Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

御茶ノ水あたりを歩く ~湯島聖堂

 

めまい治療の為、大きな病院に行きます。

初めて杖をつくような体験をしたけれど、大分よくなって、このままでもいいかと思ったのですが、

一応調べてもらうに越したことがないかと。。。

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今日は、散歩日和・・・違うか

 

あんなところにレリーフが。。。

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医学に関するレリーフみたいで、中央は古代、右は明治時代くらいかな患者さんらしき人の耳を皆で覗いてる。

 中央はヴァチカン宮殿「署名の間」に描かれているラファエロ作「アテネの学堂」であり、対話による教育の原点を表しています。左は医学の父ヒポクラテス像とあるべき医師の心得とされる「ヒポクラテスの誓い」、右は1846年マサチューセッツ総合病院で行われた歯科医師モートンによる世界最初の全身麻酔公開実験を描いたロバート・ヒンクリーの作品です。
東京医科歯科大学HP 『東京医科歯科大学の誓い(10号館壁画レリーフ)』より

ほうほう、医学への誓いを現したものなんですか。

で。その左にはエアポート。

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ドクターヘリで患者さんが搬送されるんだわね。

 

橋を渡りきると、「聖橋の由来」という銅板がありました。

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案内板によると、

聖橋という名前は、橋のこちら側 ( 北 ) にある湯島聖堂と、

橋の向こう側 ( 南 ) にある「日本ハリストス正教会復活大聖堂 ( 通称ニコライ堂 ) 」の

両聖堂にちなんでいるらしい。

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昭和2年に完成したものだというけれど、古地図を見たい衝動にかられる。

いやいや、今日は我慢我慢。。。

にしても、本当は下の道路から撮るべきだった。。。

 

午後。湯島聖堂訪問

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な なんか気になり目をやると、斯文館という建物の上になにやら奇妙な守護獣が。。。

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狛犬に羽根があるような珍獣です。

大成殿の屋根の守護獣は、鬼龍子という名前があるけれど、こちらの方の名前は見当たらない。

湯島聖堂略年表 によると、聖堂復興工事の屋根飾り( 設計も ) をされたのは東京帝国大学工学博士、伊東忠太教授だとのこと。

この伊東博士、無類の妖怪・珍獣好きで、 妖怪研究 という本まで出している。

また築地本願寺を手掛けたのも博士で、湯島の比でない珍獣がわさわさいるらしい。 ( 次のターゲットは本願寺に決まり

 

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孔子さまと夏みかんの木と。。カップル

写真の中に人が入るといいねぇ。すみません勝手なことをして。

 

この孔子象は、昭和50年(1975)中華民国台北市 ライオンズ・クラブからの寄贈されたもの。

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それにしても聖堂内、起伏がはげしいこと。。。

めまい患者がこんな所を歩いていて、いいのか?

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ここが入徳門。

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この門をくぐって、階段をあがると杏檀門があって、

その中に大成殿があるそうです。

 

湯島の白梅

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(笑) 違うか、あれは湯島天神だったかね。

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青い空に白梅

梅ってひっそりした感じがいいけれど、青空をバックにするとなんて華やかになるんだろう。

 

大成殿

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この中に、朱舜水亡命時に携えて来て大正天皇に献上されていたっていう孔子象で、後に御下賜されたっていう御物が祀られている。

 

あっ、鬼犾頭

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鬼犾頭 ( きぎんとう ) というのは、体が魚で、角のついた頭が竜という姿。

二本の脚で屋根につかまっていて、頭から勢いよく水を吹き出しているので、

火災よけのおまじないとして屋根飾りに使われているそうです。

 

関東大震災で焼けてしまった寛政年間の鬼犾頭は、大成殿に保存されてるっていうけれど、

おまじないは叶わなかったってことか。。。

 

この後は神田を歩きます ( つづく )