著『空飛ぶ馬』を貪るように読んでいます。 昨日は、織部の霊。 今朝は、砂糖合戦を読了。 この作品は落語家 円紫さんと女子大生の「私」が、日常のさりげない状況の中から、 隠れた真実を探り出していくという短篇集です。 ミステリーといっても、殺…

世界は好きなもので溢れてる

先日、家人からこう言われましたの「君の読書は、芋づる読みだね」と。 言い得て妙 笑っちゃいました、まさにその通りだわ。 本の中で取り上げられていた「本」や「事柄」が気になり、関連本が芋づる式に繋がってしまうのです。 その連鎖はキリがなく。。結…

横溝正史 著『八つ墓村』と1977年版映画

横溝正史自選集にて『八つ墓村』を読了。 『八つ墓村』は、金田一耕助シリーズの第四弾。 主人公は寺田 ( 多治見 ) 辰弥で、彼の一人称で物語ははじまります。 前半までのあらすじ 長くてすみません_(_^_)_ 戦国時代、とある山中の寒村に、尼子氏の家臣だっ…

ハーディ著『テス』の上巻を読んで・・・

トーマス・ハーディの『テス』を、岩波文庫版 ( 井上宗次・石田英二 共訳 ) で読んでいます。 この版は、今最も手に入りやすいといえるもので、1960年発行です。 今 、上巻を読み終えたところですが、 下巻を待たずして感想文を書きたくなったのは、沸き上が…

恩田陸 著『夜のピクニック』

『蜜蜂と遠雷』に続き、『夜のピクニック』を読みました。 学校行事で80㎞を歩きつづける生徒たちの話でした。 恩田さんの母校である茨城県立水戸第一高校の名物行事「歩く会」をモデルにしているんですって。 とにかく、歩く、歩く。 80㎞ですってよ。 徘徊…

映画『蜜蜂と遠雷』

映画『蜜蜂と遠雷』 を観ました。 この作品は、第156回直木賞、2017年度本屋大賞をW受賞した小説を、 石川慶監督が自ら脚本を書き映画化したものです。 これから観る方もいらっしゃると思うので、詳細にふれるのはやめますが、感想を少し。 実は、原作と映画…

恩田陸 著『蜜蜂と遠雷』

蜜蜂と遠雷を読了しました。 2016年に発表された本なのに、図書館の予約待ち37人。 かなり待つけれどエントリーしておけばいつかは読めると、予約したのが9月のことでした。 順番が回ってきたので、珍しく MOURI と二人で読みました。 二人とも本好きですが…

一瞬の光を読んで、一億円を待つ

NHK で「一億円のさようなら」というドラマが始まりましたが、第一話を見そびれました。 面白いという噂を聞き、第二話から録画をしたのですが、 どうせなら原作を読んでからにしようと思い、ドラマも方は手つかずにしています。 ところがその原作本、図書館…

ハーディを読み始めました

トーマス・ハーディの短篇集を読み始めました。 まだ半分ほどのところですが、ひとつひとつの短編が心に響きます。 私がハーディを知ったのは、横溝正史さんの自選集「獄門島」のあとがきに出てきたからです。 横溝さんはハーディの『An Imaginative Woman』…

大岡昇平著『堺港攘夷始末』にてこずる・・・

堺事件について、大岡昇平さんが書いた「堺港攘夷始末」を読みましたが、 てこずりました。 何日、かかったかしら。 なかなか進まない理由がこれ。 漢字カタカナ混じり文です。 明治の頃の公文書は殆どがこの《漢字カタカナ混じり文》で、 この本は、当時の…

長谷川博己の獄門島

横溝正史の「獄門島」と「本陣殺人事件」を読了。 横溝さんの代表作を《いまごろな私》ですが、 《さらにいまごろ》映画化・テレビドラマ化も見たくなりました。 「獄門島」は、昭和22年の発表当初からこれまでに映画化2度、テレビドラマ化4度されているそ…

安田夏菜箸もとい 著『むこう岸』

『蕁麻の家』三部作の、第一部「蕁麻の家」まで読んだところで、この本 降りることにしました。 救いがなさすぎて、辛くなったからです。 この三部作は、 第一部で主人公 ( 著者自身 ) が、代田の家で祖母や親せきから虐待され育つ思春期の話で、 第二部は、…

61号鉄塔下の家

『蕁麻(いらくさ)の家』を読み始めました。 萩原朔太郎さんの長女・葉子さんが書かれた自伝的小説です。 先日探訪した北沢川緑道にあった「萩原朔太郎・葉子の文学碑」から、 代田の鉄塔下にあったという萩原朔太郎邸 ( 三角屋根の家 ) が気になって読みたく…

「日本の短篇」に対するフランスでの評価~堺事件

先日「日本の短篇」という本についてお話した時に、こんなこと書きました。 冒頭は、森鴎外『堺事件』 おやおや。 これはまた、フランス人を意識した作品をぶつけたものだ。 一番最初に森鴎外「堺事件」が掲載されていることに驚いたのです。 「日仏・明日を…

