ウィーンに住む 斉魚 姐 ( 先輩 ) さんから、こんな話を聞きました。
ウィーンでは、部屋が汚れるという理由で煮たり焼いたりの調理をしないお宅が多いんだって。
だから朝食だけでなく、夜の食卓もハムとかザワークラウトとか、冷たいものが並ぶそうな。
目から鱗のお話でした。
「夏は暑いから火を使いたくない」という理由で、日本人だって冷たいものに食指が動くことはある。
でも「部屋が汚れるから」という理由で、作らないというのは凄いなあ。
海外には食べて冷たい料理はあっても、料理を冷たそうに演出するという考え方はないそうですね。
日本じゃ「氷を浮かせたそうめん」なんかで涼をよぶけれど。。。
冷たい話はそのくらいにして。。。さーて、固めるぞ、ハム作り。
昨年、鶏のムネ肉でハムを作ったら美味しかったので、今度はもも肉に挑戦。
材料は、鶏のモモ肉とレモン。
レモンは皮を使うので、どうしても国産のものを選びたくなる。
もも肉は、皮なしを選んでください。皮つきだったら、丁寧に皮をどかす。
と同時に脂身も取り除くと綺麗に出来ます。
ムネ肉と違い、モモ肉を同じ厚さに開くのは難しい。
だから、穴の空いたところに小さく切ったモモ肉をパズルのように入れる。
レモンの皮をゴリゴリすって、まぶします。
キャンディー包みにして、冷蔵庫で7~8時間寝かします。
包み方は丁寧に。
お湯で煮る時に中にお湯が入り込まないように、二重に巻いて、
きっちり両端をたこ糸で縛ります。
全体がかぶるくらいの水を沸騰させたら、ドボン。
5分ほど弱火で煮ます。
火を止めて、そのまま2時間放置します。
粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やす。
じゃ~ん
つぎはぎパズルの肉片でも、ほら、ちゃんと固まる。
コラーゲンの力でしょうかね。
ところどころ黄色く見えるのは、とりそびれた脂身。
ねっ だから、ちゃんと取らないとねぇ。。。
ムネ肉で作った時、最初はパサつくかと思いましたがしっとり出来ました。
モモ肉の場合は、もっとしっとりするかな。
レモンの風味もして、添加物もないし、絶対に手作りに限る!!!
是非、お試しくださいましまし。