garadanikki

日々のことつれづれ 駄目駄目さんのガラクタ日記

本・古書

好きだ!

今回のタイトル「好きだ!」は、吉田修一さんの短編エッセーのタイトルです。 ずっと読みたいと思いながら、ずっと後回しにしてしまっていた吉田作品の、 最初に手にしたのは「最後に手にしたいもの」というエッセー集でした。 いやあ、面白い。 四の五の言…

三角寛とサンカ小説について

先日、2012年の過去記事「雑司が谷を歩く 2 料亭 “寛” 」をアップしたのがキッカケで、 三角寛という人物とサンカについて知りたくなりました。 ※ 以下、大変長いです。 興味なき方は、どうぞスルーしてください。 まず借り出したのはこんなところ。 図書館…

シャーロック・ホームズ 文庫いろいろ

現在、手に入る「シャーロック・ホームズの冒険」を取り寄せてみました。 全部を読み比べするところまでいっていませんが、 「ボヘミアの醜聞」だけでも読み比べてみたいと思います。 件の作品、タイトルもちょっとずつ違います。 「ボヘミアの醜聞」「ボヘ…

シャーロックホームズの翻訳について

シャーロック=ホームズの冒険を、偕成社文庫で読みすすめています。 翻訳は河田智雄さん。 シャーロックホームズは、小学生の時に読みました。 たぶん「~冒険」を、でも忘れているなぁ。 かろうじて「赤毛連盟」の話は読んでいる内に、思い出しました。 再…

二軒屋のこと

都立図書館でいろいろ収穫できました。 司書さんにお世話になって、いくつかの疑問を解決できる本が見つかりました。 時間いっぱい図書館で読んだ後、読み切れなかったもので貸出可能なものを、 後日 区の図書館で借りてきたりしています。 ウハウハしながら…

松濤ホテルについて

都立図書館の調べもので もうひとつ。すこし分かったことがありました。 「松濤ホテル ( USA Armed forces rest Hotel ) 」のことです。 去年6月に、デヴィ夫人が住んでいるという神山町の話から、火災保険特殊図の話題に転じ、昭和31年の火保図 ( 火災保険…

都立図書館に向かう道 庚申橋

今日は天気も良いので、自転車で東京都立図書館に行きました。 都立図書館は広尾の有栖川公園の高台にあります。 私の家からは自転車で40分くらいですが、その都度色々なコースをたどっています。 まだどのルートが快適か決め手に欠けますが、 風光明媚だっ…

赤毛のアンは不滅

読みたい本がてんこ盛りなのに、今優先しているのが 「赤毛のアン」シリーズと「シャーロック・ホームズ」シリーズです。 新規の本で読みたいものが一杯あるにも関わらず、なぜか子供に立ち戻って再読したい気分なのです。 再読といっても初めまして といっ…

塩原多助一代記

新年早々、大風邪をひいて寝込んでいる間に、本を三冊読みました。 その中の一冊が『塩原多助一代記』です。 高い熱で うつらうつらした頭でも、何とか読めたのは語り口調だったからかも知れません。 『塩原多助一代記』は、三遊亭円朝の創作落語です。 三遊…

『BUTTER』著:柚木麻子

題 名:BUTTER著 者:柚木麻子発 行:新潮社種 別:単行本 1,760円発売日:2017/04/21読了日:2019/11/01 柚木麻子さんの『BUTTER』を読みました。 レコーディングダイエット ( カロリー計算をしながらの摂食 ) を実施している身には、 通常では気づかないこ…

『東京會舘とわたし』箸:辻村深月

辻村深月さんの「東京會舘とわたし」を読了。 この本は、東京會舘の大改築 (三代目新本館 ) の完成に合わせて発売されたものです。 上巻は初代本館の話、下巻には二代目本館にまつわる話が収監されていて、 東京會舘で働く人、訪れた人のふたつの目線からつ…

女たちのテロル からの寄り道

「女たちのテロル」を半分ほど読んだところで、 迷子になりました。 イングランドやアイルランドの関係性に無知だったからです。 「女たちのテロル」は、英国在住の作家・ブレイディみかこさんが、100年前に生き 闘った三人に女の生涯を紡いだエッセイです。…

『こぐちさんと僕のビブリアファイト部 活動日誌』

『こぐちさんと僕のビブリアファイト部 活動日誌』を、読書中。 著 者: 峰守ひろかず イラスト: おかだアンミツ 原作・監修:三上延 発 行: 電撃文庫 種 別: 文庫版 610円 Kindle版631円 発売日: 2017年3月10日 読了日: まだまだ先 この本は『ビブリア…

『悪女』 ( 虚栄の市 2004 )

( ※ これは11月29日のお話です ) 『悪女』という映画を観ました。 邦 題:悪女原 題:Vanity Fair初公開:2004年9月1日 ( アメリカ )原 作:虚栄の市原作者:ウィリアム・メイクピース・サッカレー監 督:ミーラー・ナーイル脚 本:ジュリアン・フェロウズ …

『終点のあの子』箸:柚木麻子

柚木麻子さんの作品、 三冊目として「終点のあの子」を読みました。 この本は、第88回オール讀物新人賞を受賞した 「フォーケットミー、ノットブルー」を含む 4作品を収載した単行本です。 まず目をひくのは、ハッと息をのむほど美しいブルーの表紙です。 …