森鴎外著「堺事件」について

森鴎外著『堺事件』を読了。 トップクラスの作家の手にかかると、歴史小説も凄みが出ます。 冷静に淡々と描けば描くほど、真に迫るものがありました。 この作品は実際に起こった事件を、詳細に作品化した歴史短篇小説です。 堺事件は、 1868年 ( 慶應4年 ) 3…

アンソロジー『日本の短篇』文藝春秋

文藝春秋の「日本の短篇」を愉しんでいます。 井上靖著「補陀落渡海記」が読みたくて、それが収録されているというので借りてきた本なんですが、 これがなかなか面白い。 装丁が安野光雅さん 選者は井上靖氏の他、山本健吉、中村光夫、清岡卓行、吉行淳之介…

村上豊さんの挿絵

宮部みゆき著「ぼんくら」の上巻を読み終えました。 図書館からまだ下巻を借りてきていないので、感想は後日にするとして、 この本のもうひとつの魅力についてのお話を、 それは。 村上豊さんが描かれている、挿絵です。 村上さんの挿絵は、とてもひょうきん…

ゆっくり読みたくなるとき

本には、色々な読み方や楽しみ方があります。 資料として読む本は、スラっと読んでかいつまむことを考えたりします。 小説はというと、読む速度がゆっくりになる気がします。 小説には、登場人物がいる世界があるでしょう? ちょっと前までの私は、那智の浜…

井上靖著「捕陀落渡海記」

井上靖著「捕陀落(ふだらく)渡海記」を読了しました。 この小説は《捕陀落渡海》という荒行に翻弄された僧侶の物語です。 どんな短編かの前にまず、この本を読んだ経緯からお話したいと思います。 私は和歌山については、那智の滝とみかんくらいしか知りませ…

くら寿司に行きました

区民の健康診断を夫婦で受けました。 昨日は禁酒して、ご飯も21時には終了。 今朝も食事抜きで、ホームドクターのところで向かいます。 検査が終ったのは10時半、お腹が空いたので回転寿司に行こう! 11時開店のくら寿司はまだ空席だらけ、、、と思いきや、 …

本棚と脳内が大変なことになっています

本棚まわりが大変なことになってます もう少ししたら「すいか」の崎谷夏子先生 ( 浅丘ルリ子 ) の部屋みたいになるかも。。。 そんなこと想像していたら、また「すいか」が観たくなりました。 一年に一度は起こる衝動。 やっぱりDVD=BOX 買おうかな。←これも…

夏目漱石「坑夫」

夏目漱石「坑夫」 を読了しました。 恥ずかしながら漱石は「それから」「三四郎」「門」「こころ」くらいしか読んではおらず、 「吾輩は猫である」「坊ちゃん」あたりは斜め読みぐらいの程度でした。 順当に読むなら、他にも名作は沢山ありますが、 今回「坑…

神妙の読み方

夏目漱石の「坑夫」を読んでいて、ちょっと面白いことがありました。 神妙の読み方 皆さんは「神妙」をなんと読みますか? 私は迷わず「しんみょう」と読んでました。 しかし「坑夫」の中のルビが「しんべう」になっています。 今 私は岩波書店 1956年 ( 昭…

小説 ペーパーボーイ

ヴィンズ・ヴォーター著 『ペーパーボーイ』を読みました。 吃音に悩む11歳の少年が、親友の代打として1ヵ月の新聞配達員をやることにより、 これまで交流のなかった大人とのコミュニケーションを通し成長していくという、ひと夏のお話です。 主人公は吃音…

映画『めぐりあう時間たち』

『めぐりあう時間たち』を観ました。 初めて観たのは、2ヶ月ほど前。 その後、映画のモチーフになった小説『ダロウェイ夫人』を読み、 映画の原作『The Hours めぐりあう時間たち~三人のダロウェイ夫人』を読み、 その後で、もう一度 映画を観直しました。 …

小説『めぐりあう時間たち』

マイケル・カニンガム箸 『THE HOURS めぐりあう時間たち』 を読みました。 この本はヴァージニア・ウルフの『ダロウェイ夫人』をモチーフにした作品です。 主人公は以下の女性です。 ●1923年ロンドン郊外でダロウェイ夫人を書こうとしているヴァージニア・…

満島真之介

昨日、徳冨蘆花「寄生木」の主人公の話をしましたが、 寄生木の主人公-篠原良平はどんなキャラクターだったのか、 そんなことを考えていて、これはと思う人が浮かびました。 満島真之介さんです 彼の姉は満島ひかりさん。 姉弟してハーフっぽいのは、父上が…

寄生木の主人公

徳冨蘆花の「寄生木」を何年もかけて読んでいます。 行きつ戻りつ、一度読んで 最初から読み直したりしています。 本は岩波文庫で、1984年11月 第4版のもの この本は、旧字体なので 骨が折れます。 ※「寄生木」は忘れられたヒット作のようで、新字体の刊行は…

幸田文 対話

「幸田 文 対話」を読みました。 これは、岩波書店刊 1997年 ( 平成9年 ) 、幸田文さんの没後に編まれた本です。 本に掲載された人は全部で26人。 懐かしい顔ぶれが並びます。 中には、歴史的人物ではないかと感じる人もいる。 それが、この本を読むとぐっと…