『スタジオパークからこんにちは』に出演した飯島直子さんが、トークの合間に料理を披露してました。
作っていたのは、海苔トースト。毎朝食べてらっしゃるそうです。
海苔トーストか、懐かしいな
早速作ってみました。
海苔トーストを初めて食べたのは、今から37年前、1976年3月1日のことでした。
どうして日付が分かったかというと、愛のサスペンス劇場『一年半待て』の第1話放送日だったから。
同級生の家でそのドラマを観ている時に、ご馳走になったのが海苔トーストでした。
それ以来 ドラマとトーストの両方にハマって、ドラマを観ながら毎日トーストをかじっていました。
飯島さんの海苔トーストは、パンにチーズとのりを乗せてトーストするという、
ごくシンプルなものでしたが、私のは違います。
トーストにスクランブルエッグを乗せ、チーズと海苔をのせたら、黒胡椒をガリガリふりかける。
この黒胡椒っていうのがポイントです。
その進化系が江戸むらさきバージョン。
海苔がなかったので、江戸むらさきを代わりに塗ってみたら、これがまた、めちゃくちゃウマかった!
それからも創作はエスカレートして、紅しょうがをトッピングしてみたり、
スクランブルエッグをカレー粉で作ってみたりして楽しんだものでした。
私のなんちゃって創作料理の原点はその辺かも知れません。
『一年半待て』(いちねんはんまて)は、松本清張の短編小説。1957年4月、『週刊朝日別冊・新緑特別読物号』に掲載され、同年8月に短編集『白い闇』収録の一作として、角川書店(角川小説新書)から刊行された。過去多数テレビドラマ化されている。
あらすじ:
生命保険の勧誘員である須村さと子は、夫・要吉を殺した罪で捕まった。
かねてからの要吉の乱暴・怠惰が報道されると、世間のさと子への同情が集まった。
婦人評論家の高森たき子は、「日本の家庭における夫の横暴」「日本の家族制度の悪習」を批判し、評論家仲間を動員して減刑嘆願書を提出するなど行動、結局、さと子は執行猶予の判決を得た。
「社会正義」に満足する高森の前に、ある日、ひとりの男が現われるが……。
1976年版:
1976年3月1日から3月26日まで、日本テレビ系列の「愛のサスペンス劇場」枠(13:30-13:55。花王石鹸一社提供)にて、全20回の連続ドラマとして放映。
キャスト:
主演 須村さと子役:市原悦子
その他の出演者:唐沢英二、緑魔子、和崎俊哉
今でいうDVの被害にあっていた可哀相な奥さんを、市原悦子さんが好演していました。
夫のDVに合い、思わず殺してしまったということで、世間から同情が寄せられ執行猶予がついたのですが、実は違った。
彼女には愛人がいて、その男に「一年半待って」と言っていたことが、判決の後に判明するんです。
要するに、とっさに殺したんじゃなくて計画殺人だったってこと。
更には保険金までかけてたという悪女だったのです。
市原さんのあの甘くて魅力的な声で言う「一年半、待ってっ!」という台詞が、今でも鮮明に記憶に残っています。