『ねじまき片想い』箸:柚木麻子

『ねじまき片想い』を読了。 「本屋さんのダイアナ」「王妃の帰還」につぎ、私にとって三冊目の柚木作品です。 これが、本書のキャッチです⤵ 毎朝スカイツリーを見上げながら、水上バスで通勤する富田宝子、28歳。 浅草にあるおもちゃ会社の敏腕プランナーと…

森鴎外の妻 漱石の妻

唐突ですが、鴎外と漱石に関しての備忘録を投稿します。 森鴎外と夏目漱石は、一時期同じ千駄木に住んでいたことがありました。 地名でいえば、 漱石の旧居は、文京区向丘2丁目20−7 鴎外の旧居は、文京区千駄木1丁目23-4 薮下通りを歩いて6分くらい…

『王女の帰還』箸:柚木麻子

『王妃の帰還』読了。 『本屋さんのダイアナ』で柚木麻子さんを知り、二冊目にこの本を読みました。 主人公-前原範子はカトリック系の聖鏡女学園に通う中学2年生。 物語は、2年B組での「公開裁判」から始まる。 クラスのトップ集団に君臨する滝沢美姫が、安…

イーニッド・ブライトンの児童書を読んで

イーニッド・ブライトン ( エニッド・ブライトン ) という女流作家をご存知でしょうか? 私は、この作家を知らずに育ちました。 『赤毛のアン』のモンゴメリ、『小公女』や『小公子』のバーネットは、少女時代の愛読書でしたが、 ブライトンの作品は、恥ずか…

梶原季之:箸『せどり男爵数奇譚』

せどり男爵数奇譚を読了。 ミーハーながら、三上延さん小説『ビブリア古書堂の事件手帖』でこの本を知りました。 ビブリアのドラマでも《せどり男爵》《笠井菊哉》が、謎を解くキーワードになっていました。 【読後感】 古書マニアの心理をうまくつかんだエ…

狂った果実と鎌倉・逗子

石原慎太郎 箸『狂った果実』を読んだのは、 一昨年のこと。 どうせなら初版本で、と入手した古本で読了しました。 「なんじゃ、こりゃ」と放り出したのを昨日のことのように思い出します。 石原慎太郎は芥川賞作家ですから、 既にこの時には、力を持ってい…

図書館通いと 美味しい沖縄料理店探し

図書館巡りが趣味です。 近くに、広くて居心地の良い図書館が近くにあれば、はしごや浮気はしないけど、 渋谷区の図書館は、広さも蔵書数も他の区に比べて残念な規模。 渋谷区に限らず、東京都は他県に比べて残念な図書館が多いです。 ちょっと渋めの古書を…

長文 「プリンセストヨトミ」について

万城目 学さんの「プリンセス・トヨトミ」を読みました。 だいぶ前ですが ⵈⵈ そして 鈴木雅之監督の映画「プリンセス・トヨトミ」を観ました。 少し前に ⵈⵈ 原作者 万城目さんの作品も、監督 鈴木雅之さんの作品も、私は大好きです。 特に私は鈴木さんの大フ…

翻訳はどこまで許されるのか

コレットの「青い麦」を石川登志夫さん訳で読んだのは、数か月前のことです。 正直いって、自然や植物の形容が多くて内容が頭に入ってきにくく、難航しました。 こんなにも想像力や読解力がなかったのか、と自己嫌悪に陥るくらい。 そんな時 我が頭の程度を…

みかづきを読んで みかづきを見て

遅ればせながら、、、、 ほんとに今ごろになって「みかづき」のお話を。。。 感じることが多すぎて、なかなかまとまらなかったから、今ごろです。 一年半ほど前になりますか、よんばばさんが本を紹介されていて、 今年の1月でしたか、よんばばさんがドラマを…

コレット著『青い麦』について

コレットの『青い麦』を、石川登志夫さんの訳で読了。 この作品は、避暑地で過ごす16歳の少年フィリップと、15歳の少女ヴァンカと、 年上のダルレー夫人との三角関係の話です。 三角関係と片付けてしまうと雑で野暮かも知れませんが、 思春期の青年が、 幼馴…

コレット『ジジ』

『ジジ』を読了しました。 Gigi は、フランスの女流作家 シドニー=ガブリエル・コレットが1945年に発表した小説です。 二見書房刊 コレット著作集 No.11『ジジ』高木進訳で読んでいますが、かなり難解でした。 理由は、当時の暮らしぶりがイメージしにくいこ…

『同潤会アパート生活史 「江戸川アパート新聞」より』

今、一番のマイブームは《同潤会》のこと。 全部購入していたらとんでもないことになります。 家も狭いし、お金もないし。。。 同時に読み進んでいますが、 今、一番面白いと思うのが『同潤会アパート生活史 「江戸川アパート新聞」より』です。 大塚女子ア…

『大塚女子アパートメント物語 オールドミスの館にようこそ』

東京生まれの私は《同潤会》という妙にいかめしい名前をずっと聞いて育ちました。 でもって、小さい時から建物に興味のある子でして、 「いいなあ」「素敵だなあ」と思った建物のルーツは、同潤会アパートだったのです。 同潤会については知りたいことが山積…

真山仁:著 『そして、星の輝く夜がある』

先日読んだ真山仁「雨が泣いてる」の次にこれを読みました。 「雨が泣いてる」は東北地震を取材する新聞記者のお話でしたが、こちらも東北地震のお話。 こっちの方が先に書かれたものでしたが、「雨が泣いてる」と同様に感動作でした。 主人公は小学校の先生…