松本城 太鼓櫓 ( たいこやぐら ) の梁です。
建物の骨組みってゾクゾクする。
もひとつ。中町の蔵シック館の梁。
どちらも建物を支える上での工夫が、見ていて面白い。
母が透析をしている間、時間をつぶさなきゃいけないから、MOURI と2人で松本観光。
中町通りにある蔵の会館。
この建物は、中町のお隣、宮村町にあった造り酒屋「大禮酒造」の建物を
移築したものだそうで、だから表に酒林が吊るされてます。
で~んと続く和室は、手前からゆ8畳、10畳、12畳、5畳。
可愛らしいと言ったら失礼だけど、この欄間、気取りがない。
蔵シック館の素敵なのは、会館としても使われているところ。
こういった施設を各種イベントや撮影はよくあるけど、茶会や会議室としても利用できるっていうのは凄い。湯沸室に、湯呑やヤカンがあったりして、ホントに地域に根付いて愛用されてるのがわかる。建物は使ってもらってなんぼだと思う。
中町通りの中程に、あまり目立たないけど、松本民芸家具のショールームがありました。
入口は狭いんだけど、間口の割に奥行の広い建物で、素晴らしい家具が並んでる。
松本家具 ( ウィンザーチェアー ) には、バーナードリーチさんも、指導・デザインにあたったそうです。
気になって気になって、なかなか離れがたかったのが、このダイニングテーブル。
背もたれの皮の感触、ひじ掛けの手触りが最高で、MOURI と2人マジ考えてしまった。
椅子が一脚15万、テーブルは30万くらいだったかな。
高価だけど、一生ものだもの、安いと考えないといけないんだろうな。
きく蔵のご主人も、「松本家具は一生もんで、狂いがきてもメンテナンスも万全だし、飽きないですよ」と言ってらしたっけ。きく蔵さんの椅子もね、松本家具ですから。それからホテル花月の家具もね。
松本には、前に一度仕事で来たけれど、その時はここから眺めただけだった。
今日は、入ってみようかな。
松本城は、どこから見ても絵になるお城だね。背景に高層の建物がないのが鍵かも。
平城で、街中にあるのに、他のビルが背後にない環境っていうのは奇跡といってもいいんじゃない?
でも…芝生におじさん。
アケビ越しの松本城
藤の実越しの松本城(笑)
場内の藤棚にぶら下がっている物体。
藤棚のところに案内のオジサマがいて、目を止めた人に説明している。
「これ藤の実なんですけど、いくつも垂れ下がる花の実から最後に一本だけ残るんですよ。
『食べられるんですか?』と聞かれることもあるけど、あんまり食べるって話は聞かないです。」
見ていたら、何人もの方に、そんな話をされていました。
何してんのかな、あのオジサンたち。
何かの打合せでしょうが、リキ入ってる。
松本城の内部は、かなり階段がきついんだそうな。
天守閣から見る風景は、さぞ凄いことだろう。
NHK朝ドラ「おひさま」で主人公の陽子ちゃんが、お兄ちゃんの友人に初恋して、
皆で松本城に昇った時に、初恋相手に手を取られて階段を登るシーンがあったっけ。
明治の頃の思春期の男女の様子がよく表現されていたなあ。
ツルツルのスタート支柱
何万人もの人に触られてきたんだろうね。
柱から見える景色は…
おおぉぉ~っっ!!
天守閣では、東西南北の景色を見比べて。
空いてたら、腰かけて眺めても楽しい。
見上げると神棚
南方向に…
ホテル花月だ。
さて、降りますか。
この急勾配、普通じゃない。
階段には、降りる人、昇る人が譲り合わなきゃならないようなところもある。
一番上もいいけど、途中に張り出した月見櫓もなかなか。
石垣の上の壁、斜めでしょう? よじ登ってくる敵に、あそこから石を落とすんだって。
あの右側がさっきの月見櫓。
外を眺めてご満悦の人がいる。(笑)
白鷺城 ( 姫路白 ) に烏城 ( 松本城 ) か。
日本にはまだまだ美しい城がある。
松本城から少し足をのばして、古い建物を見てみようね。
ん?
なに? なんでこっち向いてるんだろうね、あのポスト。
駐車場 車一台分はびこってるコキア。
旧開智学校の建物の工事費の7割は、松本町民の寄付によるものだったそうです。
住民には重い負担だったでしょうが、その辺も文化に対する県民性のお蔭だったんでしょうね。
正直言って、外観はちゃっちい感じがするけれど、これぞ偽洋風建築なんだろうね。
内部は驚くほど広い。
昔の机だぁ。そういえば小学校の低学年は、ワタシなんかもギリギリこんな机だっかかなあ。
一階から二階にかけての回り階段。
絶対にみんな落っこちただろうなあ。
松本城内のお池にあった蓮。
おぶせ牛乳ドーナツ
どこか懐かしい味がする。