10月6日放送のCoversに登場した中田裕二さんに驚かされました。
J-POPに疎いので、元椿屋四重奏の中田裕二さんのことを知りませんでした。
今回カバーしたのは、中森明菜の「スローモーション」
大橋純子の「シルエット・ロマンス」
南佳孝の「モンロー・ウォーク」
以上3曲は、来生えつこ、来生たかおが手がけたもので、中田さんは来生作品が大好きなんだそうです。
元々はお母さんが聞いていたのに感化され、昭和歌謡にはサウンド面でも影響を受けたそうな。
凄いですこの人。
明菜の曲も、大橋純子の曲も、別ものにしています。
もうひとつ驚いたのはギターテクニック。
「モンロー・ウォーク」の弾き語りをしたんですが、歌とギターのアクセントを違えています。
ギターのテンポをちょっとずらして弾きながら歌うのって、難しいんじゃないのかな。
長谷川きよしもそうですけど、ギターを別人が弾いているみたいに聞こえます。
そして番組の最後に歌った、original曲の「誘惑」が圧巻でした。
女歌で、年下の男に誘われるという内容の歌詞なんだけどセクシーで、リリー・フランキーが、
「昔は、飲み屋のオネエチャンが泣いて唄う曲が沢山あったんだけど」と言っていましたが、まさにそれです。
「誘惑」は、NHKユアソング として10月11月放送されるらしい。
今回は、中田さんの他に中村達也さん ( MANNISH BOYSとして斉藤和義さんと登場 ) 、
畠山美由紀さんなど、なかなかテレビに出番の少ないアーティストが出演して、
原曲を見事に塗り変えてました。
カバーというと、徳〇なんちゃらという気持ち悪い男がいるけど、あの人が歌うと全部同じに聞こえます。
この番組でも、鈴木雅之さん、ウルフルズ、miwaさんなど、出ない方が良かったんじゃないかと思うシンガーもいました。一流どころと言われる歌手でも、気軽に取り組むと痛い目に合うというのがCOVERの恐ろしいところかも知れません。
「あんな上手な人でも。。。」と驚くこともあったりしながら、毎週楽しみにしている番組です。