仙台堀川の清澄橋から東に進む。
この堀端は「芭蕉の散歩道」というらしい。
桜並木か、花の盛りはさぞかし、
立て札に、芭蕉の句が書かれている。
おくのほそみち「忍ぶの里」の中で詠んだ俳句らしい。
海辺橋とは、きてれつな名だ。
多分この橋を渡れば、旧東京市営店舗向住宅があるはず。
芭蕉さんが一休み。
芭蕉さん、あの。
ちと伺いたいのですが、霊巌寺に行くにはこの橋を渡るのでしょうか。
芭蕉さんに「旧東京市営店舗向住宅」といってもご存知ないでしょうし。
そう、次の探訪地は、旧東京市営店舗向住宅。
前回 来た時は夜だったので、よく見えなかったから、
今日はとっくり眺めてみようかと。
まず、道路の反対側から全体を眺めてみる。
おお、あの屋上か、片山のご主人が遊んだというのは。
ご主人のお話はこうでした。
今では、思い思い 屋上部分に増築しているけれど、僕が子どもの頃は、屋上が全部同じ高さでつながっていたのよ。
だから友達と皆でよく遊んだんです。
どうやって屋上に登るかっていうとね、清澄庭園の木によじ登って、そこから飛び移るんですよ。
行きはいいんだけど帰りは大変、屋上から木に移るのは、それは苦労したなぁ。
それでも広くて楽しいから、良く登ったよ。
大勢でダダダッと走り回るんだもの、下の家の人はうるさかったでしょうね。
でも優しいよね、一回も怒られなかった。
現在はプレハブが増築されていて、所々空き地になっている。
壁の塗り替えも思い思いに、、、
同じ建物でも、色が違うと雰囲気が違う。
建築に詳しくないが、当時の流行りの様式なのかも。
凝った意匠。
三階が増築部分。
所々に空地があるが、昔は同じ建物が連なっていたはず。
何故なら、階段の跡があるもの。
日本の建物は、バブル前の方がしっかり造られていると聞いたことがある。
同潤会アパートも、この旧東京市営店舗住宅も、どっしりとしていて雰囲気もあっていい。
いつまでも愛着を持たれ住まわれているところをみると、やはり堅牢なのでしょう。
建物の端まで来ました。
あっ、階段がある。
片山君、ここからなら木から飛び移らなくても良さそうですよ。
先ほどの海辺橋まで戻った角に、清洲橋児童公園があった。
可愛い鳥がとことこ
こちらは ヒヨドリかな?
たぶん。
素敵な建物があった。
深川図書館だと、、、、うーむ、休館か。
是非 再訪します。
今日歩いた道⤵
深川散歩、中洲に向かいます~つづく