アルバム名 : | ラウンド・ミッドナイト / Round Midnight |
ピアノ : | ハンク・ジョーンズ / Hank Jones |
録音日 : | 2004年2月4~5日 東京 ソニー・ミュージックスタジオ |
Marco | 金曜日の夜に、バーボン片手に聴きたくなるアルバムといったら…。 |
MOURI | ラウンド・ミッドナイトだな。 |
Marco | 貴方の場合、そこに “ たばこ ” というコンテンツも不可欠ね。 |
MOURI | このアルバムは87歳の時に録音されたんだけど、アルバムの帯にこんなコメントがある。
奏でられる一音一音に人生のドラマが凝縮されている。
「ミスター・スタンダード」が贈る珠玉のソロ・ピアノ集、第二弾! 87歳にして2作目だよ。彼の残したソロアルバムは、そう沢山はないんだね。
3日休めばカミさんが判る。7日休めば仕事がなくなる。」 |
Marco | 忠良先生 ( 2011年98歳で亡くなられた彫刻家-佐藤忠良さん ) も同じような意味の言葉を残されていたわね。 「1日 土をいじらないと、1日の退歩」 |
MOURI | 忠良先生もハンク・ジョーンズも、努力の人-職人気質の芸術家だな。 |
Marco |
職人であり、凄くエレガントなアーティストでもありって感じしない? その辺も、佐藤忠良先生に似てると思う。 あと品格も備わってるの。品格と言えばフレッド・アステアもあるよねぇ品格。 あの人のステップも、軽やかで、洗練されてて、品を感じるな。 彼のピアノってソフトタッチよね。アルバム聴いてて思ったのは、いきなり大きな強い音とか出さないの。コケ脅かしは一切しない。大げさなこともなし。抑えて抑えて、同じ音量で粒立ち等しく弾いているのに退屈な音にならない。 不思議よねぇ。ほどよく抑えたところからセンスあふれる響きが生まれるって感じ? だから金曜日の疲れた心身を、いい加減に癒してくれるのかも知れないわね。 |
MOURI | あ、なんか。 フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャーズの『トップ・ハット』見たくなっちゃったなぁ。 |
Marco | バーボン飲みながら? (笑) |