母が住んでいる上田の病院から電話があり、
「昨夜、お母様が救急車で運ばれてこちらに入院されました」という話で。。。
母は、心配かけるから娘には知らせないでと懇願したらしいが、
独居老人の救急搬送は、知らせないといけない決まりが病院にはあるらしい。
幸い検査の結果、大事に至らず、
「来なくていい」と母は言うけれど、「そうはいかない」と言うMOURI と上田に向かいます。
インターでひとやすみ
病院に着くと、母は待ちかねた様子。
「あのねぇ、あの人退院しちゃってウチに帰っているらしい」
末期癌の義理父 ( 母の再婚相手 ) は、市立病院に入院中だったのですが、母が救急車で運ばれたという話を聞いて、見舞に行こうと思ったらしい。
ここ何日か固形物も喉を通らず、ミキサーで全部つぶした物しか食べられないような体調で、重篤なのは義理父の方なのに、母のことが心配だったんでしょうね。
「もう、入院しててくれた方が安心なのにー」と母(笑)
急いで家に帰ると、義理父はベッドで高いびき。
揺り起こしても起きやしない。
( ホントに死んじゃったかと皆、ヒヤリとしたんだから )
無理して病院を出たものの、母の病院の方まで来る体力はなかったんです。
でもまあ2人とも、何とか無事で良かったということで、スーパーで色々買いこんで、義理父には消化の良い食べやすそうなものを選んでの食卓。
ところが義理父は、馬刺しはパクパク、煙草もモクモク、焼酎をぐびぐび。
絶好調であります。
煙草もお酒も一時はやめさせていたようですが、もう思い残す事なく、好きなようにしようと話し合って決めたのだそうで。。。
それにしても、元気だ。
美味しいものを食べて、旨い酒を飲み、アハハと笑って食卓を囲むことが出来て、本当に良かった。
母は「狐につままれたようで、心配かけてごめんね」としきりに謝りますが、
何はともあれ、逢いにこれて良かった。
翌日母に言われて、草津のMOURI の実家のお墓参りをして帰ることにしました。
期せずして、双方の親孝行が出来た週末になりました。