毎週土曜日 あさ7時30分 『サワコの朝』は、欠かさず見ています。
聞き上手と、定評のある阿川佐和子さんに「この人との対談は、失敗だな」という回はない。
ゲストの話を聞いている時のサワコさんは、キラッキラの目で興味津々で楽しそうにしています。
あんな顔で見つめられたら、話す方も するつもりなかった話まで披露しちゃうのではないでしょうか。
【柳原可奈子さんの回】2012年12月8日OA
柳原加奈子さんって、その辺にいる人々の特徴を切り取るのが巧いですよね。
その観察眼たるや凄い。
彼女の人間観察の原点は、小学生の時らしい。
母親はスナックを経営をしていて、夕方になるとスナック友達が彼女の家に集って、
全員で化粧の仕上げをして出陣していたそうです。
「お化粧してる人たち見てるとね、最近、誰と誰がうまくいってないんだなぁとか、
あの人のあの一言は余計だったよなとか、わかるんですよ」
19歳の時、過保護なくらい溺愛してくれていた母親が亡くなります。
それまで直接話す機会もなかった父親が、母親の葬式で泣く姿を初めて見て、
「ああ、この人も可哀相な一人の坊やなんだと、19歳の時に思って。
この人、私が守ってあげなきゃ、って思ったんですよね」
それから父と2人暮らしをするようになり「なんて話のあう人だろう」と思ったのだそうです。
≪新ネタ 料理上手な専業主婦 を披露≫
笑った、笑った。
「いるいる! そういう人」と思わせるから凄い。
これは、彼女の身の回りで本当に起こった話で、泣きながら帰ったんだって。
柳原「すごくね、ちょっとピリっと…久々に毒のある言葉を聞いたなと思いました。
『お勤めしてたらお料理する時間なんてないよ、それが当たり前、おつとめしてるんだもん』
って言われて。『こういう普通の生活が一番幸せだよ~』って」
阿川「なんだろう、その女の毒」
柳原「私も悪いこと言ってないし、向うも悪いこと言ってないし。
でもグサっと来て。
その人大好きよ、もの凄く悪く思ってないんだけど、私の自虐的スイッチ入っちゃったから、
そういう風に思ったんだろうけど。」
阿川「女友達って、自分が幸せだということを、女友達の前で確認したいっていう、本能ないかな」
柳原「ああ~」
阿川「昔から思うんですけれども、例えば私 年頃の頃に、『どうする結婚』とか話してた友達、
結婚決まりました。
『阿川も早く、こっちへおいでよ』って、それってさ
『幸せな水の中に入っておいでよ、私は今幸せなの』っていうことが言いたいわけって」
なるほど、それもわかるわかる。
そういう人に限って「悪気はなかったのよ~」って、言うんですよね (;^ω^)