Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

吉原弁財天

 

今日は正式に ww 大門から入って吉原を歩いてます。

先日、お参りしそびれた弁天さまはと。。。この先か。

 

昔の吉原病院は、南の口を封じるような位置にありましたが、

現在の都立吉原病院は右に移設。

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左にカーブしたところに、あったあった。

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吉原弁財天

 

正面の漫画チックな壁絵。

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芸大生らが描いたんですって。

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ううむ。何がだかなあ。いきなり描いたのか?

事前審査のようなこと無かったのか?

 

地域と学生が一緒にこういう取り組みをするのは流行っているらしい。

でも、実際に描いた壁画が、街並みや景色の妨げになることだってある。

今は可笑しく感じなくても、いずれ飽きがくることもある。

そういう時に、描いた絵は誰が撤去を決めるのかなあ。。。

弁天様でなくて天女だからまだいいものの、

神仏を描くのって、ホントウは怖いものなんだけれどなあ。。。

ちょっと複雑な想いで壁画を拝見。

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先の写真にも、あっこの写真にも、小学生がいるでしょう?

 

あそこに蝋燭とお線香が置いてあって使えるようになっていて、

お代を入れる場所がないから、お賽銭箱に納めました。

ワタシがお参りした後にやってきた、あの少年たちが面白かったので、

しばらく様子を見ていました。

 

どこぞの私立の子なのかな、

2人でササッと入ってきたから日課なのかと思ったら初めて来た様子。

お線香に火をつけているところに、近所のじいちゃんがやってきた。

まさしく江戸っ子の粋なじいちゃんで、少年たちを見て。。。

「おう、少年たち、ロウソク火ぃ点けたら消せ? 火事になっちゃうからよっ」

 

少年が点けたわけじゃないの、ワタシが来た時から灯してあった。

ワタシがそう言おうを振り返った瞬間、じいちゃんも気がついたらしく。

「わるいわるい、お前らじゃないのか。でも気をつけろよ」と謝った。

起承転結ひとりでしてる。

 

「お前ら、この辺の子じゃないな? じゃよく聞け。

 ここは昔あっこにある電話局の向こうまでおっきな池だったんだよ。

 それが震災の大火事で、沢山の人がここで亡くなったんだ。

 だからお弔いの場所なんだよ」

「ああ、震災って東北地震の?」

「馬鹿かおめえ。この前の地震じゃないよ。関東大震災だよ」

 

じいちゃんと少年たちの会話が可笑しくて可笑しくて。

耳ダンボのようにして聞いていましたワタシ。

 

ひとしきり講義が終わると、じいさんは「気いつけて帰れ」とさっさと引き揚げていきました。

少年たち帰るのかと思ったらまだグズグズしてる。

よっぽどここが気に入ったんだな。

と片方の子が。。。

「ねえ、知ってる? お線香って神様の食べ物なんだよ」

「?? へえ~」 聞いた子生返事。

 

惜しい!!  惜しいぞ少年。

多分おばあちゃんか何かに聞いたんだろうがな。

「お線香が食べ物」じゃなくて「お線香の煙が 仏様の食事」なの。

 

ほれみい。相手の少年、頭に?マークが沢山ついとるぞ。

たぶん少年、お線香=ポッキーを連想してるんじゃないの?

 

。。。。

ゆっくり うろついていると、色んな人たちに出会えて面白い。