KYOUちゃんのお母様からクール宅急便が届いた。
我が家で『鳥取 珍魚祭』が開催されることになり、その食材である。
KYOUちゃんから「鳥取にはまだまだ美味しい魚がある」と聞かされ、
例のごとく「そんなにウマいなら食わせろ」っていうことになりぃの『珍魚祭』
KYOUちゃんの地元-鳥取には、一昨年7月に 『鳥取ウマいもんツァー』 でお邪魔をしたのだが、それだって「鳥取の魚を食べたら東京のは喰えん」というKYOUちゃんの言葉に皆が乗り気になったからだった。
その節はKYOUちゃんのご家族に、それはそれはお世話になりました。
さじアストロパーク に連れてっていただいたり、お兄さんには一緒に 投入堂 に登ってもらったり、いろは寿司も蕎麦処『田久』といったお母さんに連れていっていただいたお店はどこも最高に美味しかった。
そんな彼女が言うのだから間違いはない!
箱を開けて出て来たのは、まず 松葉カニ
いかの一夜干しに
モサエビ
右はハタで、左がドギ。
聞いたこともない名前が続く、だから珍魚祭なのだ。
さあ、珍魚祭りのはじまりはじまり
まず、モサエビ とやらの殻をむく。
いつもは私が料理担当だが、
本日はKYOUちゃんがやってくれるというので撮影にまわる。
うううっ、うまそー
頭を取ったら、頭の部分の味噌を醤油に溶かして、
身を漬けて食べるのだそうな。
うまい!!
ナンダコリャのウマさだ。
甘えびよりもっと弾力があり迫力があり、甘味もコックリしている。
モサエビってどういう字かなという話になり「絶対 猛者海老だ」ということになった。
モサエビは鮮度劣化が激しいため、遠隔地への出荷が出来ないとのことで、
「地元でしか味わえない幻のえび」と言われているそうだ。
お母さんとヤマト運輸に感謝 <(_ _)>
カニです。二人で一個です!
カニみそには、やっぱり日本酒だ。
こんなにデカイのっ
身離れも最高。ホ ロ り。
ズワイガニの内、成長した雄を『松葉ガニ』というそうで、
11月から3月まで食べられるが、今の時期が一番美味しいとのこと。
イカの一夜干し
肉厚で、柔らかくて、モッチリ甘くて、
しかしKYOUちゃんは、エンペラは食べないんだと。
鳥取の人が皆 エンペラ食べないワケないだろう、KYOUちゃんだけだろうと、ツッコまれていたが、
そういや 北海道の友人で「地元ではアスパラは 穂先から5cmまでしか食べない」という人がいたな。
地元って、そうなの?
本日のメイン ( その1 ) ハタ
ハタハタのことを鳥取では『ハタ』と言うそうです。
魚がヒタヒタになるくらいの水を沸騰させてから、ハタを投入。
砂糖・酒・醤油で薄く味付けたら完成。
ハタハタといえば 秋田が有名で、
干物になっているものの ぶりぶりした卵を食べたことあるが、煮つけは初めて。
スゴ~く、美味しい。
KYOUちゃんの味付けのお蔭でもあります。
柔らかくて出汁がよく出てて、御汁を全部飲み干したい。
KYOUちゃんが「鳥取ではハタと言うの」って言っていたけれど、鳥取観光協会のサイトには《ハタハタ》とありました。
やっぱりハタハタは、ハタハタみたいです w
次なるメインは『どぎ』
うぉ~っと引くくらい、デレんとしていて、とぅるとぅる。
あっ、でも目は白くて綺麗。
ここで問題発生。
KYOUちゃんが沈没して寝てしまって、どぎの作り方がわからない。
むにゃむにゃ言いながら「ハタとおんなじように煮ればいいんですぉ~」と寝言言っとる。
「砂糖は入れないんですぉ~」と言ってるが、
頼むよKYOUちゃん起きておくれよ、作ったことないんだからさ。
こんなもんでいいんでしょうか。。。
なんだかわからん。
身の周りにブルンとしたゼラチンをまとっている。
ツルっと滑って食べにくいが、上品な味でこちらも お汁が美味しい。
コラーゲンたっぷりだもの、美味しく食べて体にいいなんて幸せな食べ物だ。
※ 『どぎ』を調べたら、ノゲンゲともいうのだと判明。
珍魚を食べて、あまちゃんの『地元に~かえろう~』を5人で熱唱しながら日本酒を4本空にした。
そうして『鳥取 珍魚祭』の夜はふけてゆく。
鳥取に感謝! KYOUちゃんとお母さん、ご馳走さまでした。