Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

初めてのお赤飯

 

お赤飯つくりました。

「何か、めでたいことあったの?」 「いえ、別段 何も」

先月、蒸し器を買ってから、何か蒸したくて蒸したくて・・・

中華ちまきの時に経木も買ったので《お赤飯を作ろう》ってことです。

 

恥ずかしながら初体験。

COOKPAD から ラ・ランドさんが紹介されているレシピ を、参考にしました。

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感想

旨いじゃないかっ! 54年間 生きてきて、一番おいしい赤飯だった。

お赤飯って、豆を美味しさを楽しむ料理だったんだとわかりました。

ささげを使ったんだけれど、ふくよかで雑味がなくて自然で上品な甘さでGOOD!

もち米は、艶っつやで、ぷっくり炊けて、美味しい。

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3合半のもち米で、左右ふたつの皿に盛る分量が出来たので、

「お隣さんに、手伝って貰おうかな」と言ったら、

「大丈夫、夜また食べるから」とのこと。

いつも気前のいい MOURI が、何てことを? 

経木 使えないじゃん。

 

本当に夜、酒盛りの〆にペロリでした。

冷めても全然固くなってない。

お店で買ってきたのが時間が経ってパサパサで固くなったりしますが、

ずっと艶っつやのままで、奇跡みたい美味しく食べられました。 

 

COOKPAD に、お赤飯をアップされている方は沢山いらっしゃいます。

蒸し器で作るレシピに絞っても20人くらいいらっしゃいました。

その中で吸い寄せられたのが、ラ・ランドさんのレシピでした。

 

他のレシピより具体的に丁寧に書かれてるし、コツまで盛り込まれてるのが魅力でした。


◎ 煮汁の発色を良くするための工夫
   ささげの煮汁を冷やす時に、お玉で、すくっては落とす、を何度か繰り返しながら冷まします。
◎ 冷めた赤飯が固くならない工夫
   ‘しと’ に入れる塩は味付けが目的ではなく、蒸しあがったご飯が冷めた時 固くなるのを防ぐため。
◎ 豆の茹で加減
   噛んでみて、固いが食べられる位の固さに茹でます。

料理のポイントや、その理由まで書かれているのは有難いです。

分数だけだと、次に作るときには忘れちゃったりしますが、「噛んでみて○○の感じ」というように、

食感や触感、見た目に訴えてくれるように書かれていると記憶にとどまります。

多分、ラ・ランドさんも、そうやってお母様から教わられたんじゃないかしら。

お家に伝わる作り方やコツを、こうやってご伝授いただけるなんて、感謝です。

 

【しと】

ラ・ランドさんのレシピで『しと』という言葉を知りました。

打ち水をすることを「湿(しつ)を打つ」とか「湿(しと)撒きする」と言うように、

湿らせるというのが語源のようです。

しっとりも同じなのかな。(笑) 

赤飯にしと打ちするのはパサパサ防止でしょうが、

小豆の煮汁を使うのは、折角色づけしたもち米の色が薄まらないようにということなのでしょうか。

しと、、とても勉強になりました。

 

実はひとつだけ、レシピに背いてしまいました。

『意図して背いた』のではなく『思い込みによる読み違い』でした。

レシピでは、煮汁に6~10時間漬けることになっているのに、前日からもち米を水に浸してしまった。

仕上がりがベトベトになるのではないかとハラハラドキドキでした。

奇跡でしょうか、結果的にはふっくら美味しく炊けました。

どうです皆さん、お赤飯食べたくならない?

下は、次に作る時の自分の為の備忘録です。

分量も手順もMarco風にアレンジしました。

でも初めて作るなら、ラ・ランドさんのレシピ が、お勧めです!!

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材料:
もち米…3,5合(500g)
ささげ…50g
ささげを本茹でする水…900cc
◆しと
 ささげを茹でた汁…300cc
 塩………小さじ1

0.もち米は、水が綺麗になるまで丁寧にやさしく洗い、水に浸して6時間ほどおく。

1.ささげを洗い、被る位の水(分量外)で仮茹でする。

  沸騰したら2~3分で、ザルにあける。

2.ささげを鍋に戻し900ccの水を入れて茹でる。

  沸騰したら、ささげがゆっくり踊る程度の火加減にする。

  目安は「噛んでみて、固いが食べられるくらいの固さ」 15分~25分程度。

3.ささげと汁とを分ける。

4.ささげはタッパーに入れて冷やす。(冷蔵庫に入れる時は、乾燥させないよう注意すること)

5.煮汁は、お玉ですくっては落とす作業を繰り返して冷ます。

6.5の煮汁に、もち米を浸す。新米6~8時間。古米10~12時間。

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7.もち米と浸した煮汁を分ける。

  煮汁は捨てないで300cc残したものに、塩5g加え、‘しと’ を作る。

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8.もち米とささげを合わせる。蒸し器の水受けの方に湯を張り、沸騰させておく。

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9.蒸し器に、蒸らして絞った蒸し布を広げ、もち米を小山にして入れる。

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10.蒸気がまんべんなく行き渡るように、指で数か所穴を開ける。

  ※ 私の指だと穴、大きすぎるかも…(笑)

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11.蒸し布を被せ、強火で15分蒸す。

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12.一旦、蒸し器から取り出す。(この時点では、まだ米は固い)

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13.作っておいた ‘しと’を回しかけ、ささげが割れないように注意しながら、

   切るように均等に混ぜる。

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14.再び、蒸し器に入れ、強火で20~30分程度蒸す。

    ※  蒸し上がりの目安は、15分位たった頃から時々食べてチェックする。

       蒸し器によって個体差がある。

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15.蒸しあがったらボウルに移し、余分な蒸気を飛ばすように丁寧に混ぜて、出来上がり。

